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ルートID: r1140 ☃ 雪山 日帰り 谷川・武尊 2019年3月

阿能川岳
あのうがわだけ

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
1月
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12月
谷川連峰の大展望台!
夏は藪が酷く歩行が困難なため、雪があるこの時期限定のルート。行程がやや長いですが危険個所は少なく、基本的な雪上歩行技術をマスターしていれば楽しい雪稜歩きを満喫できます。ただし不安定な天候には要注意、移動性高気圧の支配下時に登るといいでしょう。
※2019年03月01日更新
ルート長10.5km
登り標高差766m
下り標高差766m
行程概要: 仏岩ポケットパーク → ヨシヶ沢山(1117m) → 鍋クウシ山(1314m) → 天子山 → 三岩山(1568.1m) → 阿能川岳(1611.3m) → 三岩山(1568.1m) → 天子山 → 鍋クウシ山(1314m) → ヨシヶ沢山(1117m) → 仏岩ポケットパーク

【谷川岳】阿能川岳の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 山頂から望む谷川連峰の大パノラマ
  • 冬期限定の雪稜ルート
  • 変化に富んだ行程内容
  • ぐんま百名山
モデルプラン
1日目
歩行時間:9時間10
仏岩ポケットパーク~赤谷越~鍋クウシ山~阿能川岳~往路下山~仏岩ポケットパーク
コース概要 仏岩ポケットパークより登山を開始する。
駐車場にある東屋脇から赤谷越へ急登するが、積雪が豊富であれば雪庇を避けながら阿能川岳寄りの稜線に向かったほうがいいだろう。
主稜線に上がれば気持ちのよいブナ林から雪稜をたどる。
途中、送電線の鉄塔を通過すると断続的に急登が続くようになる。
判然としないピークの鍋クウシ山を通過すれば、行程中一番の核心部となる。
まずは岩峰を左手から巻き、急な雪壁を登る。
やや痩せた尾根をたどると小ギャップへの下りとなるが、雪が少ない場合には凍った岩場を下ることになる。
灌木を頼りに下降できるが、慣れない者がいる場合には補助ロープがあると便利だ。
これを通過すると穏やかな雪稜が続き三岩山へと導かれる。
三岩山から阿能川岳までは気持ちの良い稜線が続き、登山口から5時間強で山頂に立つことができるだろう。
下山は往路を戻るがギャップと岩場の通過には十分注意したい。
計画書提出先 新潟県警察本部または沼田警察署地域課。
※登山口に登山ポストあり。
宿泊 なし。
※行程が長いので前泊すると時間に余裕ができる。
交通 JR上越線水上駅より徒歩にて仏岩ポケットパークへ。
※水上駅から徒歩約3時間のため現実的ではない。
駐車場 仏岩ポケットパークに無料駐車場あり。
※除雪されているが事前に下期にて要確認のこと。ここ以外に駐車場はない。
http://www.town.minakami.gunma.jp/
アドバイス 豪雪地帯のため事前に情報収集を行い装備には万全を期したい。
通常であれば厳冬期用の装備(ピッケル・アイゼン・ヘルメット・ワカンなど)は必携だ。
距離が長いので時間に余裕を持って行動したい。
年によっては3月下旬には藪が現れ始める。
右手に雪庇が発達する。赤谷越周辺や上部での崩落や踏み抜きに要注意のこと。
三岩山手前の岩場は凍っていると厄介なところだ。慎重を期して行動したい。
サブコース 上級者であれば小出俣山から川棚ノ頭・俎嵓・谷川本峰への継続登山も面白い。
(2泊3日)
エスケープルート 特になし。
入浴 《鈴森の湯》
源泉かけ流しの日帰り温泉施設。登山口からも近く利便性が高い。
http://suzumorinoyu.com/
おすすめ周辺情報 《くぼ田》
水上駅に近い所にある蕎麦屋だ。甘めでさっぱりとした汁とマイタケの天ぷらが絶妙にマッチする。
http://www.kubota-soba.com/
《あしま園》
食べきれないほどボリューム満点な料理が特徴。おすすめはオムカレー。
https://goo.gl/maps/ZrrawQoynYS2
《窯焼きピザの店 ラ・ビエール》
様々な種類のピザが美味しい。地元でもファンの多い人気店。
http://www.3-sui.com/labiere.html
《スミカリビング》
雑穀や玄米・根菜などを多用したレストラン。店内は落ち着いた雰囲気でのんびりできる。
http://www.f-a-n.work/
《カフェレストラン亜詩麻》
大盛メニューで知られる「あしま園」の姉妹店。名物とも言える焼きカレーがおすすめ。
http://www.asima.jp/
《Garba Cafe》
セガフレードの珈琲が楽しめる。バームクーヘンやワッフルなどのスイーツはどれもとても美味しい。落ち着いた雰囲気で心地よく過せる。
https://www.garba.jp/
1
仏岩ポケットパークの駐車場から登山を開始する。
駐車場は除雪されているが事前に使用できるか確認をしたほうがよい。
2
東屋脇のトレースを追って入山。
すぐに赤谷越への急登が始まる。
3
廃林道から右手に進み稜線を目指す。
積雪が豊富な場合は赤谷越へは向かわず雪庇を避けながら適当に稜上へと登り詰めたほうが早い。
4
主稜線上に到着。
ここから阿能川岳まではひたすら雪稜を登っていく。
5
尾根の下部は美しいブナ林が続く。
登路は緩急を交えながら続いている。
6
送電線の鉄塔下を通過する。
ここは疎林帯となっており絶好の休憩地だ。
7
鉄塔からも断続的に急な登りが続く。
3月であればワカンが必要なことは少ない。ただし降雪後はラッセルに終始することになり厳しい登山となる。
8
右手には大きな雪庇が張り出す。
崩壊や踏み抜きには十分注意すること。
9
山頂というよりも尾根上の「肩」となる鍋クウシ山に到着する。
ここで全行程の約半分だ。
10
鍋クウシ山から三岩山の間がこの山行の核心部だ。
最初に現われる岩峰は左から灌木伝いに巻いていく。
11
この周辺は風の抜け道が一定ではなく稜上に発達した雪庇が形成されている。
巻くか直登するか的確な判断を下して進みたい。
12
雪壁を登って稜線に上がると正面に平ヶ岳や至仏山の展望が広がる。
13
このコース最大の核心部を通過する。
小ギャップへの下降となるが積雪が十分であれば難しくはない。
ただし高度感もありここでの滑落は致命的だ。
14
雪が少ないと氷混じりのミックス壁を下ることになる。
灌木が豊富なので手掛かりにするとよい。状況によっては7mm×20mほどの補助ロープがあると安全に下ることができる。
15
ギャップを通過すると穏やかな雪稜が三岩山まで続いている。
16
好展望地の三岩山に到着。
前方に谷川連峰の大パノラマが広がる気持ちのよいところだ。
17
天気がよいとオキの耳・トマの耳に登る登山者が見れる。
18
三岩山から阿能川岳までは緩やかなアップダウンを交えた気持ちの良い稜線をたどる。
19
登山口から約5時間強で待望の阿能川岳山頂に到着する。
山頂は広く平坦で解放感満点だ。
20
山頂からは谷川連峰の大パノラマが広がる。
左手には小出俣山から仙ノ倉岳・万太郎山が連なる。
21
黒々とした迫力満点の岩壁を従える俎嵓。
22
右手には平ヶ岳から至仏山・笠ヶ岳を一望する。
またこれ以外にも上州武尊岳・赤城山・浅間山などの展望にも優れる。
23
下山は往路を戻る。
ギャップと三岩山周辺の岩場では慎重に行動しよう。
24
赤谷越の手前まで下れば仏岩ポケットパークまでわずかな距離だ。
25
【入浴】
「鈴森の湯」は源泉かけ流しの日帰り温泉施設。
登山口からも近く利便性が高い。
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【おすすめ周辺情報】
「くぼ田」は水上駅に近い所にある蕎麦屋だ。
甘めでさっぱりとした汁とマイタケの天ぷらが絶妙にマッチする。
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【おすすめ周辺情報】
「あしま園」は食べきれないほどボリューム満点な料理が特徴。
おすすめはオムカレー。
28
おすすめ周辺情報】
様々な種類のピザが美味しい「窯焼きピザの店 ラ・ビエール」は地元でもファンの多い人気店。
29
【おすすめ周辺情報】
「スミカリビング」は雑穀や玄米・根菜などを多用したレストラン。
店内は落ち着いた雰囲気でのんびりできる。
30
【おすすめ周辺情報】
「カフェレストラン亜詩麻」大盛メニューで知られる「あしま園」の姉妹店。
名物とも言える焼きカレーがおすすめ。
31
【おすすめ周辺情報】
「Garba Cafe」はセガフレードの珈琲が楽しめる。
バームクーヘンやワッフルなどのスイーツはどれもとても美味しい。落ち着いた雰囲気で心地よく過せる。
※上記の情報は記事更新日(2019年03月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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