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ルートID: r14 中級 1泊2日 奥多摩・高尾 2019年11月

雲取山
くもとりやま

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
長い林道歩きを避けて丹波天平から三条の湯へ。
紅葉と展望を楽しみながら山頂に登り、鴨沢へと下山する歩き応え満点のルート。雲取山の魅力を存分に堪能してみましょう。
※2019年11月01日更新
ルート長28.7km
登り標高差1458m
下り標高差1481m
行程概要: 所畑バス停(560m) → お祭バス停 → 親川 → 高畑集落跡(790m) → 後山集落跡 → 保之瀬天平(1118m) → 丹波天平(1342m) → 丹波山(1420m) → サオラ峠(1406m) → 御岳沢 → 三条の湯(1103m) → 三条ダルミ → 雲取山避難小屋(2000m) → 雲取山(2017.09m) → 雲取山避難小屋(2000m) → 小雲取山(1937m) → ヨモギノ頭(1813m) → 奥多摩小屋(1750m) → ブナ坂(1650m) → 七ツ石山(1757.33m) → 七ツ石神社(1730m) → 七ッ石小屋上分岐(1647m) → 七ツ石山の水場(1618m) → 七ツ石小屋(1597m) → 七ッ石小屋下分岐(1503m) → 堂所(1247m) → 茶煮場(1122m) → 小袖緑道あがり(760m) → 丹波山村村営駐車場(745m)

【雲取山・長沢背稜】雲取山の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 変化に富んだルートと紅葉を楽しむ
  • 東京都の最高峰
  • 日本百名山
モデルプラン
1日目
歩行時間:6時間
鴨沢西バス停〜親川〜丹波天平〜竿裏峠〜御岳沢〜三条の湯
2日目
歩行時間:8時間
三条の湯〜三条ダルミ〜雲取山〜七ッ石山〜堂所〜小袖乗越〜鴨沢
登山計画書作成 《ヤマレコらくルート》
http://yamare.co/L8I3g3
山と高原地図 http://yamare.co/5stwQM
コース概要 鴨沢西バス停より天平尾根の登山口がある親川までは車道を歩く。
登山口から緩やかに登ると幾つかの廃屋を通過する。尾根の斜面をトラバース気味に進むと天平尾根へ上がり保之瀬天平を通過する。
しばらくはほぼ平坦な道を進み、わずかに急登すれば丹波天平に到着する。
ここからは落葉が積もる道を進み、小ピークを越えると竿裏峠にたどり着く。右手に進み、桟道を越えながら緩やかに下れば三条の湯に到着する。
今日はここで1泊しよう。
翌日は雲取山から鴨沢へと下山する。
水無尾根の東側斜面を登ると三条ダルミを通過する。ここから45分ほど登れば雲取山の山頂だ。
下山は石尾根を下り、七ッ石山から鴨沢へと登り尾根を下る。
特に問題となる箇所はないが、帰りのバスの時刻に合わせて行動したい。
計画書提出先 警視庁奥多摩警察署地域課
※登山口に登山計画書提出ポストあり。
宿泊 三条の湯:0428-88-0616
交通 JR青梅線奥多摩駅より西東京バス(鴨沢西・丹波・小菅の湯行き:710円)にて鴨沢西バス停へ。
駐車場 登山口周辺に駐車場はないので公共交通機関を利用すること。
※自家用車を利用の場合は下山口に近い小袖乗越の村営無料駐車場を利用する。
アドバイス 11月でも稀に降雪を見ることもある。事前の情報確認を忘れずに行いたい。
丹波天平尾根は落葉が積もると道が分かり難いので慎重に行動すること。
竿裏峠から三条の湯までは桟道でのスリップに注意しよう。
七ッ石山周辺は巻道を含めて多くの分岐が存在する。自分の進む道をしっかりと確認して進みたい。
七ッ石小屋周辺は台風の影響により荒れている箇所があるので十分に注意すること。
エスケープルート 三条の湯から後山林道をお祭へ下山。
※富田新道・唐松岳林道はエスケープに不向きだ。
入浴 《もえぎの湯》
奥多摩駅から歩いて15分ほどの距離にある日帰り温泉施設だ。
https://www.okutamas.co.jp/moegi/
おすすめ周辺情報 《木洩れ日》
定食類やラーメン・カレーライスなどが手軽にいただける。鴨沢バス停脇にあり利便性が高い。
http://www.shokokai.or.jp/19/194431S0001/index.htm
《のんきや》
独特の風味が癖になると評判の中華そばが一押し。醤油ベースのスープが手打ちの細麺によく絡み美味い。
https://www.nonkiya.jp/index.html
《天益》
奥多摩駅前にある昔ながらの食堂。ここの餃子は絶品。公共交通機関であれば電車に乗る前にビールでも飲みながらつまみたい一品。
https://goo.gl/maps/E7hRqf1av82yFtH3A
《へそまんじゅう・澤乃井》
奥多摩・青梅を代表する名産品だろう。帰りに立ち寄って土産物にするといいだろう。
https://goo.gl/maps/5DeLAv3Symqv2gPA6
http://www.sawanoi-sake.com/
《山の休憩所かゑる》
鴨沢バス停近くにある民泊可能な古民家カフェ。下山の汁粉は身体に染み渡る甘さ。可愛い猫が3匹いて愛猫家にもおすすめだ。
https://www.yama-kaeru.com/
1
【1日目】
奥多摩駅から鴨沢西バス停まで西東京バスで移動するが丹波行きの直通バスは少ない。ここから丹波天平の登山口となる親川まで歩いて移動する。
2
国道411号線を親川に向かって歩く。
週末などは交通量が多いので車の往来には注意したい。
3
鴨沢西バス停から30分ほどで天平尾根の末端にある親川登山口に到着する。
4
歩き始めは針葉樹林帯の道を緩やかに登っていく。
5
斜面を左手に見ながら進むと天平尾根の末端を乗越す。
ここから尾根の北側へと回り込む。
6
廃屋の脇を通り抜けて進めば緩やかに登るトラバース道が続く。
7
やや急な斜面を登れば天平尾根に登り詰める。
ここからしばらくは平坦で気持ちのよい道となる。ただし落葉が積もり道が分かり難いことがあるので注意したい。
8
やがて保之瀬天平と呼ばれる平地を通過する。
この辺りはモミジやカエデの紅葉が美しい所だ。
9
保之瀬天平からほぼ平坦な道を進むと丹波天平への登りとなる。
短いが急な登りだ。
10
登山口から2時間半ほどで丹波天平に到着する。
ここは丹波方面への分岐点になっている。
11
丹波天平からわずかに進むと樹木が途切れた開放的な平(デイロ)を通過する。
12
やがて尾根らしい地形へと変わるとカラマツ林の中を進む道となる。
この辺りは獣道が交錯するので道迷いには注意しよう。
13
素晴らしい紅葉の中を進み竿裏峠を目指す。
小さなピークをひとつ越えるがほぼ平坦な道が続く。
14
丹波天平から40分ほどで竿裏峠に到着する。
サヲウラ峠・サオラ峠と表記されていることが多いがどれも間違いではない。
15
竿裏峠から天平尾根の北面を緩やかに下り三条の湯へ向かう。
16
三条の湯へ向かう道は総じて歩きやすいが桟道が設置されている箇所は滑りやすいので慎重に行動したい。
17
沢を渡る箇所があるので増水時は十分に注意したいところだ。
通常であれば問題なく通過できるだろう。
18
権現谷を通過するとやや高度感のある桟道を進む。
転落や滑落に気を付けたい。
19
竿裏峠から2時間ほどで三条の湯に到着する。
今日はここで1泊する。
20
三条の湯は清潔で居心地がよい小屋だ。もちろん温泉に入ることもできる。
21
三条の湯周辺はキャンプ指定地にもなっている。
テント泊デビューの山としても最適だ。
22
【2日目】
翌日は三条の湯から雲取山へ登り鴨沢へ下山する。
7時間ほどの行程だがバスの時間を考えて早めに出発したい。
23
水無尾根の東面を緩やかに登り三条ダルミを目指す。
紅葉が朝陽に映える美しいところだ。
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幾つかの沢を巻きながら徐々に標高を上げていく。
25
三条の湯から2時間半ほどで三条ダルミに到着する。
「ダルミ」とは鞍部・峠などの意味を持つ。
26
三条ダルミから雲取山の山頂まで40分ほどだが急な登りが続く。
息を整えながらゆっくり登ろう。
27
視界が開けると雲取山頂避難小屋が建つ山梨県側の山頂に到着する。
28
山梨県側のピークからわずかに進めば山頂同定板が設置された雲取山の山頂に到着する。
29
山頂の南側には富士山が大きくそびえる。
手前には小金沢連峰の大菩薩嶺や道志の山々を見渡せる。
30
西側に連なる南アルプス。
右から甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・北岳・間ノ岳と続く。この左側には赤石岳や聖岳まで望む。
31
天候条件によってだが東側には東京湾やスカイツリー・江ノ島を目視できる。
32
北寄りには遠く御荷鉾連山や榛名山・谷川連峰を望む。
33
山頂での滞在を楽しんだら七ッ石山へ向かおう。
ここからは気持ちの良い石尾根の縦走だ。
34
山頂から20分ほどで日原方面に下る道(富田新道)が分岐する小雲取山を通過する。
35
さらに15分ほど進むとヨモギノ頭を通過する。
ここからはわずかな区間だがザレた下りとなるのでスリップに注意したい。
36
ヨモギノ頭直下にあった奥多摩小屋は本年(平成31年)3月いっぱいで惜しまれつつ閉鎖された。
これに伴いキャンプ指定地での幕営も不可となった。
37
奥多摩小屋跡から平坦な道を進むと五十人平のヘリポートを通過する。
38
正面に七ッ石山を望みながら石尾根を進む。
解放感満点の登山道は歩いていて気持ちがよい。
39
やがて日原へと下る唐松谷林道(難路)が分岐するブナ坂に到着する。
右手に伸びるのは七ッ石小屋への巻道だ。
40
ブナ坂から20分ほど登ると七ッ石山の山頂に到着する。
41
山頂からわずかに東へ進み社が建つ神社から七ッ石小屋へと下る。
歩きやすい道が続くが急な下りなので足元に注意したい。
42
下りの途中で水場を通過するが水が涸れているいることがある。
43
七ッ石山の山頂から30分弱ほどの下りで七ッ石小屋に到着する。
ここは通年営業で家庭的な雰囲気が人気の小屋だ。
44
七ッ石小屋から登り尾根を下る。
堂所までは尾根上を進むがそれ以降は尾根の東側をトラバース気味に下ることになる。
45
尾根筋から離れ緩やかに下っていく。
この辺りも紅葉が美しいところだ。
46
堂所から1時間半ほどで小袖乗越(権現平)の村営駐車場にたどり着く。
自家用車で来る場合にはここに駐車して親川まで移動するといいだろう。
47
小袖乗越から緩やかに下っていくと眼下に奥多摩湖を望みながら鴨沢の集落を通過する。
48
鴨沢集落からわずかに下れば国道411号線にある鴨沢バス停に到着する。
49
【入浴】
「もえぎの湯」は奥多摩駅から歩いて15分ほどの距離にある日帰り温泉施設だ。
50
【おすすめ周辺情報】
「木洩れ日」は定食類やラーメン・カレーライスなどが手軽にいただける。
鴨沢バス停脇にあり利便性が高い。
51
【おすすめ周辺情報】
「のんきや」では独特の風味が癖になると評判の中華そばが一押し。
醤油ベースのスープが手打ちの細麺によく絡み美味い。
52
【おすすめ周辺情報】
「天益」は奥多摩駅前にある昔ながらの食堂。
ここの餃子は絶品。公共交通機関であれば電車に乗る前にビールでも飲みながらつまみたい一品。
53
【おすすめ周辺情報】
「へそまんじゅう」「澤乃井」は奥多摩・青梅を代表する名産品だろう。
帰りに立ち寄って土産物にするといいだろう。
54
【おすすめ周辺情報】
「山の休憩所かゑる」は鴨沢バス停近くにある民泊可能な古民家カフェ。
下山の汁粉は身体に染み渡る甘さ。
可愛い猫が3匹いて愛猫家にもおすすめだ。
※上記の情報は記事更新日(2019年11月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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