長野県
岐阜県
最終更新:Raicho-Hotaka
基本情報
標高 | 2524.8m |
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場所 | 北緯36度09分48秒, 東経137度35分26秒 |
乗鞍連峰の稜線上に位置するピーク。国土地理院の二等三角点が設置されている(点名は「十石山」)。穂高連峰や乗鞍主峰の好展望台であり、積雪期には特にこのピークを目的としての登山は人気がある。以前あった安房峠への縦走路は乗鞍スカイラインが開通して以来廃道となっているが、無雪期は白骨温泉よりアクセスが可能(ただし一般的ではない)。また、積雪期には平湯温泉スキー場より金山〜金山岩経由でアクセスされている。頂上付近には十石峠避難小屋があって有志により管理されている。三角点の標石は毀損されていないが頂上ケルンの左手のハイマツの中にあり見つけるのが難しい。十石山の由来については以下のようだ。
「石(こく)という単位は、人間が1年間に食べる米の量を基準としています。1石は、約1000合です。日本山岳ルーツ大辞典によると、十石山(じっこくやま)の山名は、山ろくの街道を通って、毎日十石の米が運ばれたことによるとありますが、その街道がどこであるか述べられていません。一方、日本山名辞典によると、群馬県と長野県の境ある十石峠にも、同じようないわれがあります。十石峠や十石山という名は全国各地にあるので、かつて、国境の物資や往来のある峠道に対して、十石の名が付けられたのでしょう。
山ろくの街道といえば、岐阜県・長野県境の安房峠ですが、江戸時代やそれ以前の安房峠は、安房山の北側を通る現在の道路とは異なり、安房山の南側、つまり十石山と安房山の間の鞍部を通っていました。戦国時代には、武田信玄が飛騨攻めの時、安房峠を使っており、かつて飛騨と信州の間で米や物資の移送があったようですが、江戸時代の後半には峠の使用はすたれて、平湯にあった口留番所も閉鎖されました。安房峠とは別に、十石山を十石峠ともいいます。その名残として、山頂の避難小屋は、十石峠避難小屋といいます。ふもとの白骨温泉から山頂を越えて、飛騨側の平湯へ道がつながっていたからでしょう。」
(参考文献:http://www2.ocn.ne.jp/~ynhida/yamagatari/katari2/zikkokuyama.html)
十石峠避難小屋について
皆さんに気持ちよく使っていただくために、登るたびに清掃を行っていますが、利用者が多くなるとどうしても汚れやすくなってしまいますので、泊まりなどで使われた場合は、ご面倒ですが小屋に設置のほうきで簡単でかまいませんので、掃き掃除していただけると幸いです。
皆様に末長くご利用いただくために、小屋の維持管理に勤めておりますが、近年は、定期的に小屋にいけるものがおらず(現状乗鞍・白骨の地元の方は関わられていないので、登山道のことを白骨の案内所に問い合わせても何もわかりません。)、小屋に問題等があってもすぐに対応できない状況です。小屋に立ち寄られた際に、何か問題があった場合は、山レコのレポートにて報告をいただければ、動ける者が対応しますのでよろしくお願いします。なお、ここ数年、小屋に飲料水等を置いて置かれる方がおられますが全てゴミとなってしまいますので、持ち帰っていただきますようお願いいたします。
トイレにつきましては、設置しておりません。極力入山前に白骨の公共のトイレで用をたしていただきますようお願いいたします。
十石山と金山岩の間の登山道について
十石山と金山岩の間の登山道は、崩落部分があるため、通行に非常に危険が伴いますので、現在整備は一切行われておりません。登山道が不明瞭かつ、非常に険しい藪漕ぎとなりますので、それ相応の装備及び経験がない方は不用意に立ち入らないようお願いいたします。
白骨からの登山道について
十石山の登山道近辺は、2000m以下は携帯が通じにくく、樹林帯はGPSの位置測定が不安定になります。残雪期等は迷いやすいので、国土地理院の地図に該当するものを持参いただき地形を把握しながら行動してください。なお、目印となる赤布の設置は遭難に関わる恐れの場所以外は行っていません。各所に存在するピンクテープ等は、不正確なものも含まれ、実際に何度か道迷いのケースが発生しています。基本は地図及び地図に掲載されている破線(夏道)に沿って行動するようにしてください。また、ビニール系のテープ類はゴミなので都度撤去しています。なお、小屋及び登山道の整備に関わる者以外が適当に看板を設置するケースも見られるためこれも、確認次第撤去しています。
破損の恐れがあるため(過去に何度も割れています)、1Fの一部の窓以外は締め切りとなっているので不用意に開けないようお願いします。
登山道については、作業できるメンバーが少なく、最低限の整備しか行っていません。特に笹刈り後の笹は、登山道全般に粘土質の場所が多いため、土の流出を防ぐためと、粘土質が露出することでのスリップ軽減のため笹刈り後あえてそのままにしています。笹刈り直後などは滑りやすいので気をつけて歩いてください。
十石の山頂付近は雷鳥及び野うさぎなどが生息しており、長野県からも高山のペット連れには注意喚起が出されています。十石に関しては、くれぐれもペットを連れての登山はしないでください。
冬期は小屋の気密性が上がり一酸化中毒になりやすい環境になりますので、小屋内の換気は定期的に行うようにしてください。
なお、本小屋内でのテント張りは禁止です。過去に何度も泥等ついたまま小屋の板の間に張られ小屋明け時に床がどろどろになっていたことがあります。
十石山稜線付近は中部山岳特別保護区域です。テント場はありません。泊まりの際は避難小屋を利用してください。
10/27に小屋閉めをしました。来春まで冬期入口より入ってください。入る際は外か中においてあるつっかえ棒を扉の裏にひっかけて仮固定してください。なお、帰る際は必ず扉を針金で固定してください。固定しないと強風で扉が破損します。
「石(こく)という単位は、人間が1年間に食べる米の量を基準としています。1石は、約1000合です。日本山岳ルーツ大辞典によると、十石山(じっこくやま)の山名は、山ろくの街道を通って、毎日十石の米が運ばれたことによるとありますが、その街道がどこであるか述べられていません。一方、日本山名辞典によると、群馬県と長野県の境ある十石峠にも、同じようないわれがあります。十石峠や十石山という名は全国各地にあるので、かつて、国境の物資や往来のある峠道に対して、十石の名が付けられたのでしょう。
山ろくの街道といえば、岐阜県・長野県境の安房峠ですが、江戸時代やそれ以前の安房峠は、安房山の北側を通る現在の道路とは異なり、安房山の南側、つまり十石山と安房山の間の鞍部を通っていました。戦国時代には、武田信玄が飛騨攻めの時、安房峠を使っており、かつて飛騨と信州の間で米や物資の移送があったようですが、江戸時代の後半には峠の使用はすたれて、平湯にあった口留番所も閉鎖されました。安房峠とは別に、十石山を十石峠ともいいます。その名残として、山頂の避難小屋は、十石峠避難小屋といいます。ふもとの白骨温泉から山頂を越えて、飛騨側の平湯へ道がつながっていたからでしょう。」
(参考文献:http://www2.ocn.ne.jp/~ynhida/yamagatari/katari2/zikkokuyama.html)
十石峠避難小屋について
皆さんに気持ちよく使っていただくために、登るたびに清掃を行っていますが、利用者が多くなるとどうしても汚れやすくなってしまいますので、泊まりなどで使われた場合は、ご面倒ですが小屋に設置のほうきで簡単でかまいませんので、掃き掃除していただけると幸いです。
皆様に末長くご利用いただくために、小屋の維持管理に勤めておりますが、近年は、定期的に小屋にいけるものがおらず(現状乗鞍・白骨の地元の方は関わられていないので、登山道のことを白骨の案内所に問い合わせても何もわかりません。)、小屋に問題等があってもすぐに対応できない状況です。小屋に立ち寄られた際に、何か問題があった場合は、山レコのレポートにて報告をいただければ、動ける者が対応しますのでよろしくお願いします。なお、ここ数年、小屋に飲料水等を置いて置かれる方がおられますが全てゴミとなってしまいますので、持ち帰っていただきますようお願いいたします。
トイレにつきましては、設置しておりません。極力入山前に白骨の公共のトイレで用をたしていただきますようお願いいたします。
十石山と金山岩の間の登山道について
十石山と金山岩の間の登山道は、崩落部分があるため、通行に非常に危険が伴いますので、現在整備は一切行われておりません。登山道が不明瞭かつ、非常に険しい藪漕ぎとなりますので、それ相応の装備及び経験がない方は不用意に立ち入らないようお願いいたします。
白骨からの登山道について
十石山の登山道近辺は、2000m以下は携帯が通じにくく、樹林帯はGPSの位置測定が不安定になります。残雪期等は迷いやすいので、国土地理院の地図に該当するものを持参いただき地形を把握しながら行動してください。なお、目印となる赤布の設置は遭難に関わる恐れの場所以外は行っていません。各所に存在するピンクテープ等は、不正確なものも含まれ、実際に何度か道迷いのケースが発生しています。基本は地図及び地図に掲載されている破線(夏道)に沿って行動するようにしてください。また、ビニール系のテープ類はゴミなので都度撤去しています。なお、小屋及び登山道の整備に関わる者以外が適当に看板を設置するケースも見られるためこれも、確認次第撤去しています。
破損の恐れがあるため(過去に何度も割れています)、1Fの一部の窓以外は締め切りとなっているので不用意に開けないようお願いします。
登山道については、作業できるメンバーが少なく、最低限の整備しか行っていません。特に笹刈り後の笹は、登山道全般に粘土質の場所が多いため、土の流出を防ぐためと、粘土質が露出することでのスリップ軽減のため笹刈り後あえてそのままにしています。笹刈り直後などは滑りやすいので気をつけて歩いてください。
十石の山頂付近は雷鳥及び野うさぎなどが生息しており、長野県からも高山のペット連れには注意喚起が出されています。十石に関しては、くれぐれもペットを連れての登山はしないでください。
冬期は小屋の気密性が上がり一酸化中毒になりやすい環境になりますので、小屋内の換気は定期的に行うようにしてください。
なお、本小屋内でのテント張りは禁止です。過去に何度も泥等ついたまま小屋の板の間に張られ小屋明け時に床がどろどろになっていたことがあります。
十石山稜線付近は中部山岳特別保護区域です。テント場はありません。泊まりの際は避難小屋を利用してください。
10/27に小屋閉めをしました。来春まで冬期入口より入ってください。入る際は外か中においてあるつっかえ棒を扉の裏にひっかけて仮固定してください。なお、帰る際は必ず扉を針金で固定してください。固定しないと強風で扉が破損します。
山頂 | |
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展望ポイント |
山の解説 - [出典:Wikipedia]
乗鞍岳(のりくらだけ)は、飛騨山脈南部の長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる剣ヶ峰(標高3,026 m)を主峰とする山々の総称。山頂部の権現池火口の外輪山に位置する最高峰の剣ヶ峰、朝日岳などの8峰を含め、摩利支天岳、富士見岳など23の峰があり、高山市奥飛騨温泉郷、高山市丹生川町、高山市朝日町、高山市高根町、長野県松本市安曇にまたがる広大な裾野をもつ。飛騨側の高山市街地などから大きな山容を望むことができ、親しまれてきた山である。剣ヶ峰は、本州を太平洋側と日本海側に分ける分水界上の最高峰でもある。山体は岐阜県と長野県に跨がる活火山で日本で19番目に高い山。活火山ランクCが山頂部に噴気地帯は存在しない。比較的新しい火山であることから穏やかな山容が特徴で、最新の噴火は2000年前の恵比寿岳での噴火とされている。乗鞍岳を含む飛騨山脈の主な山域は1934年(昭和9年)12月4日に中部山岳国立公園の指定を受け。長野県側の麓には溶岩流で形成された乗鞍高原が広がる。1949年に岐阜県道の観光道路で標高2,702 mの畳平までバスが運行されるようになると、大衆化し「雲上銀座」と呼ばれ観光地として賑わった。長野県側からも畳平まで乗鞍エコーラインが開通し山麓にはスキー場が建設され周辺には温泉地があり、四季を通じて美しい景観に恵まれ、乗鞍岳の山域は観光地、保養地として発展している、新日本百名山、信州百名山、ぎふ百山、一等三角点百名山に選定されている。
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1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月畳平からであれば気軽に登ることができる乗鞍岳。 しかしながら、乗鞍岳の縦走となるとイメージできない方も多いと思います。人知れず咲くコマクサの大群落やハイマツ漕ぎの稜線、そして天国のような場所に建つ山小屋。 あなたの知らない乗鞍岳がここにあります。