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ルートID: r1095 中級 日帰り 東北 2019年6月

蒲生岳
がもうだけ

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
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12月
東北のマッターホルンと呼ばれる峻峰。
只見川から立ち上がるピラミダルな山容は登高意欲をかきたてるには十分!短い行程ながらも充実の登山を楽しむことができるでしょう。
※2019年05月30日更新
ルート長3.5km
登り標高差474m
下り標高差474m
行程概要: 久保登山口駐車場(360m) → 会津蒲生駅 → 久保登山口(368m) → 夫婦松(594m) → 鼻毛通し(743m) → 蒲生岳(828m) → ブナ交流広場(662m) → 風穴(521m) → 久保登山口(368m) → 会津蒲生駅 → 久保登山口駐車場(360m)

【浅草岳・守門岳】蒲生岳の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 開山祭に参加してみる
  • 登高意欲をかきたてるピラミダルな山容
  • 中〜上級者でも満足できる岩場歩き
  • 麓の牧歌的な雰囲気
モデルプラン
1日目
歩行時間:3時間30
蒲生岳久保登山口〜鼻毛通し〜蒲生岳〜北壁ルート〜蒲生岳久保登山口
登山計画書作成 《ヤマレコらくルート》
http://yamare.co/Joeq17
コース概要 登山口となるかたくり公園(久保登山口)から歩き始める。
すぐにブナ林の急登となるが、やがて岩混じりの灌木帯となり視界が開ける。
岩場混じりの道を進むと次第に岩場が連続するようになり、ひと登りすると夫婦松に到着する。
ここからが蒲生岳への核心部だ。
連続する急な岩場を鎖を頼りに登っていくが、山開きの日などは渋滞することもある。お互いに譲り合って先に進みたい。
左へトラバース気味に進み、やや傾斜のきつい岩場を登れば家族松を通過する。
さらに鎖が設置された岩場を登れば蒲生岳の山頂に到着する。
素晴らしい展望を楽しんだら下山を始める。北へと伸びるヤセた岩稜を進み、鎖が掛かる岩場を急降下していく。
樹林帯に入っても急な下りが続くので転倒や滑落には十分注意したい。
ブナ交流広場と呼ばれる鞍部に降り立てば、ここを左に折れて下山口を目指す。
林道と合流すれば30分ほどで駐車場へと帰着できる。
計画書提出先 福島県警察本部または南会津警察署地域課
※現地登山ポストは確認できず。
宿泊 なし。
交通 最寄り駅となるJR会津蒲生駅のJR只見線は災害被害により運休中。
(2019年6月現在)
マイカーのみのアプローチとなる。
駐車場 JR会津蒲生駅前の只見観光ステーションに無料駐車場あり。
アドバイス 2019年度の山開きは6/2(日)に開催される。
標高が低いので盛夏の登山はおすすめできない。
行程は短いものの多くの鎖場があるので滑落・転落には注意したい。
岩場は濡れていると非常に滑りやすい。雨天または雨天後の行動は状況を判断のこと。
北壁コースは急な岩場の下りが続く。足元に注意して下ろう。
サブコース 特になし。
エスケープルート 特になし。
入浴 《大塩温泉協同浴場》
青みがかった色が特徴的な塩化物・炭酸水素塩泉。町営の共同浴場のため300円という安価で入浴が可能だ。
http://www.kaneyama-kankou.ne.jp/onsen/onsen.html?id=2#yu
おすすめ周辺情報 《滝沢天然炭酸水》
天然の炭酸水が湧き出る。近くには大塩の炭酸場もあるのでペットボトルに汲んで飲み比べてみるのも楽しい。
https://goo.gl/maps/xnzzyQTz5mV23eM26
《八十里庵》
冬期の休業期間が開けると多くの人が訪れる。手打ちの十割蕎麦はもちろん美味いが蕎麦屋特有の出汁が利いたカレーもおすすめ。
https://www.yumekaidou.jp/
《美好食堂》
只見駅のそばにある大衆食堂。自家製手打ち麺を使用したラーメンは昔懐かしい味わいで遠方から来るファンも多い。
https://goo.gl/maps/FGw94jHtrNE1R6Zk8
《マトンケバブ》
只見町のB級グルメ。田子倉ダム建設時に精肉店が七輪で焼いた味付けマトンを労働者に提供。それを皆が好んで食べたことが由来だ。
http://muttonkebab.com/
《こみと屋》
素朴な手作りパンの店。イートインスペースがあり焼きたてのパンを食べることができる。フレンチトーストは至極の一品。
https://www.facebook.com/commit.ya/
1
蒲生岳の山開きは6月上旬に行われる。
本年度(2019年)は6/2(日)に開催予定だ。
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無料駐車場がある只見町観光ステーション付近から歩き始める。
正面には「会津のマッターホルン」と呼ばれる蒲生岳がピラミダルにそびえたつ。
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災害のため長年不通となっている只見線を渡ってかたくり公園へと向かう。
ここが蒲生岳への登山口だ。
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登山口からすぐにブナ林の急登となる。
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ブナ林の急登から灌木帯へと抜ける。
この辺りから岩場混じりのザレた道となるので足元に注意して進もう。
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ヒメサユリの名称で知られるオトメユリは日本の固有種。
国内では準絶滅危惧指定。国際自然保護連合でも(EN(絶滅危惧)に指定されている
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岩場に咲くツクバネウツギ。
秋に羽子板遊びの羽「衝羽根」(つくばね)に似た実をつける。これが名前の由来だ。
8
ツツジの仲間のウラジロヨウラク。
ヨウラク(瓔珞)は仏様が身に付けている釣鐘状の宝飾品のことだ。
9
岩混じりの急な斜面を登ると2本の松が絡み合う「夫婦松」を通過する。
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ここまで登ると木々の間からは雪に磨かれたスラブ帯を持つ平石山や浅草岳が見えてくる。
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夫婦松を過ぎると山頂までは急な岩場の連続だ。
鎖が設置された箇所もあるので慎重に登りたい。
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山開きの際は多くの登山者で混雑する。
特に家族松へと続く岩場はトラバース部分が長く渋滞しやすい。
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さらにルンゼ状の岩場を登っていく。
雨天時やガスで湿っていると滑りやすいので十分な注意が必要だ。
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大きな松の木が数本立つ「家族松」を通過する。
ここまで登れば山頂まではわずかな距離だ。
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山頂直下の岩場を登る。
高度感のある箇所もあり緊張するところだ。
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通常であれば登山口から1時間半-2時間弱で蒲生岳の山頂に到着する。
山頂はやや狭いが素晴らしい展望を得ることができる。
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只見川の対岸には柴倉山がそびえる。
その背後には会津朝日岳が雄大な姿を見せる。
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こちらは至仏山・越後駒ヶ岳・猿倉山・毛猛山方面。
手前には日本でも有数の規模を誇る田子倉ダムが見える。
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浅草岳・守門岳も間近に望むことができる。
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山頂を後にして北へと伸びる岩稜をたどる。
ヤセ尾根が続くので転落や滑落には十分注意したい。
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北尾根は岩場や鎖場が連続する険しいルートだ。
焦らず確実に下っていこう。
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岩場を抜けるとブナ林の急な斜面を下っていく。
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やや傾斜が緩まると小蒲生岳との分岐点となるブナ交流広場に到着する。
ここは左に折れて斜面をトラバース気味に進む。
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登山道は明瞭で迷う心配はない。
部分的に急な所があるので転倒に気をつけながら下ろう。
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山頂から1時間半ほどで登山口へと続く林道に降り立つ。
ここから30分ほど歩けば駐車場へと戻ることができる。
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【入浴】
「大塩温泉協同浴場」は青みがかった色が特徴的な塩化物・炭酸水素塩泉。
町営の共同浴場のため300円という安価で入浴が可能だ。
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【おすすめ周辺情報】
「滝沢天然炭酸水」は天然の炭酸水が湧き出る。
近くには大塩の炭酸場もあるのでペットボトルに汲んで飲み比べてみるのも楽しい。
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【おすすめ周辺情報】
「八十里庵」は冬期の休業期間が開けると多くの人が訪れる。
手打ちの十割蕎麦はもちろん美味いが蕎麦屋特有の出汁が利いたカレーもおすすめ。
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【おすすめ周辺情報】
同じく「美好食堂」のソースカツ丼。
甘くスパイシーなソースが美味く自家製ラーメンと並ぶ人気メニューだ。
30
【おすすめ周辺情報】
「マトンケバブ」は只見町のB級グルメ。
田子倉ダム建設時に精肉店が七輪で焼いた味付けマトンを労働者に提供。それを皆が好んで食べたことが由来だ。
31
【おすすめ周辺情報】
「こみと屋」は素朴な手作りパンの店。
イートインスペースがあり焼きたてのパンを食べることができる。フレンチトーストは至極の一品。
※上記の情報は記事更新日(2019年05月30日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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