前回は丹沢大倉から塔ノ岳に上るコースを作成しました。
今回は、「山とも」のナビゲーション機能をご紹介します。ナビゲーション機能はいくつかの目的で使用できますが、
目的地に着く時間をいつでも確認できる
ことが最大の特長です。目的地に目的の時間に着くためには現在何分遅れているか/進んでいるかがわかるので、小屋や頂上に時間通りに着けるか、電車やバスの時刻に間に合うかなどと、
あわてたり無理することなく、歩行ペースや休憩時間を調節できます。
ゆっくり展望を楽しんだり、草花を眺める余裕ができることもあります。
もちろん慎重かつ詳細に事前の計画を立てることは大切ですね。また、どんなときでも早め早めの行動を心がけることがあらゆるトラブルに対する保険になることは言うまでもないと思います。
一方、山では計画通りにいかないことも常です。いきなり集合に遅れてくるメンバーがいたり、マメができていつものペースで歩けなかったり、逆に下山が「一本早い電車に間に合うかも、、」ということもあります。「山とも」のナビゲーション機能はそんな状況にも便利です。ぜひ一度使ってみてください。
前置きが長くなりましたが、ここから使い方のポイントをご紹介します(設定の細部などは省略しています)。
1) 音声案内を設定します。
行動中に「いつ目標地点に着きそうか」という情報をいつでも受け取れます。
情報の受け取り方には、現在
・画面を見る
・音声案内を使う
・Android Wearデバイス(スマートウォッチ)を使う
の3つあります。
今回は、音声案内をメインで使うことにします。
情報の受け取り方には、現在
・画面を見る
・音声案内を使う
・Android Wearデバイス(スマートウォッチ)を使う
の3つあります。
今回は、音声案内をメインで使うことにします。
※音声案内を使うには、日本語の読み上げエンジンが必要です。おすすめは「N2 TTS」です。Playストアからインストールできます。いろいろな声色が揃っていて楽しめます。
2) 目標時刻を設定します。
3) ログを開始します。
4) 歩きながら進度を確認します。
行動中は、音声案内が時報のように定時に起動し(15分間隔なら9:00、9:15、9:30…)、
(ピンポーン)「9時45分。標高840メートル。塔ノ岳まで登り651メートル、2時間17分。15分進んでいます。」
というように、指定された情報を読み上げます。
前回設定した自分のペース通りに歩けている場合は、「進み/遅れ」がほとんど変化しません。ここで、たとえば「45分の進み」のときに15分休憩すると、その分余裕が消費されて、「30分の進み」に変わります。
設定したペースより速く歩けている場合は、余裕が増えていきます。逆に遅い場合は、余裕が減っていったり、遅れになったりします。
このように、目的地への予想到着時刻に対して現在どの程度余裕があるかを随時確認できるので、歩行のペース配分や休憩時間の調節にはたいへん便利です。すれ違う人の「もうすぐですよ〜」という声にぬか喜びさせられることもなくなります 笑。
このように、「山とも」のナビゲーション機能はたいへん実用的です。ぜひ一度使ってみてください。
次回は、山行記録・トラックログ・写真を簡単にヤマレコに投稿してみましょう。
※GPSレシーバーのバッテリー消費量は端末によって差がありますが、補助バッテリーは常に携行するようにしてください。
※歩行の所要時間には登山道の難易度が反映されていません。特に林道区間は計算値より2〜3割早く歩けてしまうので、別途考慮してください。また、クサリ場、ガレ場などの難所に余分にかかる時間も別途考慮してください。これらの点は今後改善していく予定です。
※歩行の所要時間には登山道の難易度が反映されていません。特に林道区間は計算値より2〜3割早く歩けてしまうので、別途考慮してください。また、クサリ場、ガレ場などの難所に余分にかかる時間も別途考慮してください。これらの点は今後改善していく予定です。
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gogo3776さんの記事一覧
- 第4回「ヤマプラのルートをナビゲーションに使用する」 12 更新日:2015年12月23日
- 第3回「山行記録・写真・ログを簡単にヤマレコに投稿する」 12 更新日:2015年12月23日
- 第2回「ペースを確認・調整しながら山を歩く」 19 更新日:2015年12月19日
※この記事はヤマレコの「ヤマノート」機能を利用して作られています。
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