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北穂高岳東稜【特集!夏に歩きたいおすすめルート・前編】
北穂高岳東稜【特集!夏に歩きたいおすすめルート・前編】きたほたかだけとうりょう
濃い緑山行に最も適した時期
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北アルプス・穂高岳周辺で最も登りやすく、バリエーションルートの入門ルートとして知られる北穂高岳東稜。
「ゴジラの背」などの岩稜が知られた尾根ですが、総じて難易度は高くないので経験者と同行すればバリエーションルート初心者でも登ることができるでしょう。
この夏、ぜひご自身のステップアップに!!
「ゴジラの背」などの岩稜が知られた尾根ですが、総じて難易度は高くないので経験者と同行すればバリエーションルート初心者でも登ることができるでしょう。
この夏、ぜひご自身のステップアップに!!
※2018年07月01日更新
ルート長34.4km
登り標高差1600m
下り標高差1600m
行程概要:
河童橋(1510m)
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河童橋(1505m)
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明神館(1530m)
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徳本口(1545m)
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徳沢公衆トイレ(1558m)
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新村橋(1577m)
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横尾(1620m)
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本谷橋(1780m)
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涸沢ヒュッテ(2309m)
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涸沢(2309m)
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涸沢小屋(2350m)
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東陵のコル
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北穂高小屋(3100m)
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北穂高岳(3106m)
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松濤岩のコル(3085m)
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北穂高岳南峰(3106m)
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北穂高岳・天場
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涸沢小屋(2350m)
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涸沢(2309m)
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涸沢ヒュッテ(2309m)
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本谷橋(1780m)
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横尾(1620m)
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新村橋(1577m)
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徳沢公衆トイレ(1558m)
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徳本口(1545m)
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明神館(1530m)
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河童橋(1505m)
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河童橋(1510m)
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上高地バスターミナル(1504m)
地図/標高グラフ
【槍・穂高連峰】北穂高岳東稜の詳細解説
※上記の情報は記事更新日(2018年07月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。
※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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涸沢小屋脇から北穂高岳へ向かう南稜への道を登っていく。途中、簡単な岩場を越えて北穂沢のモレーンが近づいてくれば東稜への取付きとなる。
北穂沢のガレ場を落石に注意しながら横切ると東稜が間近に迫る。
踏跡に導かれて進めばザレた岩場混じりのルンゼをたどり、やがて東稜の稜線上に登り詰める。
ここは遅くまで雪が残ることがあるので、事前に確認の上、アイゼンやピッケルを装備したい。
東稜の下部は高度感に乏しい岩稜歩きだが、徐々に傾斜を増してくる。
正面にゴジラの背を見るとナイフリッジ状の岩稜となり、小さなギャップを越えると核心部となる。
ゴジラの背にあるピナクル状のリッジを涸沢側から登る。
3級上程度のクライミングだが、高度感があり尾根を乗越すマントルの体勢がやや不安定になるので注意したい。
なお、ハーケンなどの残置支点は豊富なので上手く活用したい。
更に痩せたナイフリッジを通過すると東稜のコルへの下りとなる。
ここは約10mほどの懸垂下降で降り立つことができる。
あとは踏跡をたどって北穂高小屋を目指す。
北穂高小屋からは南稜を下って涸沢へ向かうが、岩場での事故が多いところなので足元には十分注意したい。
※登山口に登山計画書提出ポストあり。
https://www.karasawa-hyutte.com/
※テント泊の場合は涸沢キャンプ場を使用。
沢渡よりアルピコ交通バス(上高地バスターミナル行き:1,250円)にて上高地バスターミナルへ。
北穂東稜の取付き点には雪が残ることがあるので滑落には十分注意したい。
技術的には容易だがロープを積極的に使用するよう心掛けたい。
最後の岩峰からはクライムダウンも可能だが懸垂下降で下ったほうが早く安全だ。
北穂南稜は事故の多いところなので足元には十分注意したい。
小梨平にある「小梨の湯」はバスターミナルからも近く食事も可能だ。
http://www.nihonalpskankou.com/facility/bathhouse.php
4月下旬のオープンから小屋仕舞いする11月上旬まで多くの人を向かい入れる。テラスからの絶景と美味しい夕食は1日の疲れを忘れさせるに十分だ。
https://www.karasawa-hyutte.com/
《涸沢ヒュッテのテラス》
前穂高岳から北尾根・吊尾根・奥穂高岳・涸沢槍・北穂高岳・大天井岳の大パノラマが広がるテラス。いつも多くの人で賑わっている。
《国設涸沢野営場》
混雑時には「テント村」が出現する涸沢のキャンプ場。涸沢ヒュッテでは設営済みテントの貸し出し(要予約)や食事の提供も行っている。
《涸沢ヒュッテの生ビール・おでんセット》
「生ビール・おでんセット」(1,400円)は生ビールと好きなおでん6品がセットになった涸沢ヒュッテの名物。
《涸沢小屋のソフトクリーム》
お隣の涸沢小屋の名物といえばソフトクリーム(500円)だ。
http://www.karasawagoya.com/
《北穂高小屋の挽きたてコーヒー》
北穂高小屋のコーヒー(400円)は注文が入ってから豆を挽いて提供されるこだわりの逸品。
http://www.kitaho.co.jp/