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ルートID: r1181 ☃ 雪山 日帰り 八ヶ岳・蓼科 2019年12月

天狗岳(西天狗岳・東天狗岳)
てんぐだけ(にしてんぐだけ / ひがしてんぐだけ)

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
冬山の初心者に最適な八ヶ岳・天狗岳をめぐる周回コース。
初心者向きと言っても八ヶ岳の寒さと風の強さは北アルプスの稜線を凌ぐとも言われています。しっかりとした装備を揃えて、経験者と一緒に登ればステップアップへの近道となるでしょう。
※2019年12月01日更新
ルート長8.1km
登り標高差778m
下り標高差778m
行程概要: 唐沢鉱泉分岐(2140m) → 第一展望台(2416m) → 第二展望台(2501m) → 天狗岳(2646.04m) → 東天狗岳(2645m) → 天狗の鼻(2606m) → 天狗岳分岐(2530m) → 中山峠(2410m) → 黒百合ヒュッテ(2400m) → 渋ノ湯・唐沢鉱泉分岐(2189m) → 唐沢鉱泉(1868m)

【北八ヶ岳】西天狗岳・東天狗岳の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 冬山初心者でも楽しめる
  • 山頂や尾根上からの素晴らしい展望
  • 都心からのアクセスに優れる
  • 日本二百名山
モデルプラン
1日目
歩行時間:6時間50
唐沢鉱泉〜天狗岳西尾根〜第一展望台〜第二展望台〜西天狗岳〜東天狗岳〜中山峠〜黒百合ヒュッテ〜唐沢鉱泉分岐〜唐沢鉱泉
登山計画書作成 《ヤマレコらくルート》
http://yamare.co/LrQiAD
山と高原地図 《ヤマプラ》
http://yamare.co/c3r57X
コース概要 唐沢鉱泉から登山を開始する。
車道をわずかに進み、右手の橋を渡り登山道へと進む。つづら折れを交えながら1時間ほど登ると西尾根上に乗り上げる。
ここからシラビソの樹林帯を登り、第一展望台・第二展望台と通過していく。
素晴らしい展望を楽しみながら進むと、やがて西天狗岳の登りとなる。アイゼンを利かせて岩混じりの斜面を登れば西天狗岳へとたどり着く。
東天狗岳へは鞍部まで下り、そこからわずかに登り返す。
山頂を後にして岩峰の鎖場を慎重に下り、ハイマツ帯から樹林帯に入ると間もなく中山峠だ。
あとは黒百合ヒュッテを経由して唐沢鉱泉に下るだけだ。
傾斜は緩く、歩きやすい道が下山口まで続く。
計画書提出先 長野県警察本部または茅野警察署地域課
※登山口に登山計画書提出ポストあり。
宿泊 なし。
※黒百合ヒュッテに宿泊すると充実した行程となるだろう。
交通 JR中央東線茅野駅からの公共交通機関はない。
※タクシーを利用するとスムーズに移動可能だ。
http://www.alpico.co.jp/taxi/
駐車場 唐沢鉱泉付近に無料駐車場あり。
※2輪駆動車はスタッドレスタイヤでも登れない場合があるのでチェーンを携帯すること。
アドバイス 日程に余裕があれば黒百合ヒュッテに泊まると充実した山行となるだろう。
厳冬期の八ヶ岳は寒く風も強い。しっかりとした防寒対策を施すこと。
アイゼン・ピッケルは必携。
東天狗岳からの下りは短いが岩混じりの鎖場となる。アイゼンを引っかけないよう慎重に行動しよう。
サブコース 逆コースは登りが楽だが下りが長く感じるだろう。
エスケープルート 特になし。
入浴 《尖石温泉 縄文の湯》
内湯・露天風呂がある日帰り温泉施設。唐沢鉱泉口から近くアクセスに優れる。
http://www.togariishinoyu.com/
おすすめ周辺情報 《手打ち蕎麦12ヶ月》
蕎麦のコース料理と単品が選べる。店内の雰囲気もよく上品な味わいの蕎麦をいただける。
https://goo.gl/maps/KN8ZRx4Y9zQ45xGGA
《ごはん屋さん 縁側》
食材そのものの味を楽しめるレストラン。地元の野菜を中心に作られた料理はヘルシーでどれも美味しい。
https://www.facebook.com/0624engawa/
《飯屋こふく》
和洋取り合わせた料理を楽しめる。メニューも豊富でまかないカレーはおすすめの一品。
https://goo.gl/maps/mkRRe9pwdMKKmcB39
《Soups Yatsugatake》
地元産の野菜をふんだんに使用したスープ専門店。ワンプレートで気軽にいただける。
http://www.soups-yatsugatake.com/
《Cafe Sabot》
地元産の粉を使ったガレットが美味しいカフェ。洒落た雰囲気のよい店でのんびりとランチやスイーツを楽しめる。
https://cafe-sabot.com/
1
唐沢鉱泉の下方にある駐車場を利用する。
2輪駆動車はスタッドレスタイヤを履いていても登れない場合がある。万一に備えてチェーンを用意しておくといいだろう。
2
唐沢鉱泉を左手に見ながら車道を進み橋を渡る。
ここが天狗岳への登山口となる。
3
西尾根まではつづら折れを交えながら針葉樹林帯を登っていく。
冬の八ヶ岳は降雪直後を除けば概ねトレースがあるので安心だ。
4
傾斜が緩みトラバース気味に進むと枯尾ノ峰との分岐となる西尾根へ乗り上げる。
登山口からここまで1時間弱の行程だ。
5
分岐点から第一展望台を目指す。
西尾根の下部は急登が続くのでペースに気を付けて焦らず進もう。
6
やや勾配が緩まると樹木の背丈が低くなる。
この辺りは北八ヶ岳らしい落ち着いた雰囲気の尾根歩きが楽しめる。
7
灌木帯を抜けると前方の視界が一気に広がる。
正面に見えるのは横岳・赤岳・阿弥陀岳といった八ヶ岳の主峰群だ。
8
西尾根の合流点から1時間ほど登れば第一展望台に到着する。
背後には中央アルプスの木曽駒ヶ岳・宝剣岳・空木岳がそびえる。入笠山から左手に続くのは南アルプスの仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳だ。
9
第一展望台からはシラビソの低木帯を緩やかに登っていく。
10
第一展望台から40分ほどで第二展望台にたどり着く。
11
第二展望台から鞍部へ下ると森林限界を抜けて西天狗岳への登りとなる。
背後の大パノラマを楽しみながら快適な登高が続く。
12
西天狗岳の登りは風に雪が飛ばされるので積雪は少ない。
ただし固雪の場合が多いのでアイゼンを利かせて確実に登ろう。
13
第二展望台から1時間弱で西天狗岳の山頂に到着する。
ここが天狗岳の最高点だ。
14
山頂からは素晴らしい大パノラマが広がる。
木曽御嶽山から乗鞍岳や槍・穂高連峰を一望する。眼下の平地は車山高原だ。
15
西天狗岳から正面に見える東天狗岳へ向かう。
東天狗岳の背後に見えるのは西上州の御座山や奥秩父の山々だ。
16
山頂からやや急な下りを終えると東天狗岳との鞍部へ降り立つ。
ここには東天狗岳を巻くトラバース道がある。ただし雪が深い時には雪崩の危険性があるので立ち入ってはならない。
17
西天狗岳から30分ほどで東天狗岳に到着する。
山頂からは西天狗岳に負けず劣らずの展望を楽しめる。
18
塩田平を挟んで雄大な姿を見せる浅間山。
背後には四阿山や谷川連峰を望む。
19
南西方向には南アルプスの仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳・白根三山が連なる。
20
北東方向に連なる槍・穂高連峰と後立山。真東には乗鞍岳と木曽御嶽山がそびえる。
21
東天狗岳から黒百合ヒュッテに向けて下り始める。
岩が露出している箇所が多いのでアイゼンを引っかけないようにしたい。
22
山頂からわずかに下ると岩峰の鎖場を通過する。
難しくはないが急な下りなので滑落に注意したい。
23
鎖場を通過すると穏やかな下りとなる。
右側は爆裂火口の際となっている。積雪が多い時は雪庇が発達するので近づかないよう注意が必要だ。
24
やがてハイマツ交じりの露岩帯を通過し樹林帯へと下っていく。
25
東天狗岳から1時間強の下りで中山峠を通過する。
ここから黒百合ヒュッテまではわずかな距離だ。
26
中山峠からシラビソの樹林帯を5分ほど進むと黒百合ヒュッテに到着する。
27
時間に余裕があれば小屋に立ち寄って昼食を頂くのもいいだろう。
28
黒百合ヒュッテ名物のビーフシチュー。
他にもカレーや丼物といった軽食やケーキ類も取り揃えている。
29
黒百合ヒュッテから唐沢鉱泉へ下山を始める。
傾斜は緩く歩きやすい道が続く。
30
途中にあるグレーチング(鉄網)の通過は足元に気を付けよう。特にアイゼンを装着している時は要注意だ。
31
黒百合ヒュッテから40分ほど下ると唐沢鉱泉への分岐となる。
32
分岐から唐沢鉱泉までは緩やかな下りが続く。
33
黒百合ヒュッテから1時間半ほどで唐沢鉱泉へ下山できる。
34
【入浴】
「尖石温泉 縄文の湯」は内湯・露天風呂がある日帰り温泉施設。
唐沢鉱泉口から近くアクセスに優れる。
35
【おすすめ周辺情報】
「手打ち蕎麦12ヶ月」は蕎麦のコース料理と単品が選べる。
店内の雰囲気もよく上品な味わいの蕎麦をいただける。
36
【おすすめ周辺情報】
「ごはん屋さん 縁側」は食材そのものの味を楽しめるレストラン。
地元の野菜を中心に作られた料理はヘルシーでどれも美味しい。
37
【おすすめ周辺情報】
「飯屋こふく」は和洋取り合わせた料理を楽しめる。
メニューも豊富でまかないカレーはおすすめの一品。
38
【おすすめ周辺情報】
「Soups Yatsugatake」は地元産の野菜をふんだんに使用したスープ専門店。
ワンプレートで気軽にいただける。
39
【おすすめ周辺情報】
「Cafe Sabot」は地元産の粉を使ったガレットが美味しいカフェ。
洒落た雰囲気のよい店でのんびりとランチやスイーツを楽しめる。
※上記の情報は記事更新日(2019年12月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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