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甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根)
甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根)かいこまがたけ(くろどおね)
濃い緑山行に最も適した時期
薄い緑山行に適した時期
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12月
長大な黒戸尾根をたどり山頂を目指します。
悪場の処理や長大な尾根に対応する体力など、冬山の総合力が問われるルートです。
悪場の処理や長大な尾根に対応する体力など、冬山の総合力が問われるルートです。
※2017年03月01日更新
ルート長15.9km
登り標高差2193m
下り標高差2193m
行程概要:
笹の平分岐
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刀利天狗(2049m)
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五合目小屋跡
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屏風小屋跡(2130m)
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七丈小屋(2370m)
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八合目御来迎場
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甲斐駒ヶ岳(2967m)
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八合目御来迎場
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七丈小屋(2370m)
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屏風小屋跡(2130m)
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五合目小屋跡
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刀利天狗(2049m)
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笹の平分岐
地図/標高グラフ
【南アルプス北部】甲斐駒ヶ岳の詳細解説
※上記の情報は記事更新日(2017年03月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。
※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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神社を過ぎて尾白川に掛かる吊橋を渡れば、ほどなく黒戸尾根登山道の入口となる。
尾根は序盤から傾斜がきつく、笹ノ平分岐を通過するまではこの登りに終始する。
笹ノ平分岐を通過すると八丁坂となり、ここも刀渡りまではきつ登りが続く。
刀渡りは雪があると容易だが、そうでないとアイスバーンになることもあるので用心して通過しよう。
なお、ここで不安を覚えるようなら先へは進まない方がよい。
さらに痩せ尾根をたどり、梯子場を急登すれば刀利天狗に到着だ。
ここから五合目小屋跡まで黒戸山の巻き道となり、唯一急登から開放されるところだ。
五合目小屋跡は広い鞍部で、休憩に適したところだ。
ここから七合目までは梯子と鎖の連続なので、滑落や転落に注意しながら進んでいく。
傾斜の強い梯子から大岩に掛けられた垂直の梯子を登ると、圧倒的な高度感をもって痩せた尾根を登っていく。
鎖のある1枚岩を右上しながら登ると、七丈小屋まではすぐの距離だ。
翌日は早朝から行動する。
八合目までは特に問題のない雪稜だが、ここから上部は危険個所となるので慎重な行動を心掛けたい。
鎖の岩場は雪に埋まっていると楽だが、そうでないと足場が高く苦労するところだ。
これをうまく越えるとナイフリッジとなり小ピークに立つ。
ここから少し下ると本日の核心部となる。
大岩を右から巻いてルンゼ状を登るが、非常に急な雪壁で高度感もある。
スリップは絶対に許されないところだ。
剣が2本立つ岩の脇に出ると、あとは山頂まで容易な斜面が続く。
ただし、ここも事故が多い箇所なので気を緩めずに登ろう。
最後に尾根の右手から左手に移れば甲斐駒ヶ岳の山頂に到着だ。
下山は往路を戻るが、悪場は積極的にロープを使用したい。
懸垂下降またはロワーダウンであれば安全かつ素早く下降が可能だ。
しっかりと技術を養って、登攀具を持参して登ることが成功と安全の鍵となる。
※登山口に登山計画書提出ポストあり
※冬期は素泊まりのみとなる。
※4/1以降は予約制で夕食可。
※事前に予約が必要。
※北杜タクシー(0551-32-2055)
悪場の処理や長大な尾根に対応する体力など総合力が問われるルートだ。
五合目から上部は雪の状況により難易度が大きく変わる。
八合目から上部は危険個所も多いので特に注意して行動すること。
上部の悪場は懸垂下降した方が安全で早い。
登山口からも近く便利な天然温泉の日帰り入浴施設。
http://www.verga.jp/?page_id=39
たまごかけごはんと地元の食材を使ったカレーの専門店。
http://www.hakusyu.jp/opponi/index.html
《お食事処舞鶴》
地元の人に愛される昔ながらの食堂。安くてボリュームもあり美味しい。
https://goo.gl/maps/FyqpX6jKLpm