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Yamareco

記録ID: 90677
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無雪期ピークハント/縦走
丹沢

丹沢蛭ヶ岳(寄起点、雨山峠経由ユーシンから登り:臼ヶ岳南尾根、下り:弁当沢ノ頭経由)

2010年12月12日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
10:13
距離
22.3km
登り
2,270m
下り
2,262m

コースタイム

寄大橋ゲート5:26-雨山峠7:15-ユーシンロッジ7:55-臼ヶ岳9:59-蛭ヶ岳11:00(昼食-11:37)-棚沢ノ頭12:06-弁当沢ノ頭12:29-熊木沢出合13:27-雨山峠取付13:57-雨山峠14:30-寄大橋ゲート15:39 (昼食以外の休憩は割愛)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
寄大橋そばの駐車スペースに駐めました。
コース状況/
危険箇所等
水源の森(水源林)の管理棟に登山届のポストあり。
トイレはそこから少し歩いたところにあります。紙あり・水流れます。

○寄大橋〜雨山峠のポイント
1.登山口から最初の沢の渡渉(水量が多いと苦労します。)
2.ピンクテープは測量用テープ(黄色か赤が登山道のマーク)
※23年11月に歩いた際にはピンクテープが登山道のマークの役割を果たしてました。
3.登山道を示す道標やマークを見逃さない(遠く沢の対岸にあることも)

○雨山峠〜雨山橋(玄倉林道合流地点)の間では、沢の高巻き道が数カ所崩壊しています。
今なら難なく突破できますが、これからの季節、凍結している場合は注意が必要。

○ユーシンロッジから臼ヶ岳のポイント
1.南尾根取付はユーシンロッジのトイレの裏側を登り尾根に立つところから。
2.当初、道標はないがとにかく尾根の一番高い箇所を歩く。踏み跡あり。
3.植生の保護柵にハシゴ(脚立)がついているが、中に入ることはない。保護柵の脇を抜ける。
4.臼ヶ岳山頂手前の急登ではトラバース気味に登る箇所もあるが、踏み跡やマークが目印になる。

○臼ヶ岳〜蛭ヶ岳〜棚沢ノ頭 特記事項なし

○棚沢ノ頭〜弁当沢ノ頭〜熊木沢出合のポイント
1.弁当沢ノ頭から登山道はやや西に曲がっている。来た方向から真っ直ぐ下らないように。(ペンキマーク等がないので注意)
2.かなりの急坂が続くので下りでは脚のコンディションに気を遣うべき。
3.熊木沢出合の崩壊橋は丸太を利用して登り降りできるとのことだが、川の狭い箇所を探して飛び越えるか、靴を脱いで渡る(水が冷たいことも)

◇臼ヶ岳南尾根は熊がよく出没するとの話を聞きました。ですので今回は絶えず熊鈴を鳴らしながら歩きました。
水源の森のゲート。登山道はその先の「とどのつまり」にある。日の出前、あたりは真っ暗。ゲートそばの駐車スペースには1台も駐まっていなかった。
2010年12月12日 05:26撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 5:26
水源の森のゲート。登山道はその先の「とどのつまり」にある。日の出前、あたりは真っ暗。ゲートそばの駐車スペースには1台も駐まっていなかった。
ゲートの脇を抜けてしばらく歩くとトイレ。紙あり、水洗。
2010年12月12日 05:33撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 5:33
ゲートの脇を抜けてしばらく歩くとトイレ。紙あり、水洗。
半舗装路が終わる「とどのつまり」。普段は寄のバス停から長々歩いているが、今回はマイカーなので楽ちん!車道・林道歩きは好きじゃない。
2010年12月12日 05:50撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 5:50
半舗装路が終わる「とどのつまり」。普段は寄のバス停から長々歩いているが、今回はマイカーなので楽ちん!車道・林道歩きは好きじゃない。
登山道に入り、(昼間でも)暗い杉林に登っていき沢の高巻き道を行き、降りたところがこの沢。水量が多いと渡渉に苦労する。写真のところが狭くなっていたので飛び越える。
2010年12月12日 05:59撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 5:59
登山道に入り、(昼間でも)暗い杉林に登っていき沢の高巻き道を行き、降りたところがこの沢。水量が多いと渡渉に苦労する。写真のところが狭くなっていたので飛び越える。
寄沢を右に左に渡渉する。この「橋」を渡る勇気はなく狭い箇所を選んで渡渉した。
2010年12月12日 06:09撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 6:09
寄沢を右に左に渡渉する。この「橋」を渡る勇気はなく狭い箇所を選んで渡渉した。
何度か渡渉を繰り返し再び高巻き道に入る。振り返ると、少し空が明るくなってきていた。
2010年12月12日 06:18撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 6:18
何度か渡渉を繰り返し再び高巻き道に入る。振り返ると、少し空が明るくなってきていた。
雨山峠のベンチを少し檜岳方面に登るとすぐにある富士山展望台。komadoriさんに教えていただきました(^^)アリガトウ
2010年12月12日 07:15撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 7:15
雨山峠のベンチを少し檜岳方面に登るとすぐにある富士山展望台。komadoriさんに教えていただきました(^^)アリガトウ
この雨山峠からユーシンへの下り、前回よりも崩壊が進んでいて、3箇所ぐらい沢をトラバースする高巻き道が下に落ちていた。
2010年12月12日 07:23撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 7:23
この雨山峠からユーシンへの下り、前回よりも崩壊が進んでいて、3箇所ぐらい沢をトラバースする高巻き道が下に落ちていた。
写真だと分かりにくいけど、道がきれてます。1箇所幅が広い箇所は、誰かが強引につけた巻き道がありました。そこもいずれは崩れるだろうし、補修しないとどんどん崩壊が進む・・・
2010年12月12日 07:28撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 7:28
写真だと分かりにくいけど、道がきれてます。1箇所幅が広い箇所は、誰かが強引につけた巻き道がありました。そこもいずれは崩れるだろうし、補修しないとどんどん崩壊が進む・・・
ユーシンロッジ。休憩もせずに臼ヶ岳南尾根の取り付き地点に向かう・・・と言ってもロッジの右にあるトイレの裏が取り付き地点なんだけど。
2010年12月12日 07:55撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 7:55
ユーシンロッジ。休憩もせずに臼ヶ岳南尾根の取り付き地点に向かう・・・と言ってもロッジの右にあるトイレの裏が取り付き地点なんだけど。
そのトイレの左(建物側)にあるこの看板の先の林道は違います。
2010年12月12日 07:56撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 7:56
そのトイレの左(建物側)にあるこの看板の先の林道は違います。
写真の通り、トイレの裏側の杉林を登っていくのが臼ヶ岳南尾根への取り付き。道標もなく踏み跡らしきものは不明瞭。初めての挑戦!ドキドキする。
2010年12月12日 08:01撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/12 8:01
写真の通り、トイレの裏側の杉林を登っていくのが臼ヶ岳南尾根への取り付き。道標もなく踏み跡らしきものは不明瞭。初めての挑戦!ドキドキする。
尾根に出た。尾根に出たら、この先ずーーーーーーーーーーーーっと尾根歩き。殆ど巻かないでとにかく尾根の一番高い所をひたすら登る。
2010年12月12日 08:03撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 8:03
尾根に出た。尾根に出たら、この先ずーーーーーーーーーーーーっと尾根歩き。殆ど巻かないでとにかく尾根の一番高い所をひたすら登る。
最初は緩斜面の杉の植林、こんな尾根の「背骨」部分を歩くのみ。この南尾根、昭文社の地図だと破線扱い。確かに道標もリボンもない。
2010年12月12日 08:16撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 8:16
最初は緩斜面の杉の植林、こんな尾根の「背骨」部分を歩くのみ。この南尾根、昭文社の地図だと破線扱い。確かに道標もリボンもない。
やがて雑木が混じるようになると、急斜面に変わる。しかし下手な(荒れた)登山道よりずっと歩きやすい。
2010年12月12日 08:20撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 8:20
やがて雑木が混じるようになると、急斜面に変わる。しかし下手な(荒れた)登山道よりずっと歩きやすい。
よく分からないです。こんな杭がいくつか刺さってました。
2010年12月12日 08:40撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 8:40
よく分からないです。こんな杭がいくつか刺さってました。
急斜面が一段落、枯葉が落ちて明るい雑木林・広葉樹林に変わる。
2010年12月12日 08:41撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 8:41
急斜面が一段落、枯葉が落ちて明るい雑木林・広葉樹林に変わる。
このあたりからポツポツとペンキマークやリボンが見られる。無くても尾根の一番高い所を選んで歩くだけだし。
2010年12月12日 08:43撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 8:43
このあたりからポツポツとペンキマークやリボンが見られる。無くても尾根の一番高い所を選んで歩くだけだし。
昭文社の山地図で「柵がどうのこうの」と書いてあったのを思い出し、確認もせずに乗り越える。山頂直下にあるもんだと思っていたのに、おかしいな、と疑いながら(笑)
2010年12月12日 08:56撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 8:56
昭文社の山地図で「柵がどうのこうの」と書いてあったのを思い出し、確認もせずに乗り越える。山頂直下にあるもんだと思っていたのに、おかしいな、と疑いながら(笑)
少し歩くとまたハシゴ、柵から出る。本来は柵の脇を歩けばいい。荒らしてスイマセン。
2010年12月12日 08:59撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 8:59
少し歩くとまたハシゴ、柵から出る。本来は柵の脇を歩けばいい。荒らしてスイマセン。
再び柵があり、ハシゴがかかっている。その横に解説板が。下の柵に付けてよ・・・
と言うことでハシゴは越えずに柵の右側を歩く。
2010年12月12日 09:01撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 9:01
再び柵があり、ハシゴがかかっている。その横に解説板が。下の柵に付けてよ・・・
と言うことでハシゴは越えずに柵の右側を歩く。
目の前に臼ヶ岳の姿が。こりゃまた結構な急登になりそうだ。
2010年12月12日 09:04撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 9:04
目の前に臼ヶ岳の姿が。こりゃまた結構な急登になりそうだ。
「嵐の前の静けさ」ならぬ、急登の前のなだらかさ。一度下って登り始める。
2010年12月12日 09:08撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 9:08
「嵐の前の静けさ」ならぬ、急登の前のなだらかさ。一度下って登り始める。
このあたりはブナの大木がいくつも見られる。写真に写る自分の影と比べてもらえば太さが分かる。臼(ブナ)ヶ岳の名は伊達じゃない。
2010年12月12日 09:10撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/12 9:10
このあたりはブナの大木がいくつも見られる。写真に写る自分の影と比べてもらえば太さが分かる。臼(ブナ)ヶ岳の名は伊達じゃない。
急登が始まる前に開けた箇所からのぞく蛭ヶ岳の勇姿!この角度からの姿、本当に見事だった。
2010年12月12日 09:30撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 9:30
急登が始まる前に開けた箇所からのぞく蛭ヶ岳の勇姿!この角度からの姿、本当に見事だった。
臼ヶ岳の急登。何度か尾根を外れてトラバース気味に登る箇所がある。踏み跡をロストしないように。
2010年12月12日 09:40撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 9:40
臼ヶ岳の急登。何度か尾根を外れてトラバース気味に登る箇所がある。踏み跡をロストしないように。
どうしても写真を撮ってしまう(笑)お見事さんであらっしゃいますな(^^)
2010年12月12日 09:47撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/12 9:47
どうしても写真を撮ってしまう(笑)お見事さんであらっしゃいますな(^^)
再び柵が。今度も柵には入らないで右側を歩く。
2010年12月12日 09:57撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 9:57
再び柵が。今度も柵には入らないで右側を歩く。
臼ヶ岳山頂に到着(主稜登山道に合流)。若い男女混成のパーティがベンチで休憩していた。あらぬ方から現れたムッツリ単独男にも爽やかな挨拶してくれました(泣)
2010年12月12日 09:59撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 9:59
臼ヶ岳山頂に到着(主稜登山道に合流)。若い男女混成のパーティがベンチで休憩していた。あらぬ方から現れたムッツリ単独男にも爽やかな挨拶してくれました(泣)
蛭ヶ岳を西から登るのは初めて。いつもは下るばっかの急登・鎖場を登る。新鮮な感じ。特に難しくも怖くもないです。
2010年12月12日 10:31撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 10:31
蛭ヶ岳を西から登るのは初めて。いつもは下るばっかの急登・鎖場を登る。新鮮な感じ。特に難しくも怖くもないです。
写真左のピークが臼ヶ岳。そこから写真右側に蛭ヶ岳の急登までなだらかな尾根が続いている。一番右のピークは檜洞丸かな。
2010年12月12日 10:36撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 10:36
写真左のピークが臼ヶ岳。そこから写真右側に蛭ヶ岳の急登までなだらかな尾根が続いている。一番右のピークは檜洞丸かな。
登ってきた臼ヶ岳南尾根が写真右に。真ん中には熊木沢。
2010年12月12日 10:49撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/12 10:49
登ってきた臼ヶ岳南尾根が写真右に。真ん中には熊木沢。
熊木沢を挟んで左が、弁当沢ノ頭を通る尾根。つーか名前ないんだろうか?勝手に「弁当沢ノ頭尾根」と名付けるよ〜
2010年12月12日 10:49撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/12 10:49
熊木沢を挟んで左が、弁当沢ノ頭を通る尾根。つーか名前ないんだろうか?勝手に「弁当沢ノ頭尾根」と名付けるよ〜
蛭ヶ岳の登り、西側斜面には雪が僅かに残っていた。所々凍結していたがアイゼン付けずとも大丈夫だった。(かるくコケたけど)
2010年12月12日 10:57撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 10:57
蛭ヶ岳の登り、西側斜面には雪が僅かに残っていた。所々凍結していたがアイゼン付けずとも大丈夫だった。(かるくコケたけど)
思った程キツイ思いもせず蛭ヶ岳頂上に。富士山が浮いているように見える。あちこちの登山口から到着するパーティーで賑やかになる。
2010年12月12日 11:00撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 11:00
思った程キツイ思いもせず蛭ヶ岳頂上に。富士山が浮いているように見える。あちこちの登山口から到着するパーティーで賑やかになる。
東京方面。ガスっていて今回はスカイツリーは見えなかった。賑やかな山頂を避ける様に下山。食事はいつものカップ麺+コンビニおぬぐる。
2010年12月12日 11:37撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 11:37
東京方面。ガスっていて今回はスカイツリーは見えなかった。賑やかな山頂を避ける様に下山。食事はいつものカップ麺+コンビニおぬぐる。
これもどうしても撮ってしまう、鬼ヶ岩からの光景。
2010年12月12日 11:54撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 11:54
これもどうしても撮ってしまう、鬼ヶ岩からの光景。
棚沢ノ頭からユーシン方面への下りとの分岐。
2010年12月12日 12:06撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:06
棚沢ノ頭からユーシン方面への下りとの分岐。
何度もここを通ったけど、ユーシン方面に降りるのは初めて。
2010年12月12日 12:06撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:06
何度もここを通ったけど、ユーシン方面に降りるのは初めて。
弁当沢ノ頭尾根(勝手に命名)は、最初から下りがキツイ。その下りが平らになる箇所、そこが弁当沢ノ頭。
2010年12月12日 12:29撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:29
弁当沢ノ頭尾根(勝手に命名)は、最初から下りがキツイ。その下りが平らになる箇所、そこが弁当沢ノ頭。
名前の通り、みんなで弁当でもひろげて食べたら気持ちよさそうな広場になっていた。
2010年12月12日 12:44撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:44
名前の通り、みんなで弁当でもひろげて食べたら気持ちよさそうな広場になっていた。
弁当広場(勝手に命名)から下りの場面。ここは方向に注意。西に少し曲がっている。葉が繁っていると進むべき尾根が見えない可能性あり。しかもこのあたりだけリボン・テープがない・・・南方面にズンズン降りないように!
2010年12月12日 12:48撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:48
弁当広場(勝手に命名)から下りの場面。ここは方向に注意。西に少し曲がっている。葉が繁っていると進むべき尾根が見えない可能性あり。しかもこのあたりだけリボン・テープがない・・・南方面にズンズン降りないように!
熊木ダムが見えた。下るべき尾根が手前に写っています。かなりの急坂であることが分かる。
2010年12月12日 12:51撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:51
熊木ダムが見えた。下るべき尾根が手前に写っています。かなりの急坂であることが分かる。
弁当広場からの下りはかなり急。道は荒れていないので良いが、結構忍耐の下り。大倉尾根で鍛えた下りを華麗に披露(誰に)
2010年12月12日 12:57撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:57
弁当広場からの下りはかなり急。道は荒れていないので良いが、結構忍耐の下り。大倉尾根で鍛えた下りを華麗に披露(誰に)
熊木沢に降りる。ささやかな道標(判別不能)と↑マーク。登りに弁当沢ノ頭尾根を利用する場合は分かりやすいのでいいです。一応一般登山道だもんね。
2010年12月12日 13:21撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 13:21
熊木沢に降りる。ささやかな道標(判別不能)と↑マーク。登りに弁当沢ノ頭尾根を利用する場合は分かりやすいのでいいです。一応一般登山道だもんね。
熊木沢名物、崩壊橋。次の写真の様に道路が切れていて、一応丸太が立てかけてある。これを利用する勇気はない。
2010年12月12日 13:22撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 13:22
熊木沢名物、崩壊橋。次の写真の様に道路が切れていて、一応丸太が立てかけてある。これを利用する勇気はない。
公共工事ってメンテしなきゃ、元も子もなくなる。と言うか大自然に対峙しては中途半端な覚悟では維持できないんだなって思う。
2010年12月12日 13:23撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 13:23
公共工事ってメンテしなきゃ、元も子もなくなる。と言うか大自然に対峙しては中途半端な覚悟では維持できないんだなって思う。
と言うことで、渡渉。去年蛭ヶ岳南尾根に行った際には水量が多く、靴を脱いでの渡渉だったが、今回は狭い箇所を見つけて楽々クリア。
2010年12月12日 13:25撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 13:25
と言うことで、渡渉。去年蛭ヶ岳南尾根に行った際には水量が多く、靴を脱いでの渡渉だったが、今回は狭い箇所を見つけて楽々クリア。
左に蛭ヶ岳、右のピークが弁当沢ノ頭。こうして見るとそれなりに立派な「山」であり、急登であることが分かる。
2010年12月12日 13:29撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 13:29
左に蛭ヶ岳、右のピークが弁当沢ノ頭。こうして見るとそれなりに立派な「山」であり、急登であることが分かる。
退屈な林道歩き、せめてもの楽しみである「青のダム」熊木ダムを見学。
2010年12月12日 13:30撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 13:30
退屈な林道歩き、せめてもの楽しみである「青のダム」熊木ダムを見学。
素彫りの巨大なトンネル。小さな我が家が収まりそうな・・・
2010年12月12日 13:31撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 13:31
素彫りの巨大なトンネル。小さな我が家が収まりそうな・・・
玄倉の建設会社の重機が道端に。来年には2号隧道(青崩隧道)が通行可能になるとのこと。静かなユーシンしか知らない自分にはなんか嫌な気持ち。
2010年12月12日 13:36撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 13:36
玄倉の建設会社の重機が道端に。来年には2号隧道(青崩隧道)が通行可能になるとのこと。静かなユーシンしか知らない自分にはなんか嫌な気持ち。
時間と残存体力があれば鍋割峠経由で寄に戻ろうかと思ったが、無難に雨山峠のルートにした。ここを登るのも初めて。
2010年12月12日 13:57撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 13:57
時間と残存体力があれば鍋割峠経由で寄に戻ろうかと思ったが、無難に雨山峠のルートにした。ここを登るのも初めて。
沢を横切る巻き道やこの桟道も他の道も自然の力で壊されてしまうのだろうか。登山道もまた整備し続けるものなのかな・・・
2010年12月12日 14:16撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 14:16
沢を横切る巻き道やこの桟道も他の道も自然の力で壊されてしまうのだろうか。登山道もまた整備し続けるものなのかな・・・
雨山峠に到着。単独男性が一人。挨拶を交わして寄に向かう。
2010年12月12日 14:30撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 14:30
雨山峠に到着。単独男性が一人。挨拶を交わして寄に向かう。
寄方面へ道を下るのも初めて。登山口「とどの詰まり」に到着。今回はこんな怖そうな熊さんが来ないようにずっと熊鈴を付けて歩いた。
2010年12月12日 15:27撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 15:27
寄方面へ道を下るのも初めて。登山口「とどの詰まり」に到着。今回はこんな怖そうな熊さんが来ないようにずっと熊鈴を付けて歩いた。
水源の森に残っていた紅葉。枯れた風景の中でひときわ目立っていた。
2010年12月12日 15:32撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 15:32
水源の森に残っていた紅葉。枯れた風景の中でひときわ目立っていた。
ゲートに到着。駐車スペースはすぐそば。今日は打ち上げビールがないのが寂しい。たいした渋滞もなく帰宅。お疲れ様でした。
2010年12月12日 15:39撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 15:39
ゲートに到着。駐車スペースはすぐそば。今日は打ち上げビールがないのが寂しい。たいした渋滞もなく帰宅。お疲れ様でした。

感想

2週続けて大倉尾根を歩き10月11月の山無精を解消、筋力も戻ってきた。
そこで今回は少し長いルートを歩きたいと思っていた。コースとしては初めて歩くところがいい。
昭文社の山地図「丹沢」、この4年で一般登山道に関してはかなり歩いているが、まだまだ未踏なのが蛭ヶ岳の南面。

今回の「臼ヶ岳南尾根」と「弁当沢ノ頭尾根(勝手に命名)」はユーシンからしか行けない分、時間と体力を使う箇所。
一年でもっとも日が短い時期に行くのは難しいと思っていたが、下山後の打ち上げを我慢すれば(マイカーを利用すれば)十分可能であると判断。

丹沢にマイカーで行くのは実は3回目(笑)どうしてもバスで行けない所に行く際に利用したが、今回は時間の問題。
遅くとも16時には下山していたいこの時期、新松田駅から寄への始発バスを利用しては危うい山行になる。

自宅を午前4時に発ち、一路寄に向かう。途中少し迷ったりしたが順調に到着、寄大橋そばの駐車スペースに駐める。
バス利用だとバス停からここまでたっぷり歩かないとならないところ。これだけでもかなり時間の節約になる。
登山靴に履き替え、スパッツを着用。雪解けの登山道の泥泥を警戒してのこと。
5時半前、まだまだあたりは真っ暗で星がまたたいているのがハッキリ見える。
ツイッターにツイート、ヘッデンを点灯して出発。

水源の森に入って少し歩いたところにあるトイレに立ち寄り、登山口のある半舗装路の終点を目指す。
登山口から少し歩くと高巻き道になるのだが、ここは道が痩せているのでヘッデンだけで歩くのはどうかと思ったが、いつも以上に慎重に歩いて無事突破。
高巻き道から沢に降りると待っているのが渡渉。1ヶ月前は少し苦労して思いっきり跳んで渡ったけど、今回は水量が少ないのか楽に越えられた。
その後の渡渉は橋があったり、川幅が狭かったりと苦労はなかった。

鍋割山方面に高巻く地点でだいぶ明るくなった為、ヘッデンを外して歩く。先月歩いたばかりなので安心して歩ける。
雨山峠までは意識的にペースを落として歩いた。本番はユーシンからの登りであってここはまだ朝で体も起きていない+荷物は一番重い。
セーブして歩いたことでその後の急登でバテることなく歩けた。

初めて登る臼ヶ岳南尾根の取付地点はユーシンロッジのトイレの裏側と聞いていた。実際行くと全く道標はない。
その情報と地図を信じてトイレの裏側の杉が植えられた斜面を登る。そこが南尾根の起点。
緩やかなのは最初だけ、すぐに急登が始まる。階段が整備されている訳ではないので斜面にもろに着地するとふくらはぎの下の筋肉を使う。
この部分は大倉尾根では鍛えられない箇所だけに、負荷がかからないように工夫して登った。
全く道標もリボン・テープはないけど踏み跡がある。地図で示された通りひたすら尾根の最高地点を歩けばいい。巻くことは殆どない。

独りで誰もいない落ち葉がフカフカな尾根を黙々と歩いた。色んなことを考えているようでただ歩くことを考えている、不思議な心持ち。
この気持ちになれるのが山歩きの好きなところ。だから単独登山が多くなるんだろうな・・・

臼ヶ岳への最後の急登は蛭ヶ岳南尾根を思わせる急登。珍しく巻く箇所もあったり。
しかしながら途中から目立つようになるテープがあるので迷うこともない。踏み跡も薄いけど残ってる。
急登が一段落して植生保護の柵を横目に歩くと臼ヶ岳頂上。そこは蛭〜檜間の登山道との合流地点。
ベンチがあって若い男女のグループが休憩中。熊鈴を鳴らしながらムッツリした顔の単独男がヌッと現れて、明らかに驚いていた(笑)
でもすかさず向こうから爽やかに挨拶してくれた(泣)
別にムッツリしていた訳ではないが、朝からずっと独りで歩いていたので人とのふれあいを忘れていただけ。

どうしても長い時間独りで歩いていると人との会話がぎこちなくなってしまう。
しかも蛭ヶ岳山頂でも到着する人が増えて賑やかになると居心地が悪くなる始末。
黙々といつものジェットボイルでお湯を沸かしてカップ麺をつくり、オニギリを飲み込む様に昼食を摂る。
今回失敗したことはコーヒーを買い忘れたこと。食後の一杯が楽しみだったのに・・・でも今回は賑やかな山頂に長くいたくなかったので良かったかも。

当初、時間と体力が許せば、帰りは熊木沢から鍋割峠への尾根道を歩いて寄に降りようかと考えていたこともあり、蛭ヶ岳を早くに出発した。
頭の中の計算では、ちょっと厳しいなと感じていたが・・・
これまた未知の領域である弁当沢ノ頭尾根(勝手に命名)の様子は知らないが、そんなに簡単に降りられそうな気はしなかった。

広葉樹の気持ちのいい林を降りるまでは良かったが、杉植林が続く尾根道は急斜面で息つく暇もなく続いている。
なかなか落ちない高度、疲労も感じるようになり、帰りは行きと同じ雨山峠経由にしようと心に決めた。
すると何となくプレッシャーになっていたことが取り払われたためか、身も心も楽になった気がした。
急斜面ではあるが道は臼ヶ岳南尾根と違ってテープが付いているので安心して歩ける。
ただ一番肝心と思われる弁当沢ノ頭から登山道が西に曲がる辺りでは何のサインも無いため、誤ってそのまま南に降りてしまいそうになった。

熊木沢に降り立つと例の寸断された橋とちょっと格闘する。結局立てかけてある丸太を頼りに降りることができずに渡渉を決意。
1年前と違って水量が少ないせいかすぐに渡りやすい箇所を発見できた。靴を脱いでの1年前の渡渉、水の冷たさが蘇る・・・

ユーシン渓谷を歩いていると重機が道の脇に駐めてある。玄倉にある建設会社のものらしい。ずっと通行止めになっている2号隧道を通ってきたことになる。
来年には全面開通するとのこと。静かなユーシンを楽しみたい人は早めにどうぞ。
かく言う自分は通行止めになった年(2006年)に山歩きを始めたので賑やかなユーシンを知らない。
正直言って、このまま通行止めでいて欲しい。少なくともロッジ宿泊者だろうが車は乗り入れて欲しくない。
静かで俗っぽくないユーシンを留めて欲しいと考えるのはエゴだろうけど・・・

雨山峠への登り時には脚の筋肉は絶好調。寄への下山、この道を下りで歩くのは初めてだったけど、登りの際の記憶が役に立ち順調に降りることができた。
ゲートに着いた15時半頃はまだ暗くなっていなかったが、ここからの1時間で山はどっぷり暗くなる訳で、下山時間としてはリミットに近かった。
無茶しないで良かったと思う一方、少し歩き足りないような感覚にもなった。脚が「もっと歩けるぜ」と主張しているかのようだった。

マイカー登山の最大の欠点は、下山直後の最高に美味いビールを我慢しなくてはならないこと。
渋滞に巻き込まれず順調に帰宅し風呂に入って一杯、となったのだが、意外にもあまり美味しく感じない。
やはり下山後の一杯は格別なんだな(笑)
しかしながら今回はマイカー登山でなければ絶対無理なコースだっただけに、充分満足できる山行となった。お疲れ様でした。

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コメント

ゲスト
南尾根
yarijapanさん
お疲れさまでした

臼ヶ岳南尾根「熊さん」
会ったことありませんよ
新緑・ツツジの季節に再訪して下さい。
とても素敵です
2010/12/14 18:13
熊さん・・・
koshibaさん初めまして。
他の方の山行記録によくお名前を拝見してます。
これからも丹沢のこと、色々教えて下さい。

実は熊さんの話はツイッター上で警告されたのですが
近くに熊木沢なんてのもあるし信憑性高かったりしまして
どちらにしても遭わず済んで良かったです。

>新緑・ツツジの季節に再訪して下さい。
確かに新緑が美しいだろうなあって思います。
来年も静かな山歩きができることを祈ってます
2010/12/14 19:44
yarijapanさん、こんにちは!
ricalojpです。

とても詳しい山行記録でしたので、お気に入りに登録しておいて、
先ほど熟読させていただきました。
ちょっと出遅れましたね。

臼ヶ岳南尾根(朝日向尾根)は登りに取って、弁当沢尾根(盆沢相尾根っていうらしいです)
を下りに取るのが正解ですね。
反省しながら、熟読しました。

今後ともyarijapanさん流の山行記録を楽しみにしています。
2011/12/20 12:16
お怪我されたのですね・・・
先ほどレコを拝見しました。

自分ではあまり意識しませんでしたが、確かに臼ヶ岳直下の登りは少し分かりにくかった気がします。
下りで迷う可能性があるってことですね。

実は自分は先月に道迷いで沢を強引に詰めてしまいました。

幸いケガもなく無事に尾根に出ることができました。


さて、山行中の時計ですが、手首の内側に時計のフェイスを向けると良いと聞き実行してます。
手首の外側に時計を巻くと、地面に突いた際にテコの原理で折れやすくなるとのことです。

今回はストックが原因だったようですね。
私は時折ダブルストックを使うので気をつけたいと思います。

尾根の名前、ありがとうございます!
イマイチ耳慣れないですね。
あと地図に表示されている「コイタゾーリの頭」も初耳です。
2011/12/20 18:04
確かに。
時計の件、確かにです。
アドバイスありがとうございます。

べんとうさわおね

ぼんさわそうおね

なんか良く似た感じです。弁当沢も良く分からないですが、盆沢はもっと。

弁当沢の頭尾根がしっくりきますね。
皆分かりますし。
2011/12/20 19:04
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