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【1日目】
八方尾根スキー場のゴンドラ「アダム」に乗って登山口を目指す。
繁忙期には30分ほど待つこともあるので早出を心掛けたほうがよい。
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ゴンドラとリフト2本を乗り継ぐとスキー場最上部の八方池山荘に到着する。
ここから登山開始だ。
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八方池山荘より遊歩道を登っていく。
尾根道と山腹道があるが後者のほうが歩きやすく時間も変わらない。
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トイレの脇を通ると第2ケルンを通過する。
八方池へ向かう一般観光者と登山者が入り乱れて渋滞することが多い。
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八方ケルンを通過してやや急な登りを終えると八方池だ。
時間に余裕があれば池廻りの道を進むとよい。
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八方池へ向かう遊歩道を分けると本格的な登山道となる。
黒く光る岩石は蛇紋岩で乾いていてもよく滑る。
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緩やかに登ると下ノ樺の樹林帯を通過する。
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下ノ樺を抜けるとやや急な登りとなる。
不安定な岩が転がっているので落石を起こさないように注意しよう。
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急登を終えると穏やかな道が上ノ樺まで続く。
正面上部に見えるのが扇雪渓だ。
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上ノ樺に入ると緩急交えた登りとなる。
ザレた部分もあり足元には注意したいところだ。
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上ノ樺を過ぎると扇雪渓に到着する。
真夏でも涼しく休憩に最適なところだ。
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扇雪渓から右手へ進むと樹林帯のつづら折れとなる。
これを登ると丸山直下の雪渓となる。
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唐松岳頂上山荘のシェルパ達(ネパール人)が作った石積みの階段を登ると丸山ケルンだ。
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大パノラマが広がる丸山ケルンに到着。
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丸山ケルンからは気持ちのよい尾根道が続く。
登山道もよく整備されていて快適だ。
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まもなく大曲を通過する。
直進する踏み跡に入り込まないように注意したい。
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尾根道(冬道)と巻道(夏道)との分岐点を通過する。
平成30年7月に発生した崩落により尾根道のみの通行となった。
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ここからは急な岩混じりの登りとなる。
ヤセた尾根では転落や滑落に注意したい。
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最上部の脆い岩場から右へ回り込んで階段を登る。
落石には要注意だ。
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階段を登り切ると眼下に唐松岳頂上山荘が現れる。
ここは左手に進み小屋へ向かおう。
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唐松岳頂上山荘に到着する。
八方池山荘から3時間半-4時間ほどの行程だ。
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山荘の脇にはコマクサの群落がある。
見頃は7月中旬-8月上旬頃だ。
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小屋に荷物を置いて唐松岳を往復する。
山頂までは特に難しい箇所はない。
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唐松岳周辺は雷鳥が多く見られるところだ。
7月から8月の上旬にかけては親子で寄り添う姿を見ることができる。
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唐松岳山頂に到着。
山荘から往復で40分ほどの距離だ。
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唐松岳頂上山荘に戻ったら五竜山荘に向けて出発する。
小屋を出てすぐに表れるのが牛首岩稜だ。この周辺では最も事故が多い所なので細心の注意を払って行動したい。
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険しく高度感のある岩稜が続く。
鎖が設置されているが補助程度の使用にとどめたい。
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終盤に通過する外傾したバンドは濡れていると危険な個所だ。
雨天の行動は慎みたい。
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岩稜を終えると最低鞍部へ向かって下っていく。
正面には五竜岳と白岳が大きくそびえる。
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砂礫帯を進むと間もなく最低鞍部だ。
広々とした休憩適地。
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鞍部から急な岩場を登ると大黒岳の直下に出るが山頂は通らない。
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樹林帯を抜けると砂礫の尾根道となる。
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遠見尾根との合流点に向かって緩やかに登っていく。
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白岳の斜面をトラバース気味に登れば遠見尾根分岐点に到着する。
ここから五竜山荘は目と鼻の先だ。
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分岐からわずかな下りで五竜山荘に到着する。
八方池山荘から6-7時間ほどの行程だ。
今日はここで1泊する。
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五竜山荘の夕食は名物とも言えるカレーライスだ。
自家製のルーは辛味が効いていて美味い。
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【2日目】
朝焼けに染まる五竜岳へ向かう。荷物は五竜山荘に置いていこう。
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山荘からは主稜線下をトラバース気味に登っていく。
岩場とザレが交互に現われるので足元には注意したい。
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岩場を登りG0稜を越えると本峰間の鞍部へと緩く下る。
ここからザレ場を登り本峰へ取り付く。
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山頂直下の岩場が始まる。
すれ違える箇所は限られているので譲り合って先へ進もう。
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この鎖場は身体の向きが定まらない不安定な個所なので注意が必要だ。
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鎖場を抜けると山頂へと続く岩稜をたどるようになる。
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八峰キレット方面への分岐からわずかに進めば五竜岳の山頂だ。
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山頂を往復したら五竜山荘より下山を開始する。
山荘よりわずかに登り返し遠見尾根分岐点を右に折れて遠見尾根を下る。
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分岐からしばらく進むと白岳の山頂を巻くように下り始める。
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遠見尾根の上部は岩混じりのザレ場が続く。
転倒やスリップには十分注意しよう。
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西遠見のギャップまでは鎖場もある。
特に最後の鎖場は事故が多発するところなので転落に要注意のこと。
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下り切ると高度感のある痩せた尾根をたどるようになる。
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西遠見山(道標なし)へ登り返すと樹林帯に入り緩やかに下り始める。
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わずかに下れば大きな池塘がある西遠見に到着する。
背後には五竜岳がそびえる休憩適地だ。
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西遠見から大遠見へ向かう。
この辺りからアップダウンが連続する長い道のりとなる。
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大遠見へ向かう途中からは鹿島槍ヶ岳のカクネ里を一望できる。
2018年に氷河認定された雪渓だ。
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西遠見から30分ほどで大遠見に到着する。
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大遠見から中遠見へ向かう。
ここは鞍部に向けて長く急な下りとなる。
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下りきると中遠見へ登り返しとなる。
多くあるアップダウンの中で一番きつい登りだ。
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鹿島槍ヶ岳を正面に望む中遠見に到着する。
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中遠見から緩やかに下って再度登り返すと小遠見山に到着する。
ここは山頂の手前から巻くことも可能だ。
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小遠見山へが最後の登り返しだ。
ここから二ノ瀬髪・一ノ瀬髪を通過して白馬五竜スキー場へ向けて下っていく。
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やや急な木段が続く下りを終えると地蔵ノ頭との鞍部に到着する。
ここを右手に進むと登り返しなしでアルプス平まで行くことができる。
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湿原は木道が整備されていて歩きやすい。
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湿地帯から抜けるとゲレンデ脇の道となる。
林道を緩やかに下ればアルプス第1ペアリフト乗場に到着する。このリフトに乗るとテレキャビン乗場より下方に着いてしまうので歩いたほうがよい。
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アルプス平の高山植物園を下っていく。
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リフト乗車場から10分ほどの下りでテレキャビン乗場に到着。
ここで登山は終了だ。
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【入浴】
テレキャビンの山麓駅となるエスカルプラザ。
ここの「竜神の湯」は利便性が高くおすすめだ。
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【おすすめ周辺情報】
五竜山荘の「山が好き酒が好き」Tシャツは人気のアイテムだ。
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【おすすめ周辺情報】
「利根川蕎麦店」は粗挽きで腰の強い蕎麦が特徴的。
店内の雰囲気も落ち着いていてとてもよい。
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【おすすめ周辺情報】
「大黒食堂」は地元の人々から愛される昔ながらの大衆食堂。
ここのソースカツ丼はボリューム満点でとても美味しい。
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【おすすめ周辺情報】
村内で話題の海鮮丼専門店「虹屋丼丸」はリーズナブルで美味しい海鮮料理が味わえる。テイクアウトがメインだが店内でも飲食可。
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【おすすめ周辺情報】
「農かふぇ 白馬そだち」では地元の食材にこだわって作られる素朴な料理が美味しいカフェ。
おにぎり定食やスープカレーがおすすめ。
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【おすすめ周辺情報】
アルプス平にある「山頂レストラン あるぷす360」のソフトクリームは濃厚な味わいが特徴的。疲れて火照った身体に嬉しい一品だ。
http://yamare.co/Qxq4gt
http://yamare.co/IDzVtf
※八方ゴンドラ駅または八方池山荘に登山計画書提出ポストあり。
https://www.hakuba-sanso.co.jp/
※夏期は混雑する場合がある。
八方バスターミナルより徒歩にて八方約10分で八方ゴンドラ山麓駅へ。
※帰路は回送サービス・タクシーを利用するか村内の巡回バスを利用する。
唐松岳頂上山荘から大黒岳間の牛首は事故の多い岩場なので転落等に注意すること。
五竜岳へ向かう鎖場は足場が安定しないので焦らず慎重に登ろう。
白岳分岐からの遠見尾根上部が転倒などで負傷するケースが多いので要注意。
遠見尾根はアップダウンが多く体力的に消耗する。
テレキャビンの山麓駅となるエスカルプラザにある「竜神の湯」は利便性が高くおすすめだ。
http://www.hakubaescal.com/winter/escal/spa/
五竜山荘の「山が好き酒が好き」Tシャツは人気のアイテムだ。
https://www.hakuba-sanso.co.jp/yamagoya/goryusanso.html
《利根川蕎麦店》
粗挽きで腰の強い蕎麦が特徴的。店内の雰囲気も落ち着いていてとてもよい。
https://goo.gl/maps/bYLKMn5j8eS2
《大黒食堂》
昔ながらの大衆食堂。ここのソースカツ丼はボリューム満点でとても美味しい。
https://goo.gl/maps/Q8HTdDoTjQQ2
《加奈陀亭》
鉄板焼き専門店。白馬在住の外国人達が作る日本食はどれも絶品だ
http://canadianvillage.com/canada_tei.html
《ウエストコーストカフェ》
カナダ人が経営する本格的なバーガーショップ。 本場の味を楽しむならここ。
https://goo.gl/maps/BsDu2potqDw
《山頂レストラン あるぷす360》
ここのソフトクリームは濃厚な味わいが特徴的。疲れて火照った身体に嬉しい一品だ。
http://www.hakubaescal.com/shokubutsuen/shop/alps/