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ルートID: r1091 中級 日帰り 鳥海山 「特集!夏に歩きたいおすすめルート・前編」 日本百名山

鳥海山 【日本百名山 No.16】
ちょうかいさん / きさかたくち

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
日本海の海岸線から山頂まで一気に立ち上がる鳥海山。
鳥海山とその一帯は日本ジオパークにも認定されており、自然豊かな地域として知られています。山では雄大な景観と高山植物を楽しみ、下山後は気持ちの良い温泉と美味しい食事に舌鼓を打つ。是非とも観光と合わせて楽しんで欲しい山です。
※2018年07月01日更新
ルート長14.8km
登り標高差1073m
下り標高差1073m
行程概要: 鉾立(1160m) → 鉾立展望台(1221m) → 賽の河原(1523m) → 御浜小屋(1702m) → 御田ヶ原(1759m) → 御田ヶ原分岐(1692m) → 八丁坂 → 七五三掛(1820m) → 鳥海山(2236m) → 新山・外輪分岐 → 七高山(2229.2m) → 新山・外輪分岐 → 行者岳(2159m) → 伏拝岳(2135m) → 文珠岳(2005m) → 外輪山・千蛇谷分岐(1855m) → 七五三掛(1820m) → 八丁坂 → 御田ヶ原分岐(1692m) → 御田ヶ原(1759m) → 御浜小屋(1702m) → 賽の河原(1523m) → 鉾立展望台(1221m) → 鉾立(1160m)

【鳥海山】鳥海山(象潟口)の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 素晴らしい展望
  • 百花繚乱の高山植物
  • 変化に富んだルート
  • 日本百名山
モデルプラン
1日目
歩行時間:9時間20
鉾立象潟登山口〜御浜小屋〜御田ヶ原分岐〜七五三掛〜御室小屋〜新山(鳥海山)〜外輪ケルン分岐〜伏拝岳〜御浜小屋〜鉾立象潟登山口
山と高原地図 《ヤマプラ》
http://yamare.co/UL5lDu
コース概要 鉾立の象潟口登山口から歩き始める。
簡易舗装された遊歩道を歩けば鉾立展望台を通過する。ここからが本格的な登山の開始となる。
よく整備された道を緩やかに登っていくと賽の河原に到着する。
この周辺は遅くまで雪が残ることもあり、登山道の脇には咲いたばかりの高山植物を見ることができる。
上部で小さな雪渓を登れば御浜小屋に到着する。
右手には鳥海湖が美しい。
ここから扇子森のピークを越えて下れば御田ヶ原への分岐を通過する。
やや急な登りの八丁坂を過ぎれば、やがて傾斜が緩み七五三掛に到着する。ここから千蛇谷への分岐はわずかな距離だ。
千蛇谷へ下ると雪渓を登るようになる。
山頂直下で草付きから急なガレ場を登ると御室に到着する。
鳥海山大物忌神社から急な岩場を登り、急なガリー状を下って登り返すば鳥海山の山頂に到着する。
下山は外輪山ルートからとなるが、すれ違いには十分に気を配って歩くようにしたい。
計画書提出先 秋田県警察本部もしくはにかほ警察署地域課
※登山口に登山計画書提出ポストあり。
宿泊 なし。
交通 JR羽越本線象潟駅より鳥海ブルーライナーバス(鉾立行き:3,000円)にて鉾立口バス停へ。
※完全予約制。詳しくは下記を参照のこと。
http://www.nikaho-kanko.jp/blueliner.html
駐車場 鉾立象潟登山口に市営無料駐車場あり。
アドバイス 日程に余裕があれば御室小屋や御浜小屋で1泊すると行程が楽になる。
1日の行程が長いので早出を心掛けたい。
日本海側の山に多く見られる天候の急変には要注意のこと。
夏場は雪渓を歩くことがあり道がわかりにくいことがある。
山頂付近は岩場が多く落石や転倒には注意したい。
サブコース 特になし。
エスケープルート 特になし。
入浴 《ねむの丘展望温泉》
道の駅象潟にある展望天然温泉。塩化物泉で海を眺めながら入浴できる。
https://www.kisakata.nemunooka.jp/blank-7
おすすめ周辺情報 《新よし》
象潟から遊佐周辺は良質な岩牡蠣の産地。ここでは新鮮な岩牡蠣料理を堪能できる。
https://goo.gl/maps/pQTDMHds6YD2
《二彩鮨処》
美味しい地魚を楽しむことができるリーズナブルな寿司店。海鮮ちらし寿司はおすすめの一品。
https://www.facebook.com/people/100006608654672
《園食堂》
地元の人に愛される昔ながらの食堂。肉湯麺・ヤキソバなどの麺類が人気だ。
http://kisakata-sono.com/
《ファミリーレストランひふみ》
美味しい坦々麺を目当てに遠方から足を運ぶ人も多い人気店。
http://family-restaurant123.com/
《パティスリー白川》
巨大な"山シュー"はお土産にも最適な一品。ケーキ類もとても美味しい。
http://patisserie-shirakawa.com/
1
鉾立象潟登山口から歩き始める。
しばらくは簡易舗装された遊歩道を登っていく。
2
登山口から日本海と象潟市街地を望む。
鳥海山は樹木が少なく日本海から一気に立ち上がるため展望に恵まれた山だ。
3
わずかに登れば鉾立展望台に到着する。
ここからはこれから登る鳥海山を一望できる。
4
石が敷き詰められた登山道を緩やかに登っていく。
5
年によっては標高の低い所でも残雪が見られる。
急な登りではないが軽アイゼンを用意しておくと心強い。
6
ニッコウキスゲが咲く登山道を進む。
鳥海山は独立峰で四方に遮るものがない。解放感満点の山登りを楽しむことができる。
7
やがて沢の源頭状となり広々とした賽の河原を通過する。
8
賽の河原から尾根筋をトラバースするように進むと御浜小屋に到着する。
9
御浜小屋からは右手に鳥海湖を眺めながら平坦な尾根道を進む。
ここからは湖越しに月山を見ることができる。
10
扇子森のピークに向けて登っていく。
この辺りは百花繚乱の高山植物が美しいところだ。
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ハクサンイチゲ。
(白山一華)
12
ハクサンシャジン。
(白山沙参)
13
扇子森を越えると鞍部に向けて下り始める。
正面には鳥海山が大きくそびえる。
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下りきった所が御田ヶ原分岐だ。
ここは山頂方面に直進する。
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分岐を過ぎると八丁坂の登りとなる。
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八丁坂を登り切ってわずかに進めば七五三掛(しめかけ)に到着する。
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七五三掛から旧道分岐までは木道が整備されており歩きやすい。
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千蛇谷(旧道)と新道との分岐に到着。
ここは左手の千蛇谷方面に進む。

19
千蛇谷までは急な下りだ。
途中にはハシゴなども設置されているので足元には注意したい。
20
分岐から下りきったところが千蛇谷だ。
遅くまで雪渓が残り夏場でも涼しく気持ちの良い所だ。
21
雪渓を登り詰めて行くと鳥海山の頂上直下を進むようになる。
22
雪渓が終わり草付きから急なガレ場を登ると御室に到着する。
23
鳥海山と月山に咲くチョウカイフスマ。
(鳥海衾)
山頂付近でよく見られる。
24
御室には鳥海山大物忌神社が建つ。
夏期は山小屋として営業しており宿泊することも可能だ。
25
鳥海山の山頂へは中央火口丘の岩場を登っていく。
比較的安定した岩場だが急な登りなので転倒などに注意したい。
26
火口丘の外縁からガリー状の岩場を下る。
27
再度登り返せば鳥海山の山頂(新山)に到着する。
ここからは日本海越しに男鹿半島の寒風山や早池峰山・岩手山などを一望できる。
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山頂からいったん下り七高山へ向かう。
外輪山への登りはザレ場の急登だ。
29
急登を終えると外輪山の縦走路と合流する。
背後の建物は大物忌神社だ。
30
わずかに進むと七高山の山頂だ。
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遊佐方面・月山などの展望を楽しみながら外輪山ルートを進む。
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行者岳はハシゴが設置されている。
登りと下りですれ違いが発生する箇所なので譲り合いながら先へ進もう。
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行者岳から伏拝岳・文珠岳と小さなピークを越えると往路と合流する。
正面に日本海を眺めながら鉾立へ下山しよう。
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【入浴】
「道の駅象潟」には「ねむの丘展望温泉」がある。
塩化物泉で海を眺めながら入浴できる。
35
【おすすめ周辺情報】
象潟から遊佐周辺は良質な岩牡蠣の産地だ。
象潟駅近くの「新よし」では新鮮な岩牡蠣料理を堪能できる。
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【おすすめ周辺情報】
「二彩鮨処」では美味しい地魚を楽しむことができる。
海鮮ちらし寿司はおすすめの一品。
37
【おすすめ周辺情報】
「園食堂」は地元の人に愛される昔ながらの食堂。
肉湯麺・ヤキソバなどの麺類が人気だ。
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【おすすめ周辺情報】
美味しい坦々麺で知られる「ファミリーレストランひふみ」は遠方から足を運ぶ人も多い人気店。
39
【おすすめ周辺情報】
「パティスリー白川」の巨大な"山シュー"はお土産にも最適な一品。
ケーキ類もとても美味しい。
※上記の情報は記事更新日(2018年07月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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