この度、日本雪崩ネットワークでは、山岳ユーザーのための雪崩安全セミナー「アバラ...
山岳ユーザのための雪崩安全セミナーを受講いたしましたので簡単ですがメモを紹介いたします。
テーマ:雪崩の危険を考える(アバランナイト in 米子)
講 師:日本雪崩ネットワーク 出川さま
場 所:米子コンベンションセンター、第7会議室(約80名参加)
時 間:19時〜21時
要 趣:レジメより抜粋しました。
1.積雪の不安定性
・積雪は本来安定であるが、条件により不安定となるため、雪崩が発生する。
・重要な情報を見逃さない⇒危険意識を持たないと見逃す確率は高くなる
自然が教えてくれるサイン
24時間以内の多量降雪あるいは降雨
風で移動した雪
顕著な高温あるいは急激な気温上昇
持続型弱層の存在
2.安全な行
・地形を選びグループをコントロール
・日頃から良い習慣を身に付けることが大切
可能な限り安全なルートを選ぶ
間隔を開けて行動する
安全地帯から安全地帯へ
休息など止まる時は必ず雪崩地形を外す
滑る時は一人ずつ
滑る斜面に「地形の罠」の存在があるか?
3.雪崩救助
最も大切なことは雪崩に流されないこと(引き込まれたら、ただでは済まない)
もしもな誰にあったらどうするか(瞬間に叫ぶ、外へ逃げる、表層に留まる、ストックなどを捨てる、エアポケットを確保する、埋まったら穏やかに待つ)
仲間による捜索(時間がすべて、最終目撃地の確定、自分たちの安全確認、リーダーを決めビーコンを切り替える、残留物を探す、ビーコンで捜索と掘り出し、ファーストエイドと犠牲者の保温)
4.その他
・登山により得た生の情報を提供して頂き、他の登山者に参考情報として提供し、雪崩事故を未然防止する活動に協力して欲しい。
・ツイッターなどに間違った、感情的な書き込みがされると、大きな影響を及ぼす。
・夏山で事故が起こった場合、登山者が責められることが多くなってきた(時代変化)
・登山者が亡くなると、地域にとって大損失となる。人命はもとより、イメージダウンとなり、その回復には、時間がかかり、行政の規制も厳しくなる。
5.感想
昨シーズンは冬の大山に何度も登りましたが、雪崩について、大きな危機意識を持っていませんでした。今回、リアルな雪崩事故の画像を見て、気が引き締まる思いです。生々しい画像を見る事は、事故を想定するうえでとても貴重な経験となったので、現状の積雪状況の確認と共に、一歩先の雪崩の想定についても考える意識を身に着けたいです。
また、その時にとっさの判断が出来るかどうかは、日頃の意識により決まると考えます。日頃から、雪崩が起こることを想定して、可能な限り安全なルートを選ぶ、間隔を開けて行動するなどのセオリーを実行し習慣化することが、雪崩から身を守るための第一歩ですから、守りの行動も習慣化したいと思います。
ビーコンについても、購入の必要性があると思いました。早速、検討します。
テーマ:雪崩の危険を考える(アバランナイト in 米子)
講 師:日本雪崩ネットワーク 出川さま
場 所:米子コンベンションセンター、第7会議室(約80名参加)
時 間:19時〜21時
要 趣:レジメより抜粋しました。
1.積雪の不安定性
・積雪は本来安定であるが、条件により不安定となるため、雪崩が発生する。
・重要な情報を見逃さない⇒危険意識を持たないと見逃す確率は高くなる
自然が教えてくれるサイン
24時間以内の多量降雪あるいは降雨
風で移動した雪
顕著な高温あるいは急激な気温上昇
持続型弱層の存在
2.安全な行
・地形を選びグループをコントロール
・日頃から良い習慣を身に付けることが大切
可能な限り安全なルートを選ぶ
間隔を開けて行動する
安全地帯から安全地帯へ
休息など止まる時は必ず雪崩地形を外す
滑る時は一人ずつ
滑る斜面に「地形の罠」の存在があるか?
3.雪崩救助
最も大切なことは雪崩に流されないこと(引き込まれたら、ただでは済まない)
もしもな誰にあったらどうするか(瞬間に叫ぶ、外へ逃げる、表層に留まる、ストックなどを捨てる、エアポケットを確保する、埋まったら穏やかに待つ)
仲間による捜索(時間がすべて、最終目撃地の確定、自分たちの安全確認、リーダーを決めビーコンを切り替える、残留物を探す、ビーコンで捜索と掘り出し、ファーストエイドと犠牲者の保温)
4.その他
・登山により得た生の情報を提供して頂き、他の登山者に参考情報として提供し、雪崩事故を未然防止する活動に協力して欲しい。
・ツイッターなどに間違った、感情的な書き込みがされると、大きな影響を及ぼす。
・夏山で事故が起こった場合、登山者が責められることが多くなってきた(時代変化)
・登山者が亡くなると、地域にとって大損失となる。人命はもとより、イメージダウンとなり、その回復には、時間がかかり、行政の規制も厳しくなる。
5.感想
昨シーズンは冬の大山に何度も登りましたが、雪崩について、大きな危機意識を持っていませんでした。今回、リアルな雪崩事故の画像を見て、気が引き締まる思いです。生々しい画像を見る事は、事故を想定するうえでとても貴重な経験となったので、現状の積雪状況の確認と共に、一歩先の雪崩の想定についても考える意識を身に着けたいです。
また、その時にとっさの判断が出来るかどうかは、日頃の意識により決まると考えます。日頃から、雪崩が起こることを想定して、可能な限り安全なルートを選ぶ、間隔を開けて行動するなどのセオリーを実行し習慣化することが、雪崩から身を守るための第一歩ですから、守りの行動も習慣化したいと思います。
ビーコンについても、購入の必要性があると思いました。早速、検討します。
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- 雪崩の危険を考える(アバランナイト in 米子)受講メモ 34 更新日:2014年12月19日
- アイテムレポート01:シュラフ(20140426) 26 更新日:2014年04月26日
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