穂高岳 大正池〜河童橋〜岳沢(テン泊)〜重太郎新道〜前穂高〜奥穂高〜涸沢(テン泊)〜横尾〜上高地
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 1,982m
- 下り
- 1,964m
コースタイム
- 山行
- 3:14
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 3:45
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 9:14
- 山行
- 4:34
- 休憩
- 2:16
- 合計
- 6:50
天候 | 13日土曜日:曇り時々晴れ 14日日曜日:晴れ後曇り 15日月曜日:曇り後雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
常磐線:19:53水戸−21:23上野 17分遅れ 特急ときわ90号上野行き 北陸新幹線:21:38上野−23:19長野 あさま629号長野行き 長野宿泊 篠ノ井線:7:51長野−9:04松本 快速松本行き 松本電鉄上高地線:9:21松本−9:51新島々 ワンマン新島々行き アルピコ交通:10:10新島々駅−11:18大正池 11分遅れ 上高地行き 帰り アルピコ交通:14:30上高地バスターミナル−15:30新島々 新島々行き 松本電鉄上高地線:16:04新島々−16:34松本 ワンマン松本行き 篠ノ井線・中央本線:16:58松本−19:40新宿 諏訪湖花火の影響4分遅れ 特急スーパーあずさ28号新宿行き 中央線:19:45新宿−19:56神田 快速東京行き 山手線:19:59神田−20:03上野 内回り 常磐線:20:28上野−21:48水戸 7分遅れ 特急ときわ81号勝田行き |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地〜岳沢:樹林帯の岩の多い道 岳沢小屋テント場:一人1000円 水場あり トイレ(小屋のトイレ使用) 岳沢〜紀美子平:始めから最後まで急登続き 岩やクサリやハシゴが多くあり気が抜けるところが無い。 紀美子平〜前穂高:岩の急斜面 手足で三点支持しながら登る 吊尾根〜奥穂高岳:岳沢側を巻くように歩く 岳沢側が深く落ちているため慎重に行く 南陵ノ頭付近にクサリ場あり 奥穂高〜穂高岳山荘:岩や砂利の道 山荘の前にハシゴ、クサリあり 穂高岳山荘〜涸沢:山荘〜草付きまでのザイテングラードは急斜面で一部にクサリ、ハシゴあり。落石に注意 涸沢野営場:一人1000円 水場&トイレ(涸沢ヒュッテor涸沢小屋のを使用) 涸沢〜横尾:岩や砂利の道 ガレ場のトラバースあり 落石に注意 本谷橋から横尾は緩やかな道 横尾〜上高地:道幅の広い道 |
その他周辺情報 | 上高地公式サイト:http://www.kamikochi.or.jp/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
食器
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
タオル
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
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備考 | 急斜面が多く手をよく使う為、グローブは持って行くこと! |
感想
待ちに待ったお盆休み!天気は晴れの予報!約2年ぶりに北アルプスに行くことにした!
出発前日まで穂高か雲ノ平で迷ったが久々のテン泊の為、日程の少ない穂高岳に決定!日程が少ないとはいえ日本第三の高峰なだけに楽な登山にはならない。何しろ自身が二度経験した3000m峰は高山病で散々な思い出だった!!
山行日程は2泊3日+前日泊で3泊4日。高山慣れしていない体の為、スタンダードな日程で行く。
8月12日金曜日 前日移動
自宅より水戸駅まで父の送迎
常磐線:19:53水戸−21:23上野(17分遅れ)特急ときわ90号
北陸新幹線:21:38上野−23:19長野 あさま629号
宿はホテルが取れず兄弟が近くに住んでいてアポを取りタクシーにて移動しアパートに泊めてもらう。
8月13日土曜日
就寝0:24
起床6:25
予定では長野駅から上高地直通せせらぎ号に乗る予定が満席の為、電車移動に変更。
姉が駅まで車で送ると言ってくれ安茂里駅まで送ってもらう。
しなの鉄道:7:38安茂里−7:43長野 普通長野行き
篠ノ井線:7:51長野−9:04松本 快速松本行き
松本〜上高地間往復切符を買い駅のコンビニで行動食と水を購入
松本電鉄上高地線:9:21松本−9:51新島々 ワンマン新島々行き
アルピコ交通バス:10:10新島々−11:18(11分遅れ)大正池 上高地行き
登山開始
トイレを済ませ11時25分穂高岳登山出発!ホテル脇より大正池に抜けると目の前に焼岳と北には穂高連峰が聳えていていきなりの絶景だ。
大正池を離れ良く整備された遊歩道を歩いていく。しばらく歩くと田代湿原が現れ近くにある田代池に立ち寄る。清列な水流に癒される!
遊歩道は河川コースと林間コースに別れ河川コースを行く。歩いていくと梓川が現れこっちも清列な流れに癒される!
田代橋を過ぎバスターミナルを目指す。
梓川に沿った道を行き12時19分バスターミナル到着。
登山届を提出し水場で水分補給し売店にてピリ辛野菜おやきを買いいつも通りの軽い昼食。
12時40分出発
東京並に混雑している河童橋を渡り明神池方面に行く。これまた絶景の岳沢湿原に着くと岳沢分岐があり岳沢方面へ行く。
しばらく針葉樹林の森の中を登って行く。良く手入れされている道で岩をうまく置いた階段になっていて段差も丁度良く登りやすい!
13時35分天然クーラー到着。
着いたと同時に冷気を感じ登りで暖まった体を冷やしてくれる。この場所以外にも物凄く冷気を感じる所があり地下水が豊富なのが解る。
13時45分出発
天然クーラーを過ぎると徐々にダケカンバ林に変わり展望も良くなってくがいくらか勾配がきつくなり約10ヵ月振りのテント泊の重量がのし掛かりかなりキツイ!登ったり止まったりを繰返し15時10分岳沢小屋到着!
テント泊の受付を済ませ沢の対岸にあるテント場に行く。ほとんど良い場所は埋まっていたが唯一一ヶ所だけフラットな場所を見つけ早速テントを張った!テントを張ったら散策!近くの天狗沢にお花畑が見頃らしく行ってみるとトリカブトを初めてヤマハハコ、ハクサンフウロ、アザミなどが沢山咲いていて良い穴場だった!
テント場は水場もある。テントに戻り夕食。しそわかめご飯・豆腐チゲスープ・メープルクッキー・クリフバーで夕食を済ませる。
いつもだが登山をすると食欲不振になる!?ただでさえカロリー消費が激しいだけに勘弁してほしい。その為、最近は喉を通りやすいゼリー飲料を多めに持って行く。
重量が増えるのがデメリットだけどハンガーノックになるぐらいならましだ!
20時22分就寝
8月14日日曜日
3時54分起床
中々寝付けず寝た気がしない!朝食にクリフバーとウイダーインゼリー2本を補給。テントを撤収し6時11分岳沢小屋テント場を出発。
始めから急登続きで序盤はお花畑の中を登りその後はダケカンバ林の急登を登って行く。道は岩が多く段差もありよく手を使う。更にはハシゴ・クサリも現れ集中力が切らせない。
ハイマツ帯になるも相変わらず急登が続く。道沿いにはイワツメグサがやイワギキョウが沢山咲いていた。
小休憩をしながら登り8時43分紀美子平に到着。
紀美子平から前穂高への道がありザックをデポし前穂高を目指す。
登りは全体的に岩の急登で危ない。重太郎新道と同様、集中しながら登って行く。
9時18分前穂高岳到着。
空身にもかかわらず中々キツかった!展望は最高で北アルプスをはじめ御嶽山、富士山、南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳など沢山の名峰が見られた!
写真をお願いしたりお願いされたりして9時28分出発し10時03分紀美子平到着。水分とショッツを補給し10時27分出発。
ここから吊尾根が始まりしばらくは尾根の岳沢側を巻くように進む。細めのトラバース道が続き岳沢に向かって斜面が落ちているため怖いし小さなアップダウンもあり何かと疲れる。最低コル辺りからは涸沢側も見えるようになり目を楽しませてくれる。振り向けば前穂高、前を向けば奥穂高と西穂高と鋭い峰々がカッコいい!
南陵ノ頭付近を進んでいるとすれ違った登山者が「近くに雷鳥がいますよ」と声を掛けてくれてそれから間もなく雷鳥親子の4羽を見ることが出来た!国立公園の監視員らしき人もいて棲息調査をしているみたいだった。自身初めての雷鳥に感動した!しかしながらこの厳しい環境によく棲息しているなと感心するばかりだ。
尾根道も終盤、クサリ場も現れ傾斜が増す。傾斜が緩くなると奥穂高の山頂が近くに見え12時18分奥穂高岳到着!
岳沢から約6時間で登りコースタイムよりも時間が掛かってしまった。久々のテン泊だから仕方無い!
展望は30分ほど前から曇ってしまいジャンダルムぐらいしか見られなかった。だけど、曇ったお陰で雷鳥が見られたし涼しいから良しとしよう!
写真を撮ってもらい12時32分山頂出発。
霧で真っ白な中を下って行く。それなりに急な岩混じりの道を下り山荘直前でハシゴやクサリの急な道を下り13時05分穂高岳山荘到着。
山荘売店でチップスターを買い山荘前広場で食べてウイダーインゼリーも補給し水も少量しかなく100円で500丱好肇奪して13時48分出発。
あとは野営地の涸沢に下るだけ。ザイテングラートの下りは急で少しだけハシゴとクサリがあり所々小石の斜面があったりして地味に危ない!ただ景色は穂高連峰に囲まれたカールがなんとも素晴らしい!
14時20分草付き通過。
取付点を過ぎれば危険な場所は無い。ガレた道をひたすら下って行く。途中、パノラマコースと涸沢小屋に至る道と別れ涸沢小屋方面から向かう。
道はダケカンバ林に入り声が賑やかになると涸沢小屋で小屋の前を通過し分岐を下ると15時25分涸沢野営場に到着した!
テント受付し早速テント設営。岩がゴロゴロしていて正直、寝心地は悪いが景色は最高!まるで海外みたいだ!
夕食はテントから離れ涸沢カールを眺めながらカレーピラフと賞味期限の切れた長ネギの味噌汁と涸沢ヒュッテで買ったたけのこの里で終了。
高山病なのか疲れから来ているのか夕食前後は頭痛が痛かった。頭痛薬を飲んだら落ち着いた。昨日はあまり眠れなかったかもしれないし高山病に掛かりやすいし正直、分からない!ただ2600m以上で吐き気がないのは今までで初めての事で正直嬉しかった!
19時30分を過ぎた辺りから小雨が降りだし約1時間程降っていて明日の天気も午後から雨の予報で気になる。登頂が済んでいるのが救いだが濡れるのは正直やだ!!
就寝21時17分
8月15日月曜日
起床4時34分 朝食は山菜おこわと野菜生活ジュレ。朝食中、小雨が舞い涸沢上空は薄い雲が通り過ぎる程度で晴れ間も見えているが飛騨側は厚めの雲が掛かって風と一緒に流されている感じだ。朝食を終えた辺りから雲が掃けはじめ穂高連峰が一望でき朝日に輝き美しい!
7時28分テント撤収しヒュッテ前の水場で水を組み出発。
岩を重ねた階段状の道や岩や砂混じりの道が続き途中、ガレ場のトラバースがあり落石に注意しながら進む。沢の音が聞こえてくると次第に傾斜わを増した下りになる。ジグザグに下ると本谷橋に付く。8時37分本谷橋到着
岳沢湿原以来の水の流れにやはり癒される!8時42分出発
本谷橋から先は横尾まで緩やかに下って行く。針葉樹林の道で時折、姿を見せる屏風岩が雲に掛かりより険しさを感じさせる。
横尾大橋を渡り9時35分横尾到着。
9時頃から小雨が降りだしていてザックカバーを掛け、折り畳み傘を差しながら進む。9時46分出発 横尾からは梓川沿いにひたすら歩くのみ。
槍ヶ岳の時を思い出す!あの時は高山病に苦しめられた。あの時より高山慣れしたかな!?
雨は降ったり止んだりしている。
横尾から上高地間は道幅が広く傘をさしても問題ない。
10時33分徳沢到着 肩が痛く定期的に休憩を挟まないと持たない。中々、肩の痛みはきつく歩くのも辛くなるから勘弁してほしい。
10時42分出発 徳沢〜明神の中間辺りから雨は降り続ける。森の中でいくらかマシだ。
11時22分明神到着 ここでも休憩を挟む。
11時32分出発 雨にもかかわらず観光客も沢山混じり通行量が倍になる。観光客で賑わう河童橋を過ぎ乗車整理券を貰いにバスターミナルへ。
12時12分到着 整理券を受け取り汗を流しに上高地アルペンホテルの外来入浴へ。
12時28分上高地アルペンホテル 登山者が沢山ロビーにいてほぼ全員風呂待ちらしく30分程待つと言われ本降りの中、上高地温泉まで行く気力も無く待つことに。結局45分位待ちひとっ風呂浴びるのに約一時間半も費やしてしまい、昼食の時間が無くなってしまう。
14時04分出発
ホテルを出ると雨は霧雨程度まで弱まり河童橋から今日は見えないと思っていた穂高岳が見えた。改めて見るとよく登ったと思う!実際きつかったし!
河童橋のおみやげ屋で軽く食べられるリンゴみるくパンを買い14時18分上高地バスターミナル到着!2泊3日の山旅を無事に終えた!!
アルピコ交通バス:14:30上高地バスターミナル−15:30新島々駅
アルピコ上高地線:16:04新島々−16:34松本
中央本線:16:58松本−19:40新宿 4分遅れ 特急スーパーあずさ28 号新宿行き
中央線:19:45新宿−19:56神田 快速東京行き
山手線:19:59神田−20:04上野 内回り
常磐線:20:28上野−21:46水戸 7分遅れ 特急ときわ81号勝田行き
水戸駅〜自宅は父の送迎にて帰宅。
約2年ぶりの北アルプス!高山病にもかからず、最近気になっていたひざの痛みも無く何かと自信の付く山旅、景色の最高な山旅、本当に最高の山旅だった!
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