二度目の滑落でいろいろ考えてみた
山行き記録にもレポしましたので、すでに読まれている方は
大変申し訳ありませんが、スルーしてください。
二度目の滑落を機にいろいろ考えてみました。
一度目は 2019.11.21に鈴鹿入道ヶ岳、池ヶ谷ルートからの下り、
50mほど先にテープを見つけ、そこまで傾斜20度ほどのトラバースで
10mほど登るルートに靴幅2つほどの踏み跡を見つけ進む。
路面はザレの上にガレで体重をかけると10cmほど沈み止まっていたが、
滑落した場所は止まらず路面ごと崩落。
体が回転してしまい3mほど落ちたところで、2本の木の間に当たって止まった。
右胸から当たり数日痛みがあったがダメージは少なくてすんだ。
このルートは序盤からザレ、ガレ、落ち葉で3,4回尻もちをついたので
転倒するときは山側にと思っていたが防ぎきれなかった。
元々下りは苦手だったので、以降は慎重に歩いていたが
二度目は 2020/4/4に三重県津市の布引山地、旧長野峠から笠取山への破線ルート、
P684の尾根後半の下りで20mほど滑落、状況は次の写真とコメントを見てください。
大変申し訳ありませんが、スルーしてください。
二度目の滑落を機にいろいろ考えてみました。
一度目は 2019.11.21に鈴鹿入道ヶ岳、池ヶ谷ルートからの下り、
50mほど先にテープを見つけ、そこまで傾斜20度ほどのトラバースで
10mほど登るルートに靴幅2つほどの踏み跡を見つけ進む。
路面はザレの上にガレで体重をかけると10cmほど沈み止まっていたが、
滑落した場所は止まらず路面ごと崩落。
体が回転してしまい3mほど落ちたところで、2本の木の間に当たって止まった。
右胸から当たり数日痛みがあったがダメージは少なくてすんだ。
このルートは序盤からザレ、ガレ、落ち葉で3,4回尻もちをついたので
転倒するときは山側にと思っていたが防ぎきれなかった。
元々下りは苦手だったので、以降は慎重に歩いていたが
二度目は 2020/4/4に三重県津市の布引山地、旧長野峠から笠取山への破線ルート、
P684の尾根後半の下りで20mほど滑落、状況は次の写真とコメントを見てください。
思うに二度とも想像力が足らなかった。
一度目は、あの路面状況でルートを間違えた。
別ルート(トラバースせずに下を進み直登する)に気付くべきだった。
二度目は前半から緩くスベル路面に注意していたが、急斜面の下りで
左足がスベると進行方向には落ちず、左の斜面側に落ちることを気付けなかった。
これに気付けていたら、もう少し右側を下っていたと思う。
この滑落以降、もしスベったら、どこへ落ちるのかを確認するようになった。
それだけでも足の置き場が10cmほど変わり、もしスベっても
今回のように横への滑落を防げる場合もあると思う。
二本ストックも見直したいと思う。
二度の滑落経験から最初の一秒で止まらないと自力では止まれないことが分かった。
最初は自力で止まれそうに思うほどユックリに感じるが徐々に加速していく、
木が視界に入り、ぶつかって止まれと思うが、体の中心から外れると止まれない。
ソロで行動不能、破線ルートの場合、登山届で救助を待つしかない状況に
簡単に陥るので改めて細心の注意をはらうように心がけたい。
アプリの主旨「あなたのレポが誰かの安全に役立つ」に少しでも役立てばと思います。
それにしても5か月で二度の滑落、やはり下りは苦手だ。
もし同じような経験があり、コメントをいただける方がいらっしゃいましたら、お待ちしています。
もちろん滑落の経験のない方も大歓迎です。
一度目は、あの路面状況でルートを間違えた。
別ルート(トラバースせずに下を進み直登する)に気付くべきだった。
二度目は前半から緩くスベル路面に注意していたが、急斜面の下りで
左足がスベると進行方向には落ちず、左の斜面側に落ちることを気付けなかった。
これに気付けていたら、もう少し右側を下っていたと思う。
この滑落以降、もしスベったら、どこへ落ちるのかを確認するようになった。
それだけでも足の置き場が10cmほど変わり、もしスベっても
今回のように横への滑落を防げる場合もあると思う。
二本ストックも見直したいと思う。
二度の滑落経験から最初の一秒で止まらないと自力では止まれないことが分かった。
最初は自力で止まれそうに思うほどユックリに感じるが徐々に加速していく、
木が視界に入り、ぶつかって止まれと思うが、体の中心から外れると止まれない。
ソロで行動不能、破線ルートの場合、登山届で救助を待つしかない状況に
簡単に陥るので改めて細心の注意をはらうように心がけたい。
アプリの主旨「あなたのレポが誰かの安全に役立つ」に少しでも役立てばと思います。
それにしても5か月で二度の滑落、やはり下りは苦手だ。
もし同じような経験があり、コメントをいただける方がいらっしゃいましたら、お待ちしています。
もちろん滑落の経験のない方も大歓迎です。
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newayさんの記事一覧
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- ある道迷い遭難から学ぶこと 145 更新日:2022年12月17日
- 二度目の滑落でいろいろ考えてみた 98 更新日:2020年04月06日
※この記事はヤマレコの「ヤマノート」機能を利用して作られています。
どなたでも、山に関する知識や技術などのノウハウを簡単に残して共有できます。
ぜひご協力ください!
単独行の滑落に対するパッシブセフティとしてココヘリは如何でしょうか?
https://hitococo.com/cocoheli/
もし山岳保険に未加入でしたら併せて jRO もご検討下さい。
https://jrococo.com/
ココヘリはイイなと思ってます。
保険も検討させていただきます。
アドバイスをいただき有難うございました。
こんにちわ、newayさん。
失礼ですが、山道下りの基本ができてないのじゃないか、と思います。
山道のくだりでは、後ろ脚に体重を置いて、前足が滑らない、と確信できたところでゆっくりと前足に体重をかけていきます。急な滑りやすい斜面ならなおさらです。
今回のように前足が滑っても、後ろ脚に重心が残っていれば、何とか体勢を立て直せた、と思います。
それと2本ストックは、こんな道には全然必要ないです。1本の方が、自由な片方の手で木をつかむなど便利だと思うのですが…。
山道の下り方について、さっさと歩くよりすごく時間がかかるし太ももの筋肉にも負担かかりますが、これからの山人生、安全に歩けると思います。
こんにちわ sari-paAさん
コメント有難うございます。
歩き方とストックの使い方の基本から見直してみたいと思います。
どうも有難うございました。
こんにちは、newayさん。
2回滑落したとの事ですが、大事が無くて良かったです。
私も山をやってて何回か滑落した事があります。
腕の骨折が1回、足の靭帯損傷が1回、肋骨骨折が2回、捻挫が2回ほど有ります。
岩場で1回、トレランしてて1回、その他は雪山です。
誰でも山で滑落した事は大なり小なり有るのじゃ無いかと思ってます。
私も山をやり始めた頃は下りが苦手で、良くズルズルしてましたよ。
それで近くの山、私は朝熊山ですが、乾いていると何でも無い所なんですが、
雨でぬかるんでると結構気を付けなくてはならなくなってしまうのです。
そこで雨上がりにわざと運動靴でトレーニングに行ってました。
始めは慎重に歩いてましたが、体重移動と足裏全体で着地出来るようになったら、
運動靴でぬかるんでいる日でも歩けるようになりました。
今はトレラン気味にぬかるんでても走って下れるようになりましたので、
やっぱり練習有るのみです。
newayさんなら経ヶ岳でしょうか、ストックを使わず運動靴で、
トレーニングなどいかがでしょうか?
運動靴だとどういった体重の掛けかたをすると滑らないか、
足がだんだん覚えて行くと思います。
でも慣れるまではもの凄く慎重に歩いて下さい、
参考にならないかも知れませんが、私はそうやって下りを克服しました。
ただ今でも気を抜いて下っている時にズルっていっちゃう時も有りますが。(笑)
mildpapaさん コメント有難うございます。
これまで大変なケガをされてきたのですね。
やはり皆さん、程度の差こそあれ滑られてるんですね。
アドバイスいただいた、ぬかるみの下りで運動靴練習、
体重移動と足裏全体での着地、ストックなしでのトレーニング、
参考にさせてもらます。
ベテランの方からのアドバイス、よく考えて少しでも実践し
少しでも安全な山歩きを目指したいと思います。
どうも有難うございました。
PS 新型コロナが早く収束し、山行きが再開できればイイですね!
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