カシミール3Dで、(立体的に見える)陰影付き地理院地図25,000を印刷する-ヤマレコ

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更新日：2015年11月14日　訪問者数：6650

カシミール3Dで、(立体的に見える)陰影付き地理院地図25,000を印刷する

赤色立体地図など簡単に高度感が得られる便利な地図もありますが、
地理院地図も陰影が付くと立体感が得られるので、より便利に使えるのではないでしょうか。
陰影では等高線がそれほどじゃまされないようです。

カシミール3Dは無料のwindowsソフトで、使うのに少々慣れが必要なところがありますが、使ってみるととても便利に使えますよ。

・準備

カシミール3D・スタータキット - カシミール3D・ダウンロード

これ(現在はVer 9.2.5)をDL、インストールして、

タイルマッププラグイン - カシミール3D・ダウンロード

さらに(現在はVer 1.6.0)をDL、インストール。これがミソで標高値データが得られる。

・地図表示

起動すると…

こんな感じだと思います。
(初期地図が違うかもしれません。)

早速タイルマップを表示してみましょう。

右の「タイルマップ」メニューの「タイルマップ一覧」を押すことで、左に「タイルマップ選択メニュー」が出てきます。
その「タイルマップ選択メニュー」で「地理院地図3D」を押すだけです。

カシミール3Dは、色々な地図が表示でき、そのため慣れないとその選択が難しいように思います(「ファイル-地図を開く」メニュー)。タイルマップだけなら、それほど気にならないと思います。

ズームレベル15の地図だけなら、タイルマップ「地理院地図3D」でなく普通の地理院地図新版でも元から軽く陰影が施されていますので、それでも良いでしょう。

「地理院地図3D」が表示されないときは…

「タイルマップのプリセット」を追加できます。
別のタイルマップを表示しているときに、タイルマップの一覧の下の「追加」を押すとその上に新たなタイルマップが追加されます(別のタイルマップを選択して右クリックして挿入でも良いです)。「タイルマップの設定」画面で「設定読みだし」を押して、「タイルマップのプリセット」のファイル(.json)を選びます。
(C:\Users\Public\Documents\Kashmir\TileMap\Preset)の「地理院地図3D.json」です。
最後に「OK」です。

縮尺の変更は…

左上の「±虫めがね」で、レベル15が25,000です。右の「ズーム/縮尺」ツールバーの「縮尺の変更」でもできます。

陰影は、
「表示-表示の設定-地形表現」の「陰影の強度」で調整できます。

・目的の場所へ地図を移動

地図をグリグリして移動もできますが、地名検索してジャンプできます。
「ジャンプー地名へ」で、「名前や読み」を入力して、「検索開始」で候補が表示されます。
目的の場所を備考の(地図名)や標高で当たりをつけ、選択しダブルクリックでジャンプできます。

・地図のプリント

さあ、プリントしてみましょう。

「ファイル－印刷－範囲を指定して印刷」として、必要に応じて「プリンタ設定」で用紙と向きを選んで、「範囲を指定し直す」で微調整します。B4フルサイズやA3フルサイズに印刷できます。もちろんA4フルサイズも印刷できます。
(「ファイル－印刷－用紙を指定して印刷」でも良いのですが、少々ズレた場合に再度印刷するときなど、上の方法は範囲を覚えていて再調整できるようです。)

印刷範囲の微調整

印刷範囲が画面一杯だと範囲表示の赤ハッチングが判別がつかないので、地図を上下左右のスクロールバーで赤ハッチングの端に移動させて、印刷範囲の微調整をします。

地図の位置をずらすとこんな感じで、範囲表示の赤ハッチングの端がわかります。

再度「ファイル－印刷－範囲を指定して印刷」として、「次へ」とすると印刷設定です。

「印刷開始」で印刷されます。

私はPDFにしてコンビニでプリントしてます。
その場合に、PDFライターをインストールしてあると、保存するファイル名の画面が表示されます。

カシミール3Dの地図プリントは地図周囲の余白がほとんどなくて、使い勝手が良く気に入ってます。

・色別標高図も使えます。

「タイルマップ一覧」で「色別標高図」を選んで、左下「オーバーレイ(重ね合わせ)」で「地理院地図3D」にマークすると、地図ロイドやGeographicaでお馴染みの「色別標高図」も使え、プリントもできます。
「色別標高図」が「タイルマップ一覧」に表示されていないようであれば、「地理院地図3D」を追加する要領で追加してください。

また「色別標高図」の色が濃いようであれば、左の「ミキサー」で調整できます。

・GPSログがうるさいときは