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ルートID: r1141 ☃ 雪山 日帰り 妙高・戸隠・雨飾 2019年3月

昼闇山
ひるくらやま

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
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日本国内に残された最後の秘境とも言われる海谷渓谷。
その最奥に鋭くそびえるのが昼闇山です。
四季を通じて一般的な登山道はなく、自分の力でルートファインディングを行い登っていくスタイルは、登山の原点とも言える冒険的な楽しさを味わうことができます。
※2019年03月01日更新
ルート長14.9km
登り標高差1464m
下り標高差1464m
行程概要: アケビ平 → 昼闇谷 → 昼闇山(1841m) → 昼闇谷 → アケビ平

【矢代山地】昼闇山の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 人跡稀な冒険的山登りを楽しむ
  • 山頂から望む海谷山塊の大パノラマ
  • 下山後の温泉と海の幸を楽しむ
モデルプラン
1日目
歩行時間:10時間
焼山温泉〜林道終点〜あけび平〜昼闇谷渡渉点〜1,600m台地〜昼闇山〜往路下山〜焼山温泉
コース概要 焼山温泉(休業中)より登山を開始する。
しばらくは舗装された道を進むが、やがて旧焼山温泉スキー場跡の斜面を緩やかに登るようになる。
堰堤が続く沢沿いに登り、橋を対岸に渡った針葉樹林帯がアケビ平だ。
ここは地形的な特徴に乏しいので、自分の位置をしっかりと把握して行動したい。
右手に昼闇谷を見るよになると、急な斜面のトラバースとなり降りやすい箇所から適当に沢へと降り立つ。
しばらくは昼闇谷を遡るが、右手の急な斜面に取付いて1,600m台地へと続く尾根を登る。
とても急な登りなので、降雪直後は雪崩に警戒したい。
1,600m台地へと登れば昼闇山への登路を確認することができる。
このルート最大の核心部となる支稜の雪庇越えは条件が悪ければ難易度の高い登攀となる。
また、そこまでの斜面も雪崩が起きやすいところなので、十分に注意して登高したい。
支稜の雪庇を乗越せば間もなく昼闇山の山頂に到着する。
素晴らしい展望を堪能したら、往路のトレースを追って下山しよう。
計画書提出先 新潟県警察本部または糸魚川警察署地域課。
※登山口に登山ポストあり。
宿泊 なし。
※行程が長いので場合によっては山中で1泊(幕営または雪洞)するとよい。
※公共交通機関を利用の場合は笹倉温泉で前泊となる。
交通 JR北陸本線糸魚川駅または梶屋敷駅より糸魚川バス(笹倉温泉行き:760円)にて焼山温泉バス停へ。
駐車場 登山口付近に駐車スペースはない。
※焼山温泉(休業中)の駐車場が使用可能(要確認)
アドバイス 体力・技術共に上級者向けの山。
距離が長いので時間に余裕を持って行動したい。
ルート全体において雪崩や雪庇の崩壊には注意すること。
計画段階から山中1泊(あけび平付近)にすると時間に余裕ができる。
スキーが可能であれば有効。大きな時間短縮が可能だ。
アケビ平周辺は特徴のない斜面が続くので常に現在地を意識しながら行動すること。
昼闇谷の渡渉点でそのまま谷へ引き込まれないよう要注意。
1,600m台地への急雪壁と昼闇山直下の斜面は足元に注意を払い滑落に注意すること。
サブコース 特になし。
エスケープルート 特になし。
入浴 《笹倉温泉 龍雲荘》
登山口となる焼山温泉近くにある温泉旅館。日帰り入浴も可能なのでぜひ利用したい。
https://www.sasakura-onsen.com/
おすすめ周辺情報 《すし活》
糸魚川で人気の鮨店。都内などでは味わうことのできない「オコゼ」「マトウ」「クロソイ」「コチ」などの新鮮な地魚が絶品だ。
http://www.terumori.jp/sushikatsu/
《銭形分家》
とんかつ専門店。ここの大海老ヒレ定食はボリューム満点で美味くおすすめだ。
https://goo.gl/maps/1nqTsh5UEZQ2
《月徳飯店》
糸魚川のB級グルメ「ブラック焼きそば」の発祥の地。
http://www.tsukitoku-hanten.com/tsukitoku.html
《フェルエッグ》
卵料理専門店。半熟卵が乗ったライスベネディクトは絶品だ。 カフェとして利用もできる。
https://f-agg.biz/
《いのや》
牛乳パンは昔懐かしい味わい。総菜パンなどもありどれも素朴な味でとても美味しい。行動食にも最適だ。
https://goo.gl/maps/Q8n5BJuUdF12
《イチコ洋菓子店》
糸魚川の大火で焼失してしまった老舗のケーキ店。今では新たな場所に移転して営業を開始している。ここのケーキは完成度が高くどれもおすすめだ。
https://www.facebook.com/ichikosweets/
1
焼山温泉「清風館」前から歩き始める。
まずは除雪された道を早川に沿って南下していく。
2
除雪の終了地点から旧焼山スキー場のゲレンデ跡を緩やかに登っていく。
例年であればこの辺りからワカンやスノーシューを装着することになる。
3
堰堤が続く沢沿いを進むがスノーブリッジの踏み抜きには十分に注意したい。
この右手に見える針葉樹林帯がアケビ平だ。
4
アケビ平を緩やかに登っていく。
ここは地形的な特徴に乏しい所なので常に現在位置を確認しながら歩きたい。
5
右手に昼闇谷を見るようになると沢沿いに急斜面をトラバースする。
6
下り気味にトラバースを続けたら降りやすい箇所から昼闇谷へ降り立つ。
積雪が豊富であれば踏み抜くことはないが用心して歩くこと。
7
昼闇谷をわずかに遡行したら右手の急な斜面を登る。
これが1,600m台地から南に伸びる尾根の取付きだ。
8
急斜面を登ると南尾根に乗り上げる。
背後には大迫力の鉾ヶ岳がそびえる。
9
尾根を登り切ると1,600m台地に到着する。
ここは烏帽子岳から鉢山・昼闇山を繋ぐ奥海谷山塊の主稜線上となる。
10
台地から望む昼闇山。
海谷らしい複雑な地形と大きな雪庇が目立つ。
11
昼闇山本峰の取付きまでは雪庇の発達した尾根上を進む。
細かなアップダウンがあるが快適な登高だ。
12
やがて本峰直下の急な登りとなる。
ここがルート中の核心部だ。なお降雪直後は雪崩の危険性が高いので立ち入らないほうが無難だ。
13
急雪壁を電光型に登ると本峰から伸びる主稜の雪庇を乗越す。
トレースが無い場合には雪庇の切り崩しが大変な箇所だ。
14
背後には烏帽子岳から日本海を望む日本離れした景色が広がる。
15
主稜に上っても急な雪稜が続く。
左側には大きな雪庇が張り出しているので踏み抜かないよう注意したい。
16
背後には海谷の怪峰と呼ばれる鉢山がそびえる。
山頂に立つには高度な技術が必要な難峰だ。
17
斜度が緩めば間もなく昼闇山の山頂だ。
正面には焼山と火打山が雄大にそびえる絶好のロケーションだ。
18
焼山温泉から6時間弱で昼闇山の山頂に到着する。
19
昼闇山からは素晴らしい大パノラマが広がる。
東南方向には活火山として知られる焼山と火打山がそびえる。
20
北側には日本海をバックに鉾ヶ岳・権現岳を望む。
21
北東方面は奥海谷山塊の主峰とも呼べる烏帽子岳と阿彌陀山の尖峰が特徴的だ。
22
南西方向には日本百名山の雨飾山と北アルプスの後立山が連なる。
23
山頂で大パノラマを堪能したら往路を下山する。
1,600m台地までは気の抜けない下降が続く。滑落・雪庇の踏み抜きには最大限の注意を払いたい。
24
正面に鉾ヶ岳と権現岳を望みながらアケビ平を下る。
ここまで来れば危険個所はないので焼山温泉まで頑張って下ろう。
25
【入浴】
「笹倉温泉龍雲荘」は登山口となる焼山温泉近くの温泉旅館。
日帰り入浴も可能なのでぜひ利用したい。
26
【おすすめ周辺情報】
「すし活」は糸魚川でも人気の鮨店。
都内などでは味わうことのできない「オコゼ」「マトウ」「クロソイ」「コチ」などの新鮮な地魚が絶品だ。
27
【おすすめ周辺情報】
「銭形分家」は地元でも人気のとんかつ専門店。
ここの大海老ヒレ定食はボリューム満点で美味くおすすめだ。
28
【おすすめ周辺情報】
糸魚川のB級グルメ「ブラック焼きそば」の発祥の地となる「月徳飯店」は駅から近く美味しい。
29
【おすすめ周辺情報】
「フェルエッグ」は卵料理専門店。半熟卵が乗ったライスベネディクトは絶品だ。
30
【おすすめ周辺情報】
「いのや」の牛乳パンは昔懐かしい味わい。
総菜パンなどもありどれも素朴な味でとても美味しい。行動食にも最適だ。
31
【おすすめ周辺情報】
糸魚川の大火で焼失してしまった老舗のケーキ店「イチコ洋菓子店」は新たな場所に移転して営業を開始している。
ここのケーキは完成度が高くどれもおすすめだ。
※上記の情報は記事更新日(2019年03月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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