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針ノ木岳・烏帽子岳縦走【特集・夏のアルプスを歩く!後編】
針ノ木岳・烏帽子岳縦走【特集・夏のアルプスを歩く!後編】はりのきだけ / えぼしだけ
濃い緑山行に最も適した時期
薄い緑山行に適した時期
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12月
北アルプスの主稜線上でありながら訪れる人も少なく地味で不遇な山域ですが、ここの素晴らしさは言葉では言い表せません。筆者お奨めの好ルート!
※2017年07月04日更新
ルート長27.1km
登り標高差1398m
下り標高差1547m
行程概要:
針ノ木岳登山口(1545m)
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大沢小屋(1675m)
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橋(1835m)
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高巻き入口(2000m)
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針ノ木峠(2536m)
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針ノ木岳(2821m)
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針ノ木峠(2536m)
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蓮華岳(2799m)
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北葛乗越(2275m)
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北葛岳(2551m)
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七倉乗越(2316m)
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七倉岳(2509m)
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船窪小屋(2450m)
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船窪天場(2390m)
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船窪乗越
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船窪岳(2303m)
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船窪第2ピーク(2459m)
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不動岳(2601m)
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南沢岳(2625m)
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烏帽子岳山頂分岐
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烏帽子岳(2628m)
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烏帽子岳山頂分岐
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前烏帽子岳(2605m)
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三角点(2208.7m)
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権太落し
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ブナ立尾根取付(1330m)
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高瀬ダム テント場(1288m)
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高瀬ダム濁沢登山口(1270m)
地図/標高グラフ
【立山・薬師岳・黒部川源流域】針ノ木岳・烏帽子岳縦走の詳細解説
※上記の情報は記事更新日(2017年07月04日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。
※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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このルートで登る山/通過する場所
- 針ノ木岳登山口 (1545m)
- 大沢小屋 (1675m)
- 橋 (1835m)
- 高巻き入口 (2000m)
- 針ノ木岳 (2821m)
- 針ノ木峠 (2536m)
- 蓮華岳 (2799m)
- 北葛乗越 (2275m)
- 北葛岳 (2551m)
- 七倉乗越 (2316m)
- 船窪第2ピーク (2459m)
- 船窪乗越
- 船窪岳 (2303m)
- 船窪天場 (2390m)
- 七倉岳 (2509m)
- 船窪小屋 (2450m)
- 不動岳 (2601m)
- 南沢岳 (2625m)
- 烏帽子岳 (2628m)
- 権太落し
- ブナ立尾根取付 (1330m)
- 烏帽子岳山頂分岐
- 高瀬ダム テント場 (1288m)
- 前烏帽子岳 (2605m)
- 三角点 (2208.7m)
- 高瀬ダム濁沢登山口 (1270m)
針ノ木雪渓は雪の状態により登路が大きく変化する。
雪が少ない年は殆ど雪の上を歩かないこともあるので、最新の情報は大沢小屋で尋ねてみるといいだろう。
針ノ木峠の直下はザレたつづら折りとなり、厳しい登りが続く。
針ノ木峠に到着後、宿泊予定の針ノ木小屋に荷物を置いて針ノ木岳を往復しよう。
途中にニセピークが一つあるが、それを越えると剱・立山連峰を一望する山頂に到着する。
眼下には黒部湖が輝き、遊覧船の航行まではっきりと確認することができる。
山頂で展望を堪能したら針ノ木小屋へ戻る。
2日目は船窪小屋までと距離は短いが、内容は濃い行程となるので早出を心掛けよう。
コマクサが咲き乱れる蓮華岳に登ると、北アルプスの主稜線が南へ向かって険しく連なる。
蓮華岳からは急な下りとなり、梯子や鎖を使って岩場を下る。
下りきったところが北葛乗越だ。
ここからは再び登りに転じる。
大きくそびえる北葛岳へ登り返し、今度は七倉乗越へ向けて再度下りとなる。
岩場を通過し七倉岳への登りとなれば、台地状の山頂を越えて船窪小屋に到着する。
3日目は船窪岳・南沢岳・烏帽子岳を越えて烏帽子小屋へ至る長い行程だ。
できるだけ早い時間に船窪小屋を出発したい。
小屋を出るとすぐさま船窪乗越へ急降下していくが、足元が悪いところがあるので転落や転倒には十分注意したい。
船窪乗越からは小さなピークを越え、急な梯子やロープが設置された岩場・痩せ尾根を通過していく。
船窪第2ピークまでは悪場が続くので、慎重な行動を心掛けよう。
ピークからは緩やかに下り、最低鞍部から不動岳への登りとなる。
不動沢の大崩壊地に沿って登り、最後に足場の乏しい岩場を越えれば不動岳に到着する。
ここはオコジョの出現率が高いところだ。
山頂を辞して下りきったところが南沢乗越だ。
さらにハイマツ帯から砂礫の道を登り返せば南沢岳に到着する。
南沢岳を境にして雰囲気は一変する。
多くの池塘とお花畑が点在する四十八池(烏帽子田圃)を通過すると烏帽子岳への分岐点に到着する。
烏帽子岳へは岩場に設置されて鎖を伝って登るが、山頂部は狭く転落や滑落には気を付けたいところだ。
山頂から慎重に下り、分岐点から前烏帽子岳を越えればまもなく烏帽子小屋に到着する。
4日目はブナ立尾根を下るだけだ。
この尾根は急な下りが続くが比較的歩きやすい。
権太落しを過ぎて鉄製の階段を下れば裏銀座登山口に到着する。
http://yamare.co/BA2hDE
※長野県警のホームページより電子申請可
※扇沢に登山計画書提出ポストあり
http://www.harinoki.com/
船窪小屋:090-2409-6311
https://funakubogoya.net/
烏帽子小屋:090-3149-1198
http://home.384.jp/happy/
高瀬ダム〜七倉間は徒歩(1時間20分)かタクシー(2,200円前後)のみ可。
七倉からはタクシーにて信濃大町駅まで。
蓮華岳からの下り・北葛乗越・七倉乗越付近は鎖と梯子が多いので注意すること。
3日目は行程が長くアップダウンも多いので早立ちを心掛けたい。
船窪岳周辺は登山道の崩壊が激しく一部ヤセ尾根になっている部分がある。
南沢岳周辺はオコジョの発見率が高い。
ブナ立尾根の下りは長く急な部分も多いので転倒等に注意を払うこと。
針ノ木谷を経て黒部湖へ下るルートは、道が安定せず不明瞭なのでエスケープには不適だ。
利便性が高く気軽に立ち寄ることができる。
http://www2.plala.or.jp/yakushino-yu/index.html
大町駅の近くにある老舗大衆食堂「三洛」は定食メニューが豊富だ。
https://goo.gl/maps/43Lo3WouhN92
《豚のさんぽ》
大町駅前の「豚のさんぽ」は文字通り豚料理専門店。ラーメンとカレーが人気のお店だ。
http://buta3.jp/
《コンディトライ・アン・マリーレ》
大町温泉郷の「コンディトライ・アン・マリーレ」のチーズケーキは絶品。
http://anne-marille.com/