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ルートID: r862 ☃ 雪山 1泊2日 日光・那須・筑波 2017年2月

手白澤温泉スノーハイキング
てしろさわおんせん

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
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12月
奥鬼怒温泉郷の中でも徒歩でしか行けない温泉宿として知られる手白澤温泉ヒュッテ。
なかなか予約が取れない宿ですが、滞在してみればわかるその素晴らしさ・・・おすすめです。
※2017年02月01日更新
ルート長13.5km
登り標高差358m
下り標高差358m
行程概要: コザ池の滝(1210m) → 手白澤温泉ヒュッテ → ウスクボ平(1350m)

【奥日光・男体山】手白澤温泉スノーハイキングの詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 手白澤温泉ヒュッテでの滞在
  • 手頃なスノーハイキング
  • 渓谷沿いの氷瀑鑑賞
モデルプラン
1日目
歩行時間:3時間30
女夫渕〜奥鬼怒歩道〜八丁湯〜奥鬼怒林道〜手白澤温泉ヒュッテ
2日目
歩行時間:3時間
手白澤温泉ヒュッテ〜奥鬼怒林道〜女夫渕
コース概要 スタートは奥鬼怒林道の車止めがある女夫淵からだ。無料の駐車場とバス停があるのでそこから歩き始める。
鬼怒川に掛かる橋を渡ると、すぐ右手に奥鬼怒歩道の入口がある。
最初はグレーチングの階段(鉄階段)が続く急登だが、尾根を右手に回りこむと階段で下り乙姫橋を渡る。
歩道は鬼怒川沿いに進み、特に問題になるところはないが深雪時にはスノーシューやワカンが有効だ。
コザ池の滝を通過し、河原が広くなるとまもなく八丁の湯だ。
八丁の湯からは車道を歩く。奥鬼怒林道の橋を頭上に見て進むと加仁湯に到着する。
ここからは車道を折り返すように進み、わずかな距離で手白澤温泉への分岐となる。
素晴らしいブナ林を緩く登っていくと林道に飛び出す。
ブナ平からは林道を進み、小沢を渡れば手白澤温泉ヒュッテに到着する。
翌日は林道を歩いて女夫淵まで戻る。
若干の緩い登り返しがあるものの、関係車両が通行するため除雪されており歩きやすい。
トンネルを通過し、九十九折れの道をぐんぐん下れば間もなく女夫淵だ。
計画書提出先 栃木県警察本部または今市警察署地域課
※登山口に登山計画書提出ポストあり
宿泊 手白澤温泉ヒュッテ 0288-96-0156
http://www.teshirosawa.co.jp/
交通 東武鉄道鬼怒川線鬼怒川温泉駅より日光市営バス(女夫渕行き:1,540円)にて女夫渕バス停へ。
駐車場 女夫渕に無料駐車場あり。
アドバイス 奥鬼怒歩道はよく整備されているが凍結部分はスリップに注意。
凍結部分に備えて軽アイゼンを持参すれば心強い。
八丁湯から手白澤温泉間は積雪がぐっと増えるのでスノーシューで歩くと楽しい。
サブコース 特になし。
エスケープルート 特になし。
おすすめ周辺情報 《お食事処やしお》
山の幸が勢ぞろい。蕎麦から山椒魚、鹿や熊などのジビエ料理もいただける。
http://www.nikko-teuchisoba.org/tenpo_details.shtml?1263
《正嗣 今市店》
宇都宮に本店を構える餃子専門店。
http://www.ucatv.ne.jp/ishop/masashi/
1
女夫淵からスタートする。
ここの駐車場は無料でそこそこの大きさがあるので満車の心配は無いだろう。
2
すぐに鬼怒川にかかる橋を渡る。
一般車両はここにゲートがあり通行禁止となっている。
3
橋を渡れば右手に奥鬼怒歩道の入口がある。
4
歩き出しは階段を登った後も結構な急登が続く。
雪が深い場合にはスノーシューやワカンが有効だ。
また凍結している場合に備えて軽アイゼンを忘れずに。
5
尾根を右手に回り込むように歩くと階段を下り乙姫橋へ。
長くて結構揺れる吊橋だ。
6
完全結氷した氷柱。
冷え込みの厳しい年にはよく発達した氷柱がよく見られる。
7
所々に掛かる橋。
余程凍結していない限りアイゼン等は外して歩きたい。
8
コザ池の滝は水量が多く厳冬期でも凍ることはない。
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ブナの原生林を歩く。
10
やがて河原が広く開けてくれば八丁の湯に到着する。
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八丁の湯からはしばらく車道を進む。
頭上には奥鬼怒林道。
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わずかな距離で加仁湯に到着。
ここで逆方向へ戻るように林道を歩いていく。
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加仁湯から少し進むと手白澤温泉への分岐だ。
ブナ平までショートカットできる。
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ブナと針葉樹の混在林を進む。
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ブナ平に到着。
ここで林道に出て手白澤温泉へ向かう。
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気持ちの良いブナ林を進む。
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手白澤温泉ヒュッテの「岳」がお出迎え。
先代の「クロ」と同様に自由気ままだ。
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遊びながらも手白澤まで先導してくれる・・・かも?
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女夫淵から3時間半ほどで手白澤温泉ヒュッテに到着。
今日はここで1泊する。
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山小屋とは思えないフロント。
客室は6部屋のみで完全予約制。日帰りの入浴や休憩は受け付けていない。
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簡単なお土産ならここで購入できる。
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客室へ向かう途中に目を引くのが高い吹き抜けの天井と磨きあげられた廊下。
しかも全館とも温泉による床暖房でポカポカと暖かい。
23
客室は十分広く清潔だ。
この環境を楽しむためにテレビは置いていない。
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待望の露店風呂。
単純硫黄泉の温泉は毎分300lの噴出量。
加水なしの完全なかけ流しだ。
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内湯も広々としていて気持ちよく入浴できる。
何より宿泊人数が少ないので混雑しないのが魅力。
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蛇口はない。
すべて源泉からのかけ流し。
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夕食は前菜から始まる。
山奥の小屋とは思えない味とサービス。
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夕食のお品書き。
日によってメニューは変わるので一例。
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ワインリストがあるほど品揃えが豊富。
特にビオワインに力を入れている。
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岩魚の塩焼き。
川魚は敷地内の生簀から持ってきて調理している。
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牛肉のステーキ。
その時々でソースや添え物が変わる。
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抹茶のムース。
デザートまでじっくり時間をかけて提供される。
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お茶やコーヒーなどはセルフサービス。
ついでに缶ビールやソフトドリンクもセルフサービスだ。自分で代金を払ってお釣りを持っていくシステム。
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食後は薪ストーブにあたりながらのんびりと過ごしてみては?
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翌日の朝食。
虹鱒の甘露煮は頭から丸かじりできるほど柔らかい。
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手白澤の看板犬「岳」は2代目となる。
この子は川上犬で狼の血筋が色濃く残るため足爪が6本ある。
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こちらは初代看板犬のクロ。
自由奔放な犬で電車に乗って鬼怒川温泉まで遠出することもあった。
手白澤と言えばクロと多くの人に愛された。
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岳の見送りを受けて出発。
今日は奥鬼怒林道を女夫淵まで下るだけだ。
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林道は除雪されており歩きやすい。
このトンネルを抜ければ間もなく女夫淵だ。
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【おすすめ周辺情報】
「お食事処やしお」は薬味に天然ワサビの茎を使うなど本格的だ。
他にもジビエ(鹿・熊)や山椒魚の料理などもある。
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【おすすめ周辺情報】
栃木と言えば餃子。
宇都宮に本店を構える「正嗣」の今市店。
もちろん旨い。
※上記の情報は記事更新日(2017年02月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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