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唐松岳
まずはゴンドラとリフト2本を乗り継いでスキー場の最上部へ向かう。
ゴンドラの山麓駅から「アダム」に乗るがスキーヤーが多く混雑する。
なおゴンドラの乗車券は登山届との引き換えとなる。
兎平からはアルペンクワッドリフトに乗り継ぐ。
最後に乗るのはグラードクワッドリフト。
右手には長野オリンピックの男子アルペンスキー・ダウンヒル競技のスタート地点がある。
リフト上から望む五竜岳と鹿島槍ヶ岳。
八方尾根スキー場の最上部となる八方池山荘に到着。
ここから登山がスタートする。
なお前日に宿泊しておけば早朝から唐松岳へアタックできる。
山荘から石神井ケルンまでは急登が続く。
なお年によっては雪がない場合もある。
石神井ケルンからは傾斜の緩まった雪原を歩いていく。
正面には不帰ノ険から爺ヶ岳までが一望だ。
石神井ケルンからは傾斜の緩まった雪原を歩くと夏期トイレがある第二ケルン（息ケルン）に到着する。
正面には白馬三山・不帰ノ険・五竜岳・鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳がそびえる。
徐々に傾斜が強まると八方ケルンを通過する。
これを登り切ると八方池に到着する。
池は雪に埋まっているが白馬三山の展望が素晴らしいところだ。
尾根をたどるとわずかな距離で下ノ樺を通過する。
ここは幕営適地。
下ノ樺と上ノ樺のつなぎは急な登りとなる。
新雪時にはラッセルが厳しいところだ。
上ノ樺を越えてさらに小ピークを過ぎれば丸山への登りとなる。
丸山ケルンに到着。
背後には焼山・火打・妙高など頚城山塊の山々が並ぶ。
丸山からは忠実に尾根をたどる。
上部は急な斜面が続く。
滑落は許されないところだ。
最後のピークは岩混じりの登りだ。
ここを越えると稜線上にある唐松岳頂上山荘のヘリポートに飛び出す。
ヘリポートに到着。
最初に視界へ飛び込んでくるのが劔岳と立山連峰。
そしてわずかに下れば唐松岳頂上山荘に到着する。
宿泊の手続きを済ませたら唐松岳を往復しよう。
右手の唐松沢側には大きな雪庇が張り出すので注意が必要だ。
山荘から20分強で唐松岳の山頂に到着だ。
山頂から望む劔・立山連峰。
右は毛勝三山から左は薬師岳・黒部五郎岳までを一望。
こちらは五竜岳・鹿島槍ヶ岳方面。
天気がよければ三俣蓮華岳・笠ヶ岳・穂高連峰から大槍までを望む。
あとは雪庇に注意して山荘へ戻るだけだ。
今日の宿泊先となる唐松岳頂上山荘。
部屋と寝具は清潔で過ごしやすく富山県側の部屋からは劔岳を一望。
この時期であれば混み合うこともないだろう。
食堂は解放感があって気持ちがいい。
夕食準備までは開放されているのでくつろぐことができる。
北アルプスの山小屋としては標準的な夕食。
翌朝。
戸隠岳と高妻山の間から朝陽が昇る。
今日は八方尾根スキー場へ下るだけだ。
上部の痩せ尾根の通過には気を付けよう。
八方池山荘に到着。
あとはリフトとゴンドラを乗り継いで下界へ下る。
【入浴】
八方第二郷の湯がゴンドラの駅から最も近い。
八方の温泉はPh11を超える日本でも屈指の強アルカリ泉だ。
【おすすめ周辺情報】
ゴンドラ駅近くのアンクルスティーブンスはテキサス＆メキシコ料理のお店。
ボリューム満点で外国人も多く集まるのでちょっとした異国の感じがする。
【おすすめ周辺情報】
おすすめはビーフライスとハラペーニョケサディージャ。
どの料理も美味しくテキーラは国内でも有数の品揃え。
【おすすめ周辺情報】
グリンデルは地元の人も通う人気店のひとつ。
ベーコンステーキのセットはおすすめ。
【おすすめ周辺情報】
白馬は蕎麦もおいしい。
林檎舎は胡桃ダレで蕎麦をいただく。
【おすすめ周辺情報】
みそらの別荘地にある「Coccola J」は女性受けの良いカフェ・レストラン。
【おすすめ周辺情報】
チーズがたっぷりトッピングされた焼きチーズカレーは優しい味だ。
【おすすめ周辺情報】
そして何と言ってもここを代表するものと言えばシフォンケーキ。
ふわふわの食感と様々なトッピングが嬉しい。
【おすすめ周辺情報】
白馬には好日山荘やラッピーなどの登山用品店やノースフェイス・モンベルなどの直営ショップがある。
忘れ物をしても安心だ。
【おすすめ周辺情報】
村内や山中でもよく見掛ける白馬のゆるキャラ。
「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男III世」のグッズはお土産にいいかもしれない。
唐松岳からまつだけ
濃い緑山行に最も適した時期
薄い緑山行に適した時期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
四季を通じてよく登られている唐松岳ですが、積雪・残雪期でも比較的容易に山頂へ立てるため人気の山となっています。
できれば素敵な唐松岳頂上山荘に1泊してのんびり行程を楽しみましょう。
できれば素敵な唐松岳頂上山荘に1泊してのんびり行程を楽しみましょう。
※2017年04月01日更新
ルート長9.5km
登り標高差856m
下り標高差856m
行程概要:
石神井ケルン(1974m)
→
第二ケルン(2005m)
→
八方ケルン(2035m)
→
第三ケルン(2080m)
→
下の樺(2140m)
→
丸山(2420m)
→
唐松岳頂上山荘(2620m)
→
唐松岳(2696m)
→
唐松岳頂上山荘(2620m)
→
丸山(2420m)
→
下の樺(2140m)
→
第三ケルン(2080m)
→
八方ケルン(2035m)
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第二ケルン(2005m)
→
石神井ケルン(1974m)
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八方池山荘(1850m)
地図／標高グラフ
【後立山南部】唐松岳の詳細解説
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まずはゴンドラとリフト2本を乗り継いでスキー場の最上部へ向かう。ゴンドラの山麓駅から「アダム」に乗るがスキーヤーが多く混雑する。
なおゴンドラの乗車券は登山届との引き換えとなる。
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兎平からはアルペンクワッドリフトに乗り継ぐ。
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最後に乗るのはグラードクワッドリフト。右手には長野オリンピックの男子アルペンスキー・ダウンヒル競技のスタート地点がある。
4
リフト上から望む五竜岳と鹿島槍ヶ岳。
5
八方尾根スキー場の最上部となる八方池山荘に到着。ここから登山がスタートする。
なお前日に宿泊しておけば早朝から唐松岳へアタックできる。
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山荘から石神井ケルンまでは急登が続く。なお年によっては雪がない場合もある。
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石神井ケルンからは傾斜の緩まった雪原を歩いていく。正面には不帰ノ険から爺ヶ岳までが一望だ。
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石神井ケルンからは傾斜の緩まった雪原を歩くと夏期トイレがある第二ケルン（息ケルン）に到着する。正面には白馬三山・不帰ノ険・五竜岳・鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳がそびえる。
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徐々に傾斜が強まると八方ケルンを通過する。
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これを登り切ると八方池に到着する。池は雪に埋まっているが白馬三山の展望が素晴らしいところだ。
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尾根をたどるとわずかな距離で下ノ樺を通過する。ここは幕営適地。
12
下ノ樺と上ノ樺のつなぎは急な登りとなる。新雪時にはラッセルが厳しいところだ。
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上ノ樺を越えてさらに小ピークを過ぎれば丸山への登りとなる。14
丸山ケルンに到着。背後には焼山・火打・妙高など頚城山塊の山々が並ぶ。
15
丸山からは忠実に尾根をたどる。
16
上部は急な斜面が続く。滑落は許されないところだ。
17
最後のピークは岩混じりの登りだ。ここを越えると稜線上にある唐松岳頂上山荘のヘリポートに飛び出す。
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ヘリポートに到着。最初に視界へ飛び込んでくるのが劔岳と立山連峰。
そしてわずかに下れば唐松岳頂上山荘に到着する。
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宿泊の手続きを済ませたら唐松岳を往復しよう。右手の唐松沢側には大きな雪庇が張り出すので注意が必要だ。
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山荘から20分強で唐松岳の山頂に到着だ。
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山頂から望む劔・立山連峰。右は毛勝三山から左は薬師岳・黒部五郎岳までを一望。
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こちらは五竜岳・鹿島槍ヶ岳方面。天気がよければ三俣蓮華岳・笠ヶ岳・穂高連峰から大槍までを望む。
23
あとは雪庇に注意して山荘へ戻るだけだ。
24
今日の宿泊先となる唐松岳頂上山荘。
25
部屋と寝具は清潔で過ごしやすく富山県側の部屋からは劔岳を一望。この時期であれば混み合うこともないだろう。
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食堂は解放感があって気持ちがいい。夕食準備までは開放されているのでくつろぐことができる。
27
北アルプスの山小屋としては標準的な夕食。
28
翌朝。戸隠岳と高妻山の間から朝陽が昇る。
29
今日は八方尾根スキー場へ下るだけだ。上部の痩せ尾根の通過には気を付けよう。
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八方池山荘に到着。あとはリフトとゴンドラを乗り継いで下界へ下る。
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【入浴】八方第二郷の湯がゴンドラの駅から最も近い。
八方の温泉はPh11を超える日本でも屈指の強アルカリ泉だ。
32
【おすすめ周辺情報】ゴンドラ駅近くのアンクルスティーブンスはテキサス＆メキシコ料理のお店。
ボリューム満点で外国人も多く集まるのでちょっとした異国の感じがする。
33
【おすすめ周辺情報】おすすめはビーフライスとハラペーニョケサディージャ。
どの料理も美味しくテキーラは国内でも有数の品揃え。
34
【おすすめ周辺情報】グリンデルは地元の人も通う人気店のひとつ。
ベーコンステーキのセットはおすすめ。
35
【おすすめ周辺情報】白馬は蕎麦もおいしい。
林檎舎は胡桃ダレで蕎麦をいただく。
36
【おすすめ周辺情報】みそらの別荘地にある「Coccola J」は女性受けの良いカフェ・レストラン。
37
【おすすめ周辺情報】チーズがたっぷりトッピングされた焼きチーズカレーは優しい味だ。
38
【おすすめ周辺情報】そして何と言ってもここを代表するものと言えばシフォンケーキ。
ふわふわの食感と様々なトッピングが嬉しい。
39
【おすすめ周辺情報】白馬には好日山荘やラッピーなどの登山用品店やノースフェイス・モンベルなどの直営ショップがある。
忘れ物をしても安心だ。
40
【おすすめ周辺情報】村内や山中でもよく見掛ける白馬のゆるキャラ。
「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男III世」のグッズはお土産にいいかもしれない。
※上記の情報は記事更新日（2017年04月01日）時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。
※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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人
すぐに石神井ケルンまでの急登となるが、雪の状態によっては踏み抜きも多く歩きづらいところだ。
夏期のトイレと第二ケルンを通過すると、八方池へ向けて再度急な登りとなる。
登りきったところの右手が八方池だが、この時期はまだ雪の下だ。
この辺りは尾根筋のはっきりとした稜上をたどり下ノ樺へ至る。ここは幕営の適地なので、テントの設営跡などが多いところだ。
上ノ樺へは急な雪壁が続き辛いところだが、ここを登り切るとやや広い雪原に飛び出し丸山への登りとなる。
たどり着いた丸山からは痩せた尾根を進むが、傾斜は緩いので比較的歩きやすい。
最後に岩混じりの急な斜面を左から巻き気味に登れば、富山県との県境となる主稜線上に到着する。
わずかな下りで唐松岳頂上山荘に到着、天気の様子と時間に余裕があれば唐松岳を往復しよう。
長野県側に張り出した雪庇に注意しながら20分程度の登高で頂上に達することができる。
山頂での展望を楽しんだら、今日の宿泊地となる唐松岳頂上山荘まで戻ろう。
翌日は往路を下るだけだ。
上部の痩せ尾根では滑落に十分注意したい。
※長野県警のホームページより電子申請可
※白馬駅・八方ゴンドラ駅・八方池山荘に登山計画書提出ポストあり
※ゴンドラ乗車券の購入は登山届との引き換えになる
※水は販売しているペットボトルのみとなる。
唐松岳頂上山荘は北アルプスの中でも最も水の確保が難しい小屋だ。
隣の天狗山荘や五竜山荘などとは条件が大きく異なる。
夏期は餓鬼谷側のわずかな水源から約700mの距離を複数台のポンプを使いくみ上げており、大変な労力を費やしている。
この時期は水源からの確保ができないため、雨水と雪解けの水しか確保できない。
共に飲用には適さないので販売しているペットボトルのみとなることを理解しよう。
JR大糸線白馬駅よりアルピコバス（白馬コルチナ行き：180円）にて八方バスターミナルへ。
※バスタ新宿より八方バスターミナル行きの高速バスが多数ある。
https://www.alpico.co.jp/access/express/hakuba_shinjuku/
八方尾根アルペンライン：2,900円（往復）
※15kg以上の荷物は440円の手荷物料が必要。
八方尾根はさえぎるものがなく風が強いことが多いので留意のこと。
丸山から唐松岳頂上山荘までは岩場混じりの痩尾根となるので滑落には注意が必要だ。
丸山手前のコルから唐松沢への踏跡は不帰の雪稜を登るルートなので入りこまないように。
八方尾根は幅が広く支尾根も多いので、悪天候時（ホワイトアウト）は道迷いに要注意だ。
日帰りも可能だが、ゴンドラ・リフトの時間に間に合わないと歩いて下山することになる。
八方第二郷の湯がゴンドラの駅から最も近い。
http://hakuba-happo-onsen.jp/
ゴンドラ駅近くのテキサス＆メキシコ料理店。
http://www.unclestevenshakuba.com/
《グリンデル》
国道沿いにある洋食店。定食なども充実。
https://goo.gl/maps/hRk1yY7sSN92
《林檎舎》
八方の中心部にある蕎麦専門店。
http://sobakoboringoya.com/
《Coccla J》
ふわふわなシフォンケーキが人気のカフェレストラン。
https://www.facebook.com/CoccolaJ/