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更新日:2013年08月12日 訪問者数:6961
ジャンル共通 技術・知識
覚えておいて損はない、自然を利用した方位のもとめ方
方位を調べる時はコンパスを使いますが、もしそのコンパスが壊れていたらどうしますか?そんな時に役立つ、自然を利用した方位のもとめ方を解説します。
BOSS
コンパスは絶対、ではない。
コンパスを持っていたことに越したことはない。方向(角)がわかるということは、大雑把ではあるが進行方向を定められる。右か左かと言う時には、コンパスは絶対に役立つはず。

でも、コンパスもある種メカ?だから壊れる時もある。

オリエンテーリングコンパスは盤面にオイルが封入されているが、これがたまに抜けちゃう時がある。針がやたらぷるぷる動くんで「?」と思ったら、盤面に亀裂が入ってオイルがすっかり抜けていた。

オイルが抜けたくらいなら、ぷるぷる動く針でもなんとか方位は測位できるが、トラブル二度目の時はそうはいかなかった。この時はオイルが抜けてからしばらく経過していたせいか、針が錆び付いてしまってぜんぜん動かなかった。こうなると使いものにならない。こういうことも起きるということを常に頭に入れておくといいと思う。

さて、このようにコンパスがもし壊れたり、あるいは紛失したり、はたまた持ってくるのを忘れた時の「方位の調べ方」をちょっとレクチャーしてみる。
いちばん簡単な、日時計方式
時計を使った方位の調べ方もあるけど、針時計じゃないとちょっとやりにくいので、ここでは「日時計方式」を紹介する。

まず木の枝など、棒となるものを3本用意する。20〜30cm長もあれば十分(Aの棒は長目がいい。これをそれぞれA、B、C(の棒)とする。(図と合わせながら見てもらうと解りやすいと思う)
-(図1)-
影がうまく反映する場所に「Aの棒」をまっすぐ立てる。そして、出来た影の頭に「Bの棒」を立てる。そして10〜15分待つ。

-(図2)-
時間が経つと影が移動しているので、移動した影の頭に「Cの棒」を立てる。
-(図3)-
次に、「Aの棒」の位置を忘れないようにして「Aの棒」を抜き取り、その「Aの棒」を、BとCの棒に沿わせるように置く。この時の「Aの棒」が刺さっていた位置から見て、「Aの棒」の両側末端が「東西」方向になる。文章で言うより図解を見た方がわかりやすいと思う。
これが解れば、当然「南北も解る(図4)」ということになる。
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