GPSログを解析するツールです。解析などと大層な名前をつけてますが、傾斜に対する速度を集計しているだけです。それと、ログの間引きもできます。
ChormeやFirefox等のブラウザ上で動きます。サーバーにはアクセスしないのでネットに繋がっていなくても動き、元のログファイルには何の変更もしません。
結果をcsvファイルに出力できますので、Excel等を使ってトレーニング成果のグラフを作ったり、消費カロリーの計算とか色々使えると思います。
また、これで求めた自分の速度を、ログ時間書き換えツール
( https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=2873 )
に反映すると、ログ欠落を手書きのルートファイルで補完する際に、実際に歩いた時間に近づけられます。
Google Chrome、Firefox、Microsoft Edge で動作を確認してます。Android の Chorme でも使えます。Opera や safari でも動くと思われます。
ChormeやFirefox等のブラウザ上で動きます。サーバーにはアクセスしないのでネットに繋がっていなくても動き、元のログファイルには何の変更もしません。
結果をcsvファイルに出力できますので、Excel等を使ってトレーニング成果のグラフを作ったり、消費カロリーの計算とか色々使えると思います。
また、これで求めた自分の速度を、ログ時間書き換えツール
( https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=2873 )
に反映すると、ログ欠落を手書きのルートファイルで補完する際に、実際に歩いた時間に近づけられます。
Google Chrome、Firefox、Microsoft Edge で動作を確認してます。Android の Chorme でも使えます。Opera や safari でも動くと思われます。
1.準備(HTMLファイルのダウンロード)
下記のGitHubのページからHTMLファイルをダウンロードしてください。
https://github.com/guchi999/GpxAnalize
英語ですが、図a1のグリーンの「Code」ボタンをクリックし、出てくるメニューで「Download ZIP」を選択するだけです。
ダウンロードフォルダに「GpxAnalize-main.zip」というファイルがダウンロードされます。
https://github.com/guchi999/GpxAnalize
英語ですが、図a1のグリーンの「Code」ボタンをクリックし、出てくるメニューで「Download ZIP」を選択するだけです。
ダウンロードフォルダに「GpxAnalize-main.zip」というファイルがダウンロードされます。
Windowsであれば、zipファイルを右クリックして「すべて展開」を選ぶと、同じ名前のフォルダが作られます。
このフォルダの中のファイルを(またはフォルダごと)適当な所に移動すればOKです。GpxAnalize-main.zipのファイルは削除しても大丈夫です。
フォルダの中には図1bのようにGpxAnalize.htm、Readme.txtと2つのファイルが入っていますが、必要なのはGpxAnalize.htmだけです。Readme.txtはこの説明と同様の文章ですので削除しても構いません。
このフォルダの中のファイルを(またはフォルダごと)適当な所に移動すればOKです。GpxAnalize-main.zipのファイルは削除しても大丈夫です。
フォルダの中には図1bのようにGpxAnalize.htm、Readme.txtと2つのファイルが入っていますが、必要なのはGpxAnalize.htmだけです。Readme.txtはこの説明と同様の文章ですので削除しても構いません。
2.使い方
図1のアイコンをダブルクリックすると既定のブラウザが開き、図2の画面になります。
Javascriptが有効でないと動きませんので、無効になっている場合は有効にしてください。(通常は有効になっていると思います。)
Javascriptが有効でないと動きませんので、無効になっている場合は有効にしてください。(通常は有効になっていると思います。)
破線のエリアにログ(GPX)ファイルをドロップするか、ボタンを押してファイルを選択して開いてください。ログの情報と標高グラフ、傾斜毎の距離と速度、傾斜に対する速度の分布が表示されます。(図3)
ログの情報と、傾斜毎の距離と速度は [データをCSVファイルに保存] をクリックすると、ダウンロードフォルダに xxxxxx_SD.csv(xxxxxxはログファイルの名前)で保存されます。
ログの情報と、傾斜毎の距離と速度は [データをCSVファイルに保存] をクリックすると、ダウンロードフォルダに xxxxxx_SD.csv(xxxxxxはログファイルの名前)で保存されます。
スマホではあまり起こらないようですが、GPSロガーは電源を入れた直後は衛星からの受信データが安定せず、図4上の標高グラフ左端のように異常値を示すことがあります。その場合にはログの最初の部分を取り除く事ができます。除去する時間を設定し [再表示] をクリックしてください。
また、図5のように傾斜のきつい方の速度が速くなる場合があります。ほとんどの場合、これはGPSの誤差によるもので、ログのデータ間隔が1秒や5秒のように短くて数が多いと誤差も積算される事によります。
その場合には、データの間引きを「する」にして間隔(5mから30mくらいが適正)を設定し [再表示] をクリックしてください。
その場合には、データの間引きを「する」にして間隔(5mから30mくらいが適正)を設定し [再表示] をクリックしてください。
最初の部分をカットおよび間引いたログはファイル出力でき、山行記録作成時に登録するログとして使えます。 [再表示] をクリックした後で [間引きログをファイルに保存] をクリックするとダウンロードフォルダに xxxxxx_RD.gpx の名前で保存されます。
傾斜は100mあたりの昇降値(m)で表しており、昇降値は変更できます。変更後に [再表示] をクリックすると、その値で再集計されます。
昇降値を変えても、ツールを立ち上げる毎に元の設定値になります。毎回、値を変えるのが面倒であればhtmファイルをエディタで開き、ソースコードの12行目からの下記の値を変えて上書き保存すれば、次からは変更した値で立ち上がります。
UpRng0〜UpRng5が上り、DnRng0〜DnRng5が下りでマイナス符号は必須です。
保存するときは、文字コードをUTF8(BOMなし)で保存してください。
const UpRng0 = 10, DnRng0 = -10;
const UpRng1 = 20, DnRng1 = -20;
const UpRng2 = 40, DnRng2 = -40;
const UpRng3 = 60, DnRng3 = -60;
const UpRng4 = 80, DnRng4 = -80;
const UpRng5 = 100, DnRng5 = -100;
*)停止時間、有効trkpt数について
GPSのデータは、補足している衛星の数、フェージングや揺らぎ等の電波の状態により誤差を含んでいます。(これは、静止していても位置が動いていたり、同じ道を往復しても軌跡がずれたりする事からも分かると思います)
その為、移動しているか停止しているかの判断が難しく、停止時間の精度は高くありません。目安程度の値とお考え下さい。
また、受信状態の変化により位置が大きく飛んで異常な移動距離や昇降値が出る事があり、そのポイントは除外して集計には入れないようにしているため有効データ(trkpt)数が減る事があります。(間引きログは除外してません。)
傾斜は100mあたりの昇降値(m)で表しており、昇降値は変更できます。変更後に [再表示] をクリックすると、その値で再集計されます。
昇降値を変えても、ツールを立ち上げる毎に元の設定値になります。毎回、値を変えるのが面倒であればhtmファイルをエディタで開き、ソースコードの12行目からの下記の値を変えて上書き保存すれば、次からは変更した値で立ち上がります。
UpRng0〜UpRng5が上り、DnRng0〜DnRng5が下りでマイナス符号は必須です。
保存するときは、文字コードをUTF8(BOMなし)で保存してください。
const UpRng0 = 10, DnRng0 = -10;
const UpRng1 = 20, DnRng1 = -20;
const UpRng2 = 40, DnRng2 = -40;
const UpRng3 = 60, DnRng3 = -60;
const UpRng4 = 80, DnRng4 = -80;
const UpRng5 = 100, DnRng5 = -100;
*)停止時間、有効trkpt数について
GPSのデータは、補足している衛星の数、フェージングや揺らぎ等の電波の状態により誤差を含んでいます。(これは、静止していても位置が動いていたり、同じ道を往復しても軌跡がずれたりする事からも分かると思います)
その為、移動しているか停止しているかの判断が難しく、停止時間の精度は高くありません。目安程度の値とお考え下さい。
また、受信状態の変化により位置が大きく飛んで異常な移動距離や昇降値が出る事があり、そのポイントは除外して集計には入れないようにしているため有効データ(trkpt)数が減る事があります。(間引きログは除外してません。)
改定履歴
V1.0 2021/04/14
リリース
V1.1 2021/10/01
緯度経度(lat、lon)データの順序が逆のGPXファイルにも対応できるように変更。
V1.2 2021/12/31
間引きのデフォルト値、傾斜レンジ入力の増減ステップ、脱字等のマイナーな変更
リリース
V1.1 2021/10/01
緯度経度(lat、lon)データの順序が逆のGPXファイルにも対応できるように変更。
V1.2 2021/12/31
間引きのデフォルト値、傾斜レンジ入力の増減ステップ、脱字等のマイナーな変更
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※この記事はヤマレコの「ヤマノート」機能を利用して作られています。
どなたでも、山に関する知識や技術などのノウハウを簡単に残して共有できます。
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ヤマノートで提供していただいている2つのソフト
( ログ解析および間引き ・ GPX→KML変換 )
早速ダウンロードして試してみました。
どちらも使いやすく、特に「斜度と歩行速度のグラフ」に興味を持ちました、自分の歩き方の傾向が見れて面白くて、これからの山行記録の楽しみが増えました。
愛用させていただきます(フリーの公開感謝です)ありがとうございました。
稚拙なプログラムではありますが使っていただけて嬉しいです。
斜度と歩行速度のグラフはGPSの計測誤差があるので、あまりきれいなグラフになっておらず、近似曲線を求めようかとも思っているのですが面倒でやってません。
それより、いくつかの山行記録をcsvファイルに出力して、excel等の表計算ソフトで整理すれば、歩き方の傾向がより分かるのではないかと思います。
・ GPSの誤差について…
いろいろ試す内、標高グラフがヤマレコ標高グラフと少し異なっているのに気が付いて、ヤマレコからSRTM標高のGPXデータをDLしなおして標示させてみたら標高グラフも一致し、斜度速度グラフもシンプルな曲線になりました。(ダイレクトのGPSデータの標高値は誤差が多いようです。)
GPSのデータはフェージングやマルチパス、揺らぎ等の電波の状況や、補足衛星の数により誤差を含むのは仕方ないですね、特に標高は。
その点では何度か測定され、誤差を補正していると思われるSRTM標高や国土地理院の標高の方が正しいと思います。
斜度対速度のグラフが完全なスキャッタ分散にならず、グルーピングされた特性になるのは、GPSチップセットの演算のアルゴリズムや丸め誤差だと思っていますが、グルーピングのトレンドカーブは実際の斜度対速度のカーブに近いのではないでしょうか。
ただし、何本か見られるトレンドカーブのどれが実態なのか、それは関数的にどういう意味を持っているのかなど、まだ色々と検討する余地はあると思っています。
ただ、時間と労力を掛けてそこまでやる価値があるか、は疑問の残る所ではありますが。
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