石鎚山【日本百名山 No.94】 | 登山ルートガイド-ヤマレコ

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ルートID: r486 中級日帰り石鎚山日本百名山

石鎚山【日本百名山 No.94】
いしづちさん

濃い緑山行に最も適した時期薄い緑山行に適した時期

1月

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3月

4月

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6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

日本百名山・日本七霊山のひとつ。
山頂までは数々の険しい鎖場と岩場を越えていく、まさに修験道の山。高度感を伴う難所も多いので中級者以上の山慣れた方におすすめしたいルートです。

※2020年08月21日更新

ルート長8km

登り標高差688m

下り標高差688m

行程概要: 成就社(1400m) → 八丁坂 → 八丁のコル(1300m) → 前社が森(1592m) → 夜明峠(1652m) → 一ノ鎖（下）(1760m) → 二の鎖下(1800m) → 三ノ鎖（下）(1915m) → 石鎚山・弥山(1972m) → 二ノ森・面河渓方面分岐(1888m) → 三ノ鎖（下）(1915m) → 二ノ森・面河渓方面分岐(1888m) → 二の鎖下(1800m) → 一ノ鎖（下）(1760m) → 夜明峠(1652m) → 前社が森(1592m) → 八丁のコル(1300m) → 八丁坂 → 成就社(1400m) → 山頂成就駅(1284m)

地図／標高グラフ

【石鎚山脈西部】石鎚山の詳細解説

＼おすすめポイント／

ロープウェイを使用して時間短縮
数々の岩場を越える面白さ
日本百名山

モデルプラン	1日目歩行時間:6時間45分山頂成就駅～成就社～八丁～一軒茶屋～夜明峠～二の鎖～弥山～天狗岳～往路下山～山頂成就駅
登山計画書作成	《ヤマレコらくルート》 http://yamare.co/eUyMaW
山と高原地図	《ヤマプラ》 http://yamare.co/YvMNoo
コース概要	ロープウェイを使用し、山頂成就駅より歩き始める。駅より10分ほどで成就社を通過するが、ここに登山ポストがあるので届けを提出してから登山を開始しよう。神門から緩やかに下るが、八丁と呼ばれる鞍部からは登りに転じる。長い階段を進むと試しの鎖（74m）が現れる。これを登りきると前社森となり、前社森小屋までは急な鎖場の下りとなる。ここから一の鎖・二の鎖・三の鎖と越えていくが、どれも高度感のある急な岩場が続く。これを越える自信がなければ巻道に向かうといいだろう。三の鎖を登りきれば石鎚山の山頂（弥山）に到着する。荷物を置いて天狗岳を往復した後に下山となる。下りは岩場での危険性や混雑を避けるため巻道を使う。山頂成就駅までは約3時間の行程だ。
計画書提出先	愛媛県警察本部または西条警察署地域課 ※登山口に登山計画書提出ポストあり。
宿泊	なし。
交通	JR予讃線伊予西条駅よりせとうちバス（西之川行き:1,020円）にて石鎚ロープウェイ前バス停へ。
駐車場	石鎚ロープウェイ山麓駅周辺に有料駐車場あり。（1日:700円～）
アドバイス	山頂の小屋で1泊すると行程に余裕を持たせることができる。鎖場での渋滞などで思わぬ時間を要する場合がある。可能であればロープウェイの始発で出発したい。各鎖場は険しく長い。また、設置されている鎖は太いので腕力に頼ることなく三点支持で確実に登りたい。弥山から天狗岳への道は高度感ある岩場が続く。危険を感じたら無理に進まないこと。
サブコース	ロープウェイを使わずに山麓から歩くこともできる。往復約9時間半の行程。
エスケープルート	特になし。
入浴	《京屋旅館》石鎚山ロープウェイの山麓駅にほど近い旅館。日帰り入浴が可能だ。 https://goo.gl/maps/dUVubWfE1eWCXLMG7
おすすめ周辺情報	《マルトモ水産》瀬戸内の海産物を扱う店舗兼食堂だ。特に新鮮な魚を使った海鮮丼はリーズナブルで人気の一品。 https://www.facebook.com/marutomo1137/ 《マハロ》伊予西条のB級グルメ「鉄板ナポリタン」が評判の地元で人気のカフェ。家庭的な雰囲気で居心地もよい。 https://goo.gl/maps/nH1kHKuVzttovNss6 《ポゴカリー》本格的なカレー専門店。ハーブや香辛料を効かせたカレーは繊細で深みのある味わい。各種トッピングがあるのもうれしい。 https://goo.gl/maps/HcbxQg8P9vHPT3Qo6 《松葉屋》伊予西条駅に近い昔ながらの食堂。ここの中華そばはシンプルながら味わい深くファンが多い。 https://goo.gl/maps/Awyf394y3YSWBdKE7 《七コーヒー》珈琲やワッフルも美味いが夏はかき氷がおすすめ。特に梨や桃のかき氷は絶品だ。 http://yamare.co/c5jhBy

ロープウェイを使用して時間短縮を狙う。下りの運行時間に余裕を持たせるため始発便に乗車したい。
（定時20分毎運行）

8分ほどの乗車時間で山頂成就駅に到着する。
ここからは整備された道を成就社へと向かう。

山頂成就駅から10分ほどで成就社の門前へとたどり着く。
奥にはこれから登る石鎚山が鎮座する。

神門から登拝を開始する。
この門の手前に登山ポストがあるので登山届を提出すること。

成就社神門から八丁と呼ばれる鞍部へと緩やかに下っていく。歩きやすい道が続くのでペース配分には注意したい。

八丁の鞍部からは長い階段の登りとなる。

やがて正面に試しの鎖（74m）が現れる。
ここは湿っていることが多く滑りやすい。なお自信がない場合は巻道に進むとよい。

鎖場を登ったところが前社森だ。
両側が切り立った狭い所なので転落には十分注意しよう。

前社森からは急な鎖場の下りとなる。
足元が見にくい箇所があるので慎重に下りたい。

下った所にあるのが前社森小屋だ。
水飴と生姜を溶いて作る「飴湯」が名物。休憩を兼ねて１杯頂くとよいだろう。

前社森小屋からわずかに進めば西之川からの登山道が合流する夜明峠を通過する。

夜明峠から10分ほどで一の鎖（33m）となる。
ここは傾斜も強くなく難易度は低い。

一の鎖を登ると二ノ鎖元小屋へと続く鳥居をくぐる。
左手奥に石鎚山の険しい岩壁を望む。

二ノ鎖元小屋はバイオトイレが設置された避難小屋だ。
緊急時のみの使用となるので計画的な宿泊は慎みたい。

イシズチボウフウは石鎚山の岩礫地に見られる。
環境省絶滅危惧IA類に指定されている希少種だ。

群落で見られるヤマジノホトトギス。
北海道から九州まで一般的に見られるが日本の固有種だ。

シラヒゲソウはウメバチソウの仲間だ。
各地で絶滅危惧指定を受けており石鎚山中では岩場に多く見られる。

次に現れる二の鎖（65m）は傾斜も強く高度感がある。
自信がない場合には巻道へ進むとよいだろう。

鎖場と鎖場の間も胸をつくような急登が続く。
浮石も多いので落石を起こさないよう注意が必要だ。

最後に現れるのが三の鎖（68m）だ。
設置されている鎖は太く腕力のみでは力を消耗する。脚でしっかり立ち込んで登ろう。

三の鎖も相当な高度感を伴う。
ここにも巻道があるので自信がなければそちらへ向かおう。

三の鎖を登りきると石鎚山の山頂（弥山）に到着する。
鎖場の渋滞具合にもよるが山頂成就駅から4時間弱の行程となる。

山頂には石鎚神社の奥宮頂上杜が鎮座する。
諸願成就の神様となる石土毘古命（いわつちひこのみこと）が祭られている。

弥山からは石鎚山の本峰となる天狗岳が指呼の距離に見える。

荷物を弥山に置いて天狗岳を往復しよう。
鎖場を下りナイフリッジ状の吊尾根へと向かう。

両側が鋭く切れ落ちたナイフリッジを進む。
ここでの転倒は致命的なので十分に注意したい。危険を感じたら無理をせず弥山へと戻ろう。

弥山から20分弱で天狗岳に到着だ。
頂上部は狭く混雑時は危険なので長居せずに戻ろう。

下山は鎖場での混雑と危険性を避けるため巻道を下る。
よく整備された歩きやすい道だ。

山頂から山頂成就駅まで順調に下れば3時間弱ほどで到達できる。

【入浴】
石鎚山ロープウェイの山麓駅にほど近い「京屋旅館」では日帰り入浴が可能だ。

【おすすめ周辺情報】
「マルトモ水産」は瀬戸内の海産物を扱う店舗兼食堂だ。
特に新鮮な魚を使った海鮮丼はリーズナブルで人気の一品。

【おすすめ周辺情報】
伊予西条のB級グルメ「鉄板ナポリタン」が評判の「マハロ」は地元で人気のカフェ。家庭的な雰囲気で居心地もよい。

【おすすめ周辺情報】
「ポゴカリー」は本格的なカレー専門店。
ハーブや香辛料を効かせたカレーは繊細で深みのある味わい。各種トッピングがあるのもうれしい。

【おすすめ周辺情報】
「松葉屋」は伊予西条駅に近い昔ながらの食堂。
ここの中華そばはシンプルながら味わい深くファンが多い。

【おすすめ周辺情報】
「七コーヒー」は珈琲やワッフルも美味いが夏はかき氷がおすすめ。
特に梨や桃のかき氷は絶品だ。

※上記の情報は記事更新日（2020年08月21日）時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。