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ルートID: r451 中級 日帰り 甲信越 2017年5月

二王子岳
にのうじだけ

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
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10月
11月
12月
飯豊連峰と新潟平野の展望に優れた秀峰。
毎年5月下旬に山開きが行われるので、それに合わせた山行を計画しても楽しめる。
※2017年05月01日更新
ルート長10.2km
登り標高差1127m
下り標高差1127m
行程概要: 二王子神社 → 一王子避難小屋 → 定高山(994.4m) → 油こぼし → 二王子岳(1420m) → 油こぼし → 定高山(994.4m) → 一王子避難小屋 → 二王子神社

【二王子岳】二王子岳の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 飯豊連峰から新潟平野までの大展望
  • この時期ならではの残雪と新緑の美しさ
  • シラネアオイなどの開花時期
モデルプラン
1日目
歩行時間:6時間
二王子神社登山口〜一王子避難小屋〜五合目〜油こぼし(七合目)〜三王子神社〜二王子岳山頂(避難小屋)〜往路〜二王子神社登山口
山と高原地図 《ヤマプラ》
http://yamare.co/HwOCsw
コース概要 二王子神社から登山を開始する。
しばらくは沢沿いの気持ちのいい道を進むが沢から離れると樹林帯の中の急登となる。
三合目までは急な登りが続くが避難小屋を通過すれば傾斜は緩まりブナ林の中を進むようになる。
四合目は気づかずに通過してしまうことが多い。
残雪を踏みしめて登れば定高山に到着する。
ここから先はシラネアオイやイワウチワなどの花々を見ながらの登高となる。
六合目を通過するとわずかな距離で油こぼしの登りとなる。
短いが斜度は急なのでスリップなどには注意したい。
油こぼしを登りきると七合目に到着する。
カタクリの大群落を見ながら歩くと三王子神社を通過して奥ノ院跡にたどりつく。
山頂付近は斜度も緩く気持ちの良い尾根歩きだ。
飯豊連峰との分岐点となる二本木山分岐を通過すれば避難小屋が建つ二王子岳山頂に到着する。
下山は往路を戻る。
スリップや滑落には十分に注意して下ろう。
計画書提出先 新潟県警警察本部もしくは新発田警察署地域課
※登山口に登山計画書提出ポストあり
宿泊 なし。
交通 JR羽越本線新発田駅より川東コミュニティバス(上板山行き:100円)にて南俣バス停へ。
駐車場 二王子神社に無料駐車場あり。
アドバイス 人気の山で週末などは駐車場が満車になることもあるので注意が必要。
技術的には難しくないが、残雪期には上部でのコース取りに気を配るように。
残雪が多いことがあるので軽アイゼンを持参すれば安心だ。
油こぼし周辺は急斜面が続くので滑落に注意したい。
上部は広い斜面が続くので悪天候時にはルートを見失いやすい。
サブコース 胎内口などの登山道もあるが距離も長く不明瞭な部分も多いのでお薦めできない。
エスケープルート 特になし。
入浴 《新発田温泉あやめの湯》
市の保養施設だが日帰り入浴が可能。塩化物硫酸塩泉の濁り湯だ。
http://yamare.co/AYrtYL
おすすめ周辺情報 《二王子そば本家やなぎ》
へぎでいただく蕎麦と山菜の天ぷらがとても美味しい。
https://goo.gl/maps/ECPbJJpaHxm
《イノ文化洋食》
地元で愛される洋食屋だ。ハンバーグが有名だが魚介系のパスタなども美味しくいただける。
https://goo.gl/maps/KA8bVsb9sru
《和泉屋》
新発田の銘菓「ごままんじゅう」で知られる100年以上の歴史を持つ和菓子店。
https://goo.gl/maps/Y3RfYpvGka32
1
スタートは二王子神社から。
神社の前はキャンプ場になっており駐車場もある。
2
道標に導かれて歩くとほどなく登山口だ。
ここには登山ポストがあるので計画書の提出を忘れずに。
3
しばらくは沢沿いの道を進む。
新緑が美しく気持ちのいいところだ。
4
三合目までは森の中の急登が続く。
5
神子石を通過する。
この辺りもやや急な登りが続く。
6
三合目に到着。
ここには避難小屋が建っていて万一の場合には利用できることを覚えておこう。
7
三合目を過ぎると花が目立つようになる。
これはタニウツギ。
8
四合目へ向かう。
通常であればこの辺りから残雪を見る。
9
5月初旬や残雪が多い時期は道を外さないように注意する必要がある。
10
五合目に到着。
定高山という名前があるが道標などは設置されていない。
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足元には多くの花が咲く。
日本の固有種となるシラネアオイ(1種1属)の群落。
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こちらはカンアオイ。
よく見ていないと見落としがちな花だ。
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新潟県の県花に指定されているユキツバキ。
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イワウチワの群落は見事のひとこと。
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油こぼしまでは緩い登りが続く、
残雪が残るところは様々なことに注意を払いたい。道迷いなどはもちろんの事だが枝の跳ね上げもとても危険だ。
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六合目を通過すると一気に雪が増えて油こぼしの登りとなる。
長くはないが非常に急な登りとなるので足元に気を付けて登ろう。
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油こぼしは5月の後半になれば雪も消えて岩場になる。難しい岩場ではなく足場もしっかりしている。
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油こぼしを登りきると七合目に到着する。
この周辺はカタクリの大群落が素晴らしい。
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三王子神社へは残雪を繋ぎながら登っていく。
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三王子神社を通過すると緩やかな尾根が頂上へと続いている。
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奥ノ院跡を通過する。
この辺りは雪が消えていることがほとんどだ。
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飯豊連峰へと続く稜線上にある二本木山への分岐を通過すれば間もなく待望の山頂だ。
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二王子岳避難小屋は万一の際には心強い存在だ。
この裏手が山頂となる。
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二王子岳の山頂に到着。
山頂に建つのは「青春の鐘」で現在で三代目となる。
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山頂からは飯豊連峰や朝日連峰の大パノラマが広がる。
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こちらは新潟平野と日本海。
奥に見える都市部が新潟市街地になる。
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下りは往路を戻る。
雪渓でのスリップや油こぼしでの転倒などに気をつけて下りたい。
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【入浴】
新発田温泉「あやめの湯」は市の保養施設だが日帰り入浴が可能。
塩化物硫酸塩泉の濁り湯だ。
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【おすすめ周辺情報】
「二王子そば本家やなぎ」の蕎麦はおすすめ。
この時期であれば山菜の天ぷらも美味しい。
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【おすすめ周辺情報】
「イノ文化洋食」は地元で愛される洋食屋だ。
ハンバーグが有名だが魚介系のパスタなども美味しくいただける。
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【おすすめ周辺情報】
「和泉屋」は100年以上の歴史を持つ和菓子店。
ごままんじゅうは新発田を代表する銘菓だ。
※上記の情報は記事更新日(2017年05月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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