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ルートID: r1189 中級 日帰り 磐梯・吾妻・安達太良 日本百名山

安達太良山 【日本百名山 No.21】
あだたらやま

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
四季を通じて楽しめる安達太良山。
特に冬は初心者向けの積雪期登山、秋は素晴らしい紅葉を楽しむ登山者で賑わいます。
この塩沢口からのルートは美しい渓谷から荒涼とした火山の景観など、安達太良山の魅力を楽しめるルートとなっています。
※2020年09月09日更新
ルート長13.6km
登り標高差939m
下り標高差939m
行程概要: 塩沢公衆便所 → 馬返し分岐 → 相恋の滝 → 八幡滝 → 天狗岩 → 塩沢分岐(1332m) → くろがね小屋(1344m) → 峰の辻(1549m) → 沼尻分岐(1648m) → 峰ノ辻分岐(1641m) → 鉄山(1709m) → 鉄山避難小屋(1675m) → 笹平 → 僧悟台(1329m) → 見晴台 → 馬返し分岐 → 塩沢公衆便所

【安達太良山】安達太良山の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 山を彩る素晴らしい紅葉
  • 渓谷美と変化に富んだ登山道
  • 日本百名山
モデルプラン
1日目
歩行時間:6時間40
塩沢登山口〜馬返分岐〜屏風岩〜くろがね小屋〜峰の辻〜安達太良山〜鉄山〜笹平〜僧悟台〜馬返分岐〜塩沢登山口
登山計画書作成 《ヤマレコらくルート》
http://yamare.co/8wkxUh
山と高原地図 《ヤマプラ》
http://yamare.co/ZL3f8f
コース概要 塩沢登山口から歩き始める。
スキー場を抜けると登山口となり、雰囲気のよい樹林帯の道を進む。馬返しの分岐を直進して進めば、まもなく金剛清水に到着する。
やや岩混じりの道になれば、屏風岩から八幡滝・天狗岩・荒龍岩と通過していくが、滑りやすい鎖場や岩場が連続する。足元に十分注意して歩こう。
木橋で川を7回渡ると馬車道が合流する天狗の庭に到着する。
ここからは紅葉に彩られた道を進むと、わずかな距離でくろがね小屋に到着だ。
小屋から峰の辻へと登り、荒涼とした旧火口壁沿いに進むと安達太良山の山頂にたどりつく。
ここからは北へと向かい、鉄山経由で塩沢登山口へと戻るが僧悟台付近は刈払いされていないことがある。
藪に覆われていることもあるが、道径はしっかりしているので焦らずに対処しよう。
なお、冬の安達太良山は下記を参照されたい。

《おすすめルート・冬の安達太良山》
http://yamare.co/n48Huo
計画書提出先 福島県警察本部または二本松警察署地域課
※登山口に登山計画書提出ポストあり
宿泊 なし。
交通 JR東北本線二本松駅より福島交通バス(塩沢温泉行き:500円)にて塩沢温泉バス停へ。
駐車場 塩沢登山口に無料駐車場あり。
アドバイス 沢沿いの道なので増水時の入山は慎みたい。
屏風岩〜天狗の庭間には鎖場があり濡れていると滑りやすいので注意したい。
紅葉の最盛期には混雑することが多いので時間に余裕を持って行動しよう。
鉄山の稜線付近は風が強いことで知られる。足元に注意して帽子なども飛ばされないよう気を付けよう。
笹平から僧悟台方面は刈払いされていないことがある。くろがね小屋で情報を収集しておくこと。
サブコース 山頂から奥岳登山口へ下るコースが考えられる。
箕輪山から土湯峠方面は藪がひどくおすすめできない。
エスケープルート 特になし。
入浴 《岳の湯》
岳温泉街の共同浴場。掛け流しの温泉は湯量が豊富でやや熱め。入浴料は350円とリーズナブルだ。
http://www.dakeonsen.or.jp/higaeri.stm
おすすめ周辺情報 《成駒食堂》
岳の湯のはす向かいにある周辺の人気店。ここのソースカツ丼を目当てに多くの人が訪れる。
https://goo.gl/maps/1WgM3uCM7E69ZwRc8
《みうらや》
ボリューム満点で美味しい各種定食が味わえる。ご飯のおかわりは無料で食後のコーヒーはサービスとお得感が高い。
https://goo.gl/maps/xHcQSPuRpRGtAkFY9
《支那そば やまき》
深い味わいのある和テイストの中華そばで知られる。二本松市内の人気店。
https://goo.gl/maps/DorhSaCjabQfyXScA
《ティーポット》
名物料理はハンバーグシチューのパイ包み。気取らないアットホームな雰囲気で下山後でも気軽に立ち寄ることができる。
https://goo.gl/maps/81pMJ25VcwamvLqG8
《風花》
石窯で焼かれるチーズケーキが楽しめる。週末などは混み合うので早めに立ち寄るとよい。
https://www.fuka-co.jp/
1
塩沢登山口から歩き始める。
登山口の手前には無料の駐車場がある。自家用車を利用の場合はここに停めること。
2
二本松塩沢スキー場からわずかに進むと登山口となる。
ここに登山ポストが設置されているので届けを提出していこう。
3
塩沢登山口からくろがね小屋間は看板で距離が示されている。
まずは1/30を通過する。
4
馬返しの分岐を通過すると僅かな距離で金剛清水だ。
遅い時期には涸れていることもあるが沢沿いの道なので水に困ることはないだろう。
5
湯川に沿ってややトラバース気味に登っていく。
よく整備されているが倒木や落石には注意しよう。
6
川床から高度を上げると岩混じりの道となる。
切り立った箇所もあるので転落には注意したい。
7
塩沢登山口から1時間強で屏風岩分岐に到着する。
ここはぜひ屏風岩に立ち寄りたい。
8
屏風岩の足元は100m以上の切り立った断崖だ。
ここから眺める紅葉に彩られた渓谷はとても美しい。
9
眺めを楽しんだら登山道へ戻りくろがね小屋へ向かう。
ここから馬車道分岐(天狗の庭)までの間は鎖場と岩場が連続するので慎重に行動しよう。
10
濡れている岩場が多く滑りやすい。
鎖と足元に埋め込まれたボルトを頼りに先へと進む。
11
わずかに進めば八幡滝に到着する。
晴れていれば紅葉と水流のコントラストが美しいところだ。
12
八幡滝を過ぎると木橋で川を渡る箇所が連続する。
雨天時や朝露で濡れていると滑りやすいので注意したい。
13
随所に現れる鎖場。
スラブ状の岩場は足場に乏しく緊張するところだ。
14
川を渡ると天狗岩対岸の岩場を登る。
ロープが設置されているが古いのものもあるので確認してから使用すること。
全体重を掛けることは危険なので慎みたい。
15
荒龍岩を通過しても沢沿いの道は続く。
天狗の庭までは計7回橋を渡ることになる。
16
沢身からわずかに急な登りを終えると馬車道が合流する天狗の庭に到着する。
17
天狗の庭からくろがね小屋の間は錦繍の様な美しい紅葉に彩られた道が続く。
18
塩沢登山口から2時間強でくろがね小屋に到着する。
引湯された温泉があり宿泊もできる。日程に余裕があればぜひ1泊したい山小屋だ。
19
軒下に吊り下げられた黒い鐘が小屋の名前の由来となっている。
20
くろがね小屋から峰の辻へと向かう。
ここの紅葉も美しく目を奪われるばかりだ。
21
くろがね小屋から40分ほどで峰の辻に到着する。
正面には安達太良山の溶岩ドームとなる乳首が見える。
22
峰の辻から安達太良山へと向かう。
悪天候時や天気圧が通過した後などは強風が吹いて歩行が困難になる場合がある。
風が強いことでも知られる山なので無理は禁物だ。
23
峰の辻から左手に回り込むように進むと間もなく山頂直下だ。
24
安達太良山の碑が建つ山頂に到着する。
本来の山頂は後方の岩峰(乳首)上だ。時間に余裕があればぜひ登っておきたい。
25
乳首へはアルミ梯子が架けられた岩場を登る。
わずかな距離だが週末などは渋滞して往復に1時間ほど掛かる場合がある。
26
山頂には二等三角点(点名:大関平)が設置されている。
27
安達太良山を後にして鉄山・笹平方面に向かう。
広々とした景観と開放感ある気持ちの良い尾根道が続く。
28
活火山らしい荒涼とした風景もこの山の魅力のひとつだ。
29
安達太良山から牛ノ背を20分ほど下ると沼尻コースの分岐を通過する。
30
沼尻コース分岐のすぐ先が峰の辻への分岐だ。
右手に見えるのが矢筈森。
左手奥がこれから登る鉄山だ。
31
矢筈森の西側の斜面をトラバース気味に進むと西側に沼ノ平が見えてくる。
1997年に発生した火山ガスによる遭難事故により4名が死亡した。これに伴い沼ノ平を通過するルートは閉鎖・廃道となった。
32
馬ノ背と呼ばれる尾根道を鉄山へと進む。
前述の閉鎖された登山道はこの鞍部を横切っていた。
33
峰の辻への分岐から30分ほどの登りで鉄山に到着する。
ここは安達太良山の山頂より素晴らしい展望が得られる。
34
南側には安達太良山と和尚山・船明神山を望む。
どれも安達太良火口壁の一角だ。
35
西側には沼ノ平を隔てて磐梯山を望む。
36
東側には二本松市街地と阿武隈高地を遠望する。
37
鉄山から10分ほど下れば鉄山避難小屋に到着する。
小屋の内部は清潔で休憩に適したところだ。
38
鉄山避難小屋から更に20分ほどで笹平分岐だ。
ここは右手の塩沢登山口方面へと進む。
39
笹平から僧悟台へと向かう道も紅葉が美しいところだ。
40
この道は刈払いされていないこともあり藪っぽい箇所がある。
ただし道に迷うほどではないので慌てずに道径を確認すること。
41
僧悟台から1時間ほど下れば湯川を渡り往路の登山と合流する。
笹平から塩沢登山口までは2時間10分ほどの距離だ。
42
【入浴】
岳温泉の「岳の湯」は温泉街の共同浴場。
掛け流しの温泉は湯量が豊富でやや熱め。入浴料は350円とリーズナブルだ。
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【おすすめ周辺情報】
岳の湯のはす向かいに「成駒食堂」は周辺の人気店。
ここのソースカツ丼を目当てに多くの人が訪れる。
44
【おすすめ周辺情報】
「みうらや」ではボリューム満点で美味しい各種定食が味わえる。
ご飯のおかわりは無料で食後のコーヒーはサービスとお得感が高い。
45
【おすすめ周辺情報】
深い味わいのある和テイストの中華そばで知られる「支那そば やまき」は二本松市内の人気店。
46
【おすすめ周辺情報】
「ティーポット」の名物料理はハンバーグシチューのパイ包み。
気取らないアットホームな雰囲気で下山後でも気軽に立ち寄ることができる。
47
【おすすめ周辺情報】
「風花」では石窯で焼かれるチーズケーキが楽しめる。
週末などは混み合うので早めに立ち寄るとよい。
※上記の情報は記事更新日(2020年09月09日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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