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ルートID: r1020 初級 日帰り 奥秩父 2017年5月 日本百名山

両神山 【日本百名山 No.65】
りょうかみさん(しろいざするーと)

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
風薫る新緑が眩しい渓谷から岩峰の頂きへ。
四囲の大展望と咲き誇る花々を楽しむ山岳信仰の山。
※2017年05月01日更新
ルート長5.9km
登り標高差852m
下り標高差852m
行程概要: 昇竜ノ滝(1000m) → 大又 → やまびこ橋 → オオドリ河原 → 水晶坂 → ブナ平 → 両神山(1723.33m) → ブナ平 → 水晶坂 → オオドリ河原 → やまびこ橋 → 大又 → 昇竜ノ滝(1000m)

【西上州南部】両神山(白井差ルート)の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 新緑の美しさと咲き頃のアカヤシオ
  • 県内でも屈指の野鳥の多さ
  • 日本百名山
モデルプラン
1日目
歩行時間:6時間30
白井差登山口〜昇竜ノ滝〜オオドリ河原〜梵天尾根合流点〜両神山〜往路下山〜白井差登山口
山と高原地図 《ヤマプラ》
http://yamare.co/42szmq
コース概要 白井差新道口から登山を開始する。
歩き出しは林道を進むが橋を渡ると左手が登山口となる。
木橋を何度か渡りながら沢沿いの道を進むと二俣となりオオドリ河原に到着する。
ここからはブナの原生林の中を急登していく。
わずかな平坦地となるブナ平は休憩適地だ。
さらに斜面を登っていくと傾斜が落ちて斜面をトラバース気味に進む。
登りきった先が梵天尾根との合流点だ。
さらに先へ進むとわずかな距離で日向大谷との合流点を迎える。
ここからは岩場となるが下山者とのすれ違いに注意しながら登れば両神山の山頂に到着する。
下山は往路を慎重に下ろう。
計画書提出先 埼玉県警警察本部または秩父警察署地域課
※事前に電子申請を済ませておくこと
登山許可 白井差登山口からの入山は許可制となっているので事前に下記へ連絡のこと。
山中豊彦
電話:0494-79-0494
入山に際しては環境整備料として一人1,000円が必要。
※支払いは下山時となる。
※駐車料金・トイレの使用料は無料。
※記念の山バッジがもらえる。
白井差新道 この登山道は私有地を通るため山中氏が登山道を整備し維持している。
この登山道を使用する規約は下記の通り。

1)必ず予約して許可を受ける事。
2)山は危険な場所です。自分で事故やケガの責任を負う事。
3)環境整備料(協力金)一人1,000円。
4)岩登り・沢登りは禁止。
5)落石・倒木・落枝に注意。
6)山や川を汚さない事。
7)動植物・鳥・魚・昆虫などを大切に。
8)犬は連れて行かないで下さい。
9)必ずピストンで日帰りとする事。
10)土地所有者の指示に従い無謀な入山は止める事。場合により違約金を戴きます。
(2017年4月現在・原文ママ)

過去の様々な問題が起因してこの様な措置が取られているが、すべては登山者のマナーが事の発端。両神山では他にも作業道での滑落による裁判(免責事由にて保険金未払)や梵天尾根の通行などが問題になっている。くれぐれも決められたことはしっかりと守り、登山を楽しんでもらいたい。
宿泊 なし
交通 西武鉄道秩父線西武秩父駅より小鹿野町営バス(白井差口行き:200円)にて白井差口バス停へ。
駐車場 登山口に駐車場あり。
※入山許可者のみ駐車可能。
アドバイス 必ず事前に許可を得ること。
登山道はよく整備されていて歩きやすい。
山頂付近の岩場では転落などに注意したい。
サブコース 特になし。
エスケープルート 特になし。
入浴 《道の駅・両神温泉薬師の湯》
道の駅「両神温泉薬師の湯」が一番近くておすすめ。
http://www.kanko-ogano.jp/spa/
おすすめ周辺情報 《はしば》
豊穣な香りと腰を感じられる美味しい蕎麦がいただける。
https://www.facebook.com/pages//294292124009870
《野さか》
西武秩父駅に近い。名物の豚みそ丼が美味。
http://www.butamisodon.jp/
《ホルモン高砂》
昭和の雰囲気を漂わせるお店は鮮度抜群のホルモン焼きを堪能できる。混雑必至。
https://goo.gl/maps/vebYtiN83Fp
1
白井差に到着したらまずは山中氏の指示に従って車を停める。
駐車料金は環境整備料に含まれているので無料だ。
2
一通りの説明と注意事項を受けてから出発する。
まずは5分ほど林道を歩く。
3
橋を渡ると林道の終点となり白井差新道の起点となる。
ここは左手に折れて沢沿いの道へ進む。
4
橋を何度か渡り返しながら少しづつ標高を上げていく。
5
20分前後歩くと昇竜の滝に到着する。
落差は20m程だ。
6
やまびこ橋を通過。
この様に川床を歩くので悪天候時の登山は慎みたい。
7
さらに登れば沢は二俣となりオオドリ河原に到着だ。
8
このルート沿いには多くの山野草が花を咲かせている。
これはクワガタソウ。
(鍬形草)
9
フタバアオイ。
(双葉葵)
10
フデリンドウ。
(筆竜胆)
11
エイザンスミレ。
(叡山菫)
12
オオドリ河原から尾根に取付き水晶坂をつづら折りで登っていく。
新緑が映えて美しい。
13
傾斜は急だがよく整備されていて歩きやすい道が続く。
14
見上げれば素晴らしいブナの新緑。
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ブナ平に到着。
ちょっとした平地になっている休憩適地だ。
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正面に両神山の山頂部を望みながらコバイケイソウの群落を歩く。
この辺りはハシリドコロやトリカブトなど何故か毒草が多い。
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斜面をトラバース気味に登り切ると梵天尾根と合流する。
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わずかに進むと日向大谷からのルートと合流する。
ロープが張ってあるが下山時に間違ってこちらに入らないために設置されているのでくぐって構わない。
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山頂への岩場は木製の橋を渡り鎖場に取付く。
20
山頂直下の鎖場は下山者とのすれ違いが発生するところだ。
難しくはないが慎重に進みたい。
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山頂付近はアカヤシオが美しい花を咲かせている。
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岩場を登り切れば両神山の山頂に到着だ。
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山頂からは西上州の山々や浅間山・根子岳方面から奥秩父を一望できる。
条件が整えば美しい富士山を見ることができるだろう。
24
下りは往路を戻る。
このルートは往復のみ可能だ。
25
下山後は山中宅に立ち寄り環境整備料を支払う。
その際にもらえるのがこのバッジだ。
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【入浴】
道の駅「両神温泉薬師の湯」が一番近くておすすめ。
食堂や売店も併設されている。
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【おすすめ周辺情報】
秩父は蕎麦も美味い。
「はしば」は豊穣な香りと腰を感じられる美味しい蕎麦がいただける。
28
【おすすめ周辺情報】
西武秩父駅の近くの「野さか」は豚みそ丼が美味。
29
【おすすめ周辺情報】
昭和の雰囲気を漂わせる「ホルモン高砂」は鮮度抜群のホルモン焼きを堪能できる。
混雑必至。
※上記の情報は記事更新日(2017年05月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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