国土地理院の地図から登山道や道路をGPXファイルで出力するツールです。
地図をクリックして表示されるトラック(道)を希望する経路に従って順次クリックしてルートを作り、そのルートをGPX ファイルで出力します。
特別なソフトをインストールする必要はありません。
通常使っているブラウザで動き、ホームページと同様にブックマークして呼び出す事もできます。
Chrome、Firefox、Edge、Vivaldi、Brave で動作を確認しています。
確認はWindowsのみでしか行っていませんが、MACでも上記のブラウザなら動作すると思います。
登山道や道路のデータは国土地理院のベクトルタイルデータをダウンロードします。
ベクトルタイルについては下記のページをご参照ください。
地図をクリックして表示されるトラック(道)を希望する経路に従って順次クリックしてルートを作り、そのルートをGPX ファイルで出力します。
特別なソフトをインストールする必要はありません。
通常使っているブラウザで動き、ホームページと同様にブックマークして呼び出す事もできます。
Chrome、Firefox、Edge、Vivaldi、Brave で動作を確認しています。
確認はWindowsのみでしか行っていませんが、MACでも上記のブラウザなら動作すると思います。
登山道や道路のデータは国土地理院のベクトルタイルデータをダウンロードします。
ベクトルタイルについては下記のページをご参照ください。
1.HTMLファイルのダウンロード
下記のGitHubのリンクからHTMLファイルをダウンロードしてください。
Create GPX file from the Geospatial Information Authority of Japan's vector tiles. - guchi999/GPXfromGsiVcector
リンクのページに行き、図1に示したグリーンの「Code」ボタンをクリックし、出てくるメニューで一番下にある [Download ZIP] を選択すれば、ダウンロードフォルダに GPXfromGsiVcector-main.zip というファイルがダウンロードされます。
ダウンロードした GPXfromGsiVcector-main.zip はWindowsであれば、zipファイルを右クリックして「すべて展開」を選ぶと同じ名前のフォルダが作られます。
フォルダの中には図2のようにGsiVcector2GPX.htm、GsiVcector2GPX使い方.pdf、LICENSE、README.mdの4つのファイルが入っています。
この中で必要なのはGsiVcector2GPX.htmだけで、LICENSEとREADME.mdは削除しても構いません。元ファイルのGPXfromGsiVcector-main.zipも削除して構いません。
GsiVcector2GPX使い方.pdfは、このヤマノートと同じ内容ですから不要なら削除しても大丈夫です。
GsiVcector2GPX.htmファイルはどこでも好きなフォルダに置いてください。
フォルダの中には図2のようにGsiVcector2GPX.htm、GsiVcector2GPX使い方.pdf、LICENSE、README.mdの4つのファイルが入っています。
この中で必要なのはGsiVcector2GPX.htmだけで、LICENSEとREADME.mdは削除しても構いません。元ファイルのGPXfromGsiVcector-main.zipも削除して構いません。
GsiVcector2GPX使い方.pdfは、このヤマノートと同じ内容ですから不要なら削除しても大丈夫です。
GsiVcector2GPX.htmファイルはどこでも好きなフォルダに置いてください。
2.使い方
GsiVcector2GPX.htmのアイコンをダブルクリックするか、右クリックして「プログラムから開く(H)」で使っているブラウザを選ぶと図3の画面になります。
地図の下にあるパネルは初期画面では何の反応もしませんが、作業段階で適宜有効になります。
地図の下にあるパネルは初期画面では何の反応もしませんが、作業段階で適宜有効になります。
2-1.地図の移動、拡大縮小
地図の移動はドラッグ(マウスのボタンを押したまま移動)。
拡大縮小はマウスのホイール、または地図上の[+][−]ボタンで行ないます。
上部にある「地図を移動:」の入力欄に緯度経度を入れて [移動] ボタンを押すとその場所に直接移動できます。
入力形式は緯度と経度を「,」(カンマ)あるいは半角空白で区切って入力します。数字は半角で入れてください。
下記のサイトの位置座標はそのままコピペできます。
・地理院地図左下の矢印アイコンをクリックすると出てくる位置表示
例)
36度41分53.41秒 137度48分17.32秒
36.698170,137.804810
・Google Map の右クリックで表示される位置情報
例)
35.631353319507106, 139.26926885090197
・ヤマレコ「山のデータ」の山頂位置
例)
北緯36度47分55秒, 東経139度22分33秒
拡大縮小はマウスのホイール、または地図上の[+][−]ボタンで行ないます。
上部にある「地図を移動:」の入力欄に緯度経度を入れて [移動] ボタンを押すとその場所に直接移動できます。
入力形式は緯度と経度を「,」(カンマ)あるいは半角空白で区切って入力します。数字は半角で入れてください。
下記のサイトの位置座標はそのままコピペできます。
・地理院地図左下の矢印アイコンをクリックすると出てくる位置表示
例)
36度41分53.41秒 137度48分17.32秒
36.698170,137.804810
・Google Map の右クリックで表示される位置情報
例)
35.631353319507106, 139.26926885090197
・ヤマレコ「山のデータ」の山頂位置
例)
北緯36度47分55秒, 東経139度22分33秒
2-2.トラック(道)の表示
地図を移動し、目的の登山道または道路の近くをクリックすると、その地点を含む地理院地図ベクトルタイル1枚分のトラック(道)が表示されます。
青線がトラック、ピンクと紺のドットは各トラックの起点と終点を示しています。トラックの多い都市部では表示に若干時間がかかります。
地図に道を示す線があってもトラックデータが地理院のサーバーに無い場所もあります。また、地図の道とトラックがずれている所もあります。
タベクトルタイルは何枚でも表示出来ますが、表示されているトラックの数が多いと地図の拡大縮小や移動の反応が遅くなります。
トラックの多い都市部で地図の拡大縮小を多用する場合は3〜4枚程度、拡大縮小を行わず移動だけなら20枚程度が実用範囲でしょう。トラックの少ない郊外や山間部であればもっと多くても大丈夫です。
長いルートを作成する時は、途中でルートを確定するかトラック表示を消して、再度地図をクリックしてトラックを表示させてトラックを選択すれば動作が重くなるのを防げます。
トラックが表示されている場所でトラック以外の場所を右クリックすると、そのタイルのトラック表示を消せます。
地図の下にある [track 表示クリア] をクリックすると全てのトラック表示を消せます。
青線がトラック、ピンクと紺のドットは各トラックの起点と終点を示しています。トラックの多い都市部では表示に若干時間がかかります。
地図に道を示す線があってもトラックデータが地理院のサーバーに無い場所もあります。また、地図の道とトラックがずれている所もあります。
タベクトルタイルは何枚でも表示出来ますが、表示されているトラックの数が多いと地図の拡大縮小や移動の反応が遅くなります。
トラックの多い都市部で地図の拡大縮小を多用する場合は3〜4枚程度、拡大縮小を行わず移動だけなら20枚程度が実用範囲でしょう。トラックの少ない郊外や山間部であればもっと多くても大丈夫です。
長いルートを作成する時は、途中でルートを確定するかトラック表示を消して、再度地図をクリックしてトラックを表示させてトラックを選択すれば動作が重くなるのを防げます。
トラックが表示されている場所でトラック以外の場所を右クリックすると、そのタイルのトラック表示を消せます。
地図の下にある [track 表示クリア] をクリックすると全てのトラック表示を消せます。
2-3.ルート作成
表示されているトラックを目的のルートの開始点から終了点まで順にクリックしてルートを作成して行きます。選択したトッラクは、もう一度クリックするとキャンセルできます。
選択するトラックは連続して繋がっている必要はありません。離れたトラックを選択した場合、先に選択したトラックの終端から次に選択したトラックの一番近い端まで直線で繋ながるルートになります。
選択するトラックは連続して繋がっている必要はありません。離れたトラックを選択した場合、先に選択したトラックの終端から次に選択したトラックの一番近い端まで直線で繋ながるルートになります。
トラックをクリックする順番が違うと正しいルートになりません。
例えば、ルート途中の選択済みのトラックをキャンセルして再度選択すると最終的なルートが乱れます。
この場合には途中キャンセルしたトラック以後の選択トラックを全てキャンセルして、途中キャンセルした所から選択し直してください。
例えば、ルート途中の選択済みのトラックをキャンセルして再度選択すると最終的なルートが乱れます。
この場合には途中キャンセルしたトラック以後の選択トラックを全てキャンセルして、途中キャンセルした所から選択し直してください。
ベクトルタイルのトラックデータは始点と終点の方向に規則性がなく、ルートを確定する際に必要に応じてトラックデータを反転して接続しています。そのため離れたトラックの接続ではルートが乱れる可能性があります。
乱れたルートは別アプリで補正してください。(別アプリは3.を参照)
ルートが完成したら [ルート確定] をクリックします。トラック表示が消えて出力するルートが表示されます。ピンクのドットはルートの起点、紺のドットは終点を表します。
[ルート確定] をしてトラック表示が消えても、地図をクリックすればトラックは標示され、ルートを追加できます。
ルート選択クリア をクリックすると、全ての選択トラックがキャンセルされます。
乱れたルートは別アプリで補正してください。(別アプリは3.を参照)
ルートが完成したら [ルート確定] をクリックします。トラック表示が消えて出力するルートが表示されます。ピンクのドットはルートの起点、紺のドットは終点を表します。
[ルート確定] をしてトラック表示が消えても、地図をクリックすればトラックは標示され、ルートを追加できます。
ルート選択クリア をクリックすると、全ての選択トラックがキャンセルされます。
都市部のように道が多いところはベクトルタイルを多く表示すると動きが重くなります。
重くなった場合は[ルート確定]か[track 表示クリア]をクリックするか、消したいタイルの所で右クリックしてトラック表示を消し、ルートの続きの所をクリックしてトラックを再度表示して、必要なトラックを追加します。
経路を往復するルートは作れません。
ルートを選択する順序を変えて往路と帰路のGPXを別々に作成し、別アプリで合成する作業が必要になります。
重くなった場合は[ルート確定]か[track 表示クリア]をクリックするか、消したいタイルの所で右クリックしてトラック表示を消し、ルートの続きの所をクリックしてトラックを再度表示して、必要なトラックを追加します。
経路を往復するルートは作れません。
ルートを選択する順序を変えて往路と帰路のGPXを別々に作成し、別アプリで合成する作業が必要になります。
2-4.ルートの保存
[ルート保存] をクリックすると [ファイル名を入力して保存] のリンク表示が出ます。
そのリンクをクリックして出てくるダイアログボックスにファイル名を入力して [OK] ボタンを押すとダウンロードフォルダに GPX ファイルが出力されます。
そのリンクをクリックして出てくるダイアログボックスにファイル名を入力して [OK] ボタンを押すとダウンロードフォルダに GPX ファイルが出力されます。
3.出力されたルートについての注意
出力された GPX ファイルは位置情報のみで標高値や時間情報は入っていません。
標高値や時間情報の追加、および乱れたルートの補正は下記の GpxEdit2.htm で行えます。
標高値や時間情報の追加、および乱れたルートの補正は下記の GpxEdit2.htm で行えます。
地理院地図の登山道は、既に廃道になっていて道が無いこともあります。
登山等に使う際には十分にご注意ください。
登山等に使う際には十分にご注意ください。
4.その他
起動したときの地図の位置は必要に応じて変えられます。他の場所にしたいときはメモ帳などのテキストエディタで GsiVcector2GPX.htm を開き、上から 6 行目にある下記の行の lat、lon の値を変更して上書きしてください。
なお、保存するときは文字コードを UTF8(BOM なし)で保存してください。
変更する行:
<script> var lat = 35.853492, lon =138.944226; // 地図表示位置初期値 </script>
なお、保存するときは文字コードを UTF8(BOM なし)で保存してください。
変更する行:
<script> var lat = 35.853492, lon =138.944226; // 地図表示位置初期値 </script>
改訂履歴
V1.3 2024/04/30
・選択トラックと確定ラインの色を変更(地図に同色の道があるので)
・ルート確定後、更にトラックを追加選択するとキャンセルが正しく行われない問題を修正
V1.2 2024/03/22
[ルート確定]のとき、既に確定ルートがある場合はクリアするように変更
V1.1 2024/03/21
通信エラー(error 429:Too Many Requests)のとき「間をおいてクリック」のメッセージを2秒間表示するように変更
V1.0 2024/03/12
・選択トラックと確定ラインの色を変更(地図に同色の道があるので)
・ルート確定後、更にトラックを追加選択するとキャンセルが正しく行われない問題を修正
V1.2 2024/03/22
[ルート確定]のとき、既に確定ルートがある場合はクリアするように変更
V1.1 2024/03/21
通信エラー(error 429:Too Many Requests)のとき「間をおいてクリック」のメッセージを2秒間表示するように変更
V1.0 2024/03/12
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guchi999さんの記事一覧
- 国土地理院地図の登山道や道路をGPXファイルに取り出す 49 更新日:2024年08月09日
- 地理院地図の等倍印刷 63 更新日:2023年05月09日
- Google マップの活用(ログの3D表示、計画ルート作成) 33 更新日:2023年04月06日
※この記事はヤマレコの「ヤマノート」機能を利用して作られています。
どなたでも、山に関する知識や技術などのノウハウを簡単に残して共有できます。
ぜひご協力ください!
なお、他のツールは何度も愛用させて頂いております。ただし、山行結果は、ヤマレコに公開用としてはアップしていませんが・・・・
ありがとうございます。何か不都合があれば知らせて頂けると助かります。
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