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ルートID: r141 中級 日帰り 日光・那須・筑波 2017年5月

社山と黒檜岳
しゃざん / くろびだけ

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
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11月
12月
中禅寺湖を挟んで男体山と対峙する絶景の山。
歩き応えもあり展望や花も楽しめる変化に富んだ山行が期待できます。
※2017年05月01日更新
ルート長15.5km
登り標高差695m
下り標高差696m
行程概要: 英国大使館別荘記念公園(1275m) → 狸窪(1280m) → 阿世潟(1276m) → 阿世潟峠(1410m) → 社山(1826.6m) → 黒檜岳・社山道標 → 1792m峰(1792m) → 1816m峰(1816m) → 黒檜岳・大平山分岐 → 黒檜岳分岐 → 黒檜岳(1976m) → 黒檜岳分岐 → ピーク1802 → 尾根とりつき → 黒檜岳登山口 → 千手堂 → 千手ヶ浜遊覧船のりば(1270m) → 千手ヶ浜バス停(1274m)

【足尾山塊北部】社山と黒檜山の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 中禅寺湖と日光連山の絶景
  • 解放感あふれる気持ちのよい尾根歩き
  • 変化に富んだルート
モデルプラン
1日目
歩行時間:8時間
中禅寺湖バス停〜歌ヶ浜駐車場〜阿世潟〜阿世潟峠〜社山〜大平山分岐〜黒檜岳〜黒檜岳登山口〜千手ヶ浜バス停
山と高原地図 《ヤマプラ》
http://yamare.co/D3mxM4
コース概要 公共交通機関なら中禅寺湖バス停から歩き出す。
中禅寺湖沿いの道を進むと歌ヶ浜に到着するが自家用車であればここの市営駐車場に停めることが可能だ。
さらに湖畔の道を進みイタリア大使館別荘跡を過ぎる。
ここからは歩道となり狸窪を経由して登山口となる阿世潟へ到着する。
稜線上にある阿世潟峠までは20分ほどの登りで道も整備されているので問題はないだろう。
峠からはやや急な尾根を登り社山へ向かう。
足元に気をつけながら根が張り出した尾根上を進むと崩壊地に沿って道が続いている。
細かなアップダウンを繰り返しながらつづら折の道を登ると雨量計が設置された1,567mのピークに到着する。
ピークからは緩く下り露岩の尾根を登り返せば社山の山頂に到着だ。
山頂からは下る方向に注意しよう。
コメツガの林をひとしきり下ると笹原に出て鞍部に降り立つ。
ここからはアップダウンを繰り返しながら進むが多くの鹿道(けもの道)と交錯しているので迷いこまないように注意が必要だ。
笹は深いところで腰程度。踏跡はしっかりしているので要所での確認を忘れずに歩こう。
進行方向がやや北寄りになると左手に伸びる尾根が確認できる。
登りついた小ピークは大平山方面との分岐だ。
この先はコメツガの樹林帯となるが道を失いやすいのでテープやプレートを確認しながら前進する。
わずかに進んだピークが黒檜岳との分岐となる。
本峰までは往復で15分程度だが道迷いには注意したい。
分岐から中禅寺湖へと下山するが尾根は総じて急なので足元には十分注意したい。
シャクナゲの林から尾根筋を下ると道標が立つ中禅寺湖への下降点となる。
道は右手へ下り始める。
ロープが設置された荒れた沢沿いの道を下り対岸に渡る。
ここを越えれば徐々に傾斜が緩まってまもなく中禅寺湖畔に到着する。
あとは湖畔の遊歩道をたどって千手ヶ浜のバス停までのんびり歩こう。
計画書提出先 栃木県警察本部もしくは日光警察署地域課
※現地登山ポストは確認できず
宿泊 なし。
交通 東武鉄道日光線東武日光駅より東武バス(湯元行き:1,150円)にて中禅寺温泉バス停へ。
※帰路は千手ヶ浜より奥日光低公害バス(一律300円)にて赤沼車庫へ戻る。
http://www.nikko-nsm.co.jp/function/bus
駐車場 歌ヶ浜に市営無料駐車場あり。
アドバイス 歩行時間が長いので留意のこと。
稀にダニの被害報告があるので最低でも肌が露出しない服装を心掛けること。
社山と黒檜岳の間は笹の中の踏み跡をたどるが獣道も多く道迷いに要注意。
一部崩落箇所があるので足元に注意して通過すること。
黒檜岳周辺は道が判り難いところがあるので赤と黄色のプレートを目印に歩くとよい。
黒檜岳からの下りは沢を横断する箇所が崩れているので転倒などに注意したい。
サブコース 社山の往復でも十分楽しめる。
エスケープルート 特になし。
入浴 《金谷ホテル・空ぶろ》
離れの温泉でログハウス内の風呂と露天風呂が楽しめる。
http://www.kanayahotel.co.jp/ckh/soraburo/
おすすめ周辺情報 《華厳の滝》
97mの落差を毎秒3tの水量が落ちる様は荘厳のひとこと。
http://kegon.jp/
《清ちゃん》
名物の湯葉料理もいいが焼きそばがとても美味しい。
https://goo.gl/maps/th3BQgwnppM2
《浅井精肉店》
混み合うこともあるがここのソースカツ丼はおすすめ。
https://goo.gl/maps/zuCHfFNyqx22
1
公共交通機関の場合は中禅寺温泉バスターミナルから歩き出す。
東武日光駅からのアクセスになるがバスの本数も比較的多く便利だ。
2
自家用車の場合は市営歌ヶ浜駐車場からスタート。
第1駐車場と第2駐車場があるので満車の心配は少ないだろう。
3
湖畔の道を進むと右手にこれから登る社山が見える。
湖沿いの遊歩道も通行可。
4
車止めのゲートを通過するとイタリア大使館別荘跡に到着する。
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アカヤシオが咲く湖岸道路を進む。
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未舗装路となった道をたどると狸窪(むじなくぼ)に到着する。
ここは半月山との分岐になっている。
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さらに進めば阿世潟に到着する。ここが阿世潟峠・社山方面への分岐となる。
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道標に導かれて進めば阿世潟峠への登りとなる。
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よく整備された道が阿世潟峠まで続く。
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湖畔から20分ほどの登りで阿世潟峠に到着だ。
南へ下る長手沢沿いの道は年々荒廃が進んでいる。
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峠からは急な登りが続く。
根が地表に露出しているので足を引っかけないように気を付けよう。
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この辺りにはシロヤシオやヤマツツジが多く咲く。
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崩壊地に沿って進む尾根道。
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つづら折れで登り返すと雨量計が設置されている1,567mのピークに到着する。
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右手には中禅寺湖と男体山。
その左手には太郎山・山王帽子山から根名草山・金精山・日光白根山を一望。
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細かいアップダウンを交えながら気持ちのよい尾根道を進む。
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背後には中禅寺湖が輝き男体山が大きくそびえる。
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山頂へ向けて最後の登り。
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社山の山頂に到着。
思いのほか広くてゆっくりできるところだ。
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山頂からコメツガの林を下ると笹原の尾根をたどるようになる。
正面には日光白根山。
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ところどころに見られる荒地は足尾鉱山の鉱毒によるものだ。
枯れた木が増えれば根を保持できなくなり結果的に土地が荒れる。
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細かなアップダウンを繰り返しながら尾根を進む。
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気持ちの良い尾根道が続く。
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1,816m峰の手前にある鞍部。
この辺りから黒檜岳分岐までは鹿道(けもの道)が交錯しているので迷いこまないよう注意が必要だ。
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1,926m峰周辺から左手に見えるのが大平山への稜線だ。
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大平山分岐に到着。
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分岐からコメツガの樹林帯に入るが黒檜岳分岐までは迷いやすい道になるのでテープと赤・黄のプレートを確認しながら進む。
特に雪が多く残っている時は要注意だ。
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黒檜岳分岐に到着。
ここには壊れた山頂プレートがあるが本当の山頂は東へ5分ほど進んだ所にある。
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この辺りでは鹿を多く見掛ける。
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黒檜岳に到着。
山頂は樹木に覆われていて展望はない。
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山頂から分岐へ戻り千手ヶ浜へ下る。
全体的に急勾配なので転倒には注意しよう。
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コメツガの樹林帯で展望はきかない下りだ。
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この辺りはシャクナゲやアカヤシオ・シロヤシオ・ミツバツツジが美しいところ。
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シャクナゲ林の急な下り。
木の根が張り出しているので足元には注意しよう。
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ここから尾根を外れて中禅寺湖へと下る。
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沢沿いに下り対岸へ渡るが崩れていて足場が悪い。
注意して下りたいところだ。
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斜面が緩くなれば間もなく中禅寺湖畔だ。
足元には一面のフッキソウ。
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黒檜岳登山口に到着。
ここからは湖畔を千手ヶ浜へ向けて進む。
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小さな橋を渡るとまもなく湖畔に出る。
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正面に男体山を望みながら中禅寺湖畔を歩く。
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おとじろうばしを渡れば間もなく千手ヶ浜だ。
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千手ヶ浜で車道と合流。
左手に折れてバス停へ向かう。
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千手ヶ浜バス停に到着。
ここから赤沼車庫までは奥日光低公害バスに乗って戻ることになる。
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【入浴】
中禅寺温泉バス停に近い日光レークサイドホテルが休館となったため周辺には日帰り入浴施設がない。
金谷ホテルの「空ぶろ」は離れの温泉でログハウス内の内風呂と露天風呂が楽しめる。
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【おすすめ周辺情報】
華厳の滝は毎秒約3tの水量で97mの落差を一気に落ちる名瀑だ。
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【おすすめ周辺情報】
「清ちゃん」は名物の湯葉料理もいいが焼きそばがとても美味しい。
大盛でも650円とリーズナブルだ。
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【おすすめ周辺情報】
「浅井精肉店」はトンカツが美味しいお店だ。
混み合うこともあるがここのソースカツ丼はおすすめ。
※上記の情報は記事更新日(2017年05月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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