トレランシューズとアイゼンのマッチング
個人的に雪山でもアイゼン・スパイク類はあまり使わない…というか、週2回ペースで2シーズン雪山に出かけて、必要性を感じたのが1回だけ/実際使ってみたのはそれとは別の日の1回だけです。近場1000m級の山ばかりでカチコチに凍結する状況が少なく、またスノーボード経験が長く雪慣れしているからと思いますが。
それでも必要な時に備えて持ち歩くようにはしていますが、もともとトレランから入ったので雪上だろうと走れる区間は走ります!ので、シューズはトレランシューズになります。
しかし、トレランシューズ+アイゼンの組み合わせに関しては検索しても情報がほぼ皆無… ショップ「信州トレイルマウンテン」さんのブログで少し紹介されている程度です。大抵は「トレランシューズならチェーンスパイクだ!」「トレランシューズにアイゼンは装着できない。アイゼン使いたければ冬靴を使え!」…ぃゃ、そもそもチェーンスパイクで対応できないような状況に対しての備えだし、走れるときは走るわけですよ?!
同じような悩みを持つ他にもいるかも知れない同類の参考になれば…と思い、いままでの試行錯誤をレビューとしてまとめてみました!「トレランシューズ」だけでなく、ローカットシューズ一般やハイキングシューズでも同様に考えて良いと思います。
ポイントは大きく2つ! 結局は前後の樹脂ハーネスの形状なんですが…
(1)ストラップが足首でなく靴にかかるように: ストラップが足首にでなく靴にかかるようにするためには、ストラップのガイドになっている後ろ側のプラスチックハーネスの形状が重要!ストラップガイドの位置がつま先よりで低い位置であるほど、ローカットシューズでもストラップが靴側にきっちりかかりやすい。
(2)ローボリュームシューズと樹脂ハーネス形状の適合: 登山靴・トレッキングシューズといったハイボリュームの靴を想定した作りだと、前側のプラスチックハーネスの形状が合わず使用中につま先側がずれやすい。ローボリュームの靴にあったハーネス形状のほうが固定力が良く、使用感も安全性も良い。
今まで調べた中でベターなのが、ブラックダイヤモンドの「ネーベ ストラップ」(アルミバージョン)と「コンタクト ストラップ」(ステンレスバージョン)で、特にネーベは本国サイトに「ストラップバージョンでは、トレッキングやトレイルランニングのフットウェアに対応するため、よりソフトなストラップを新たに採用しています(The Strap version features a new softer strap that better accommodates trekking and trail running footwear)」と記載があり、メーカー公認のトレランシューズ対応モデルと言えそうです!
もちろん、12本爪バージョンの「セラック ストラップ」も良いはずですが、12本爪だとフロントブロックが大きくなるので、若干シューズのフレックス(←足指付け根「MTP関節」の動きによる)が犠牲になるはずです。
※画像中アイゼンを装着しているシューズは「サロモン スピードクロス5 GTX」のUS9.5(27.5cm)サイズです。
それでも必要な時に備えて持ち歩くようにはしていますが、もともとトレランから入ったので雪上だろうと走れる区間は走ります!ので、シューズはトレランシューズになります。
しかし、トレランシューズ+アイゼンの組み合わせに関しては検索しても情報がほぼ皆無… ショップ「信州トレイルマウンテン」さんのブログで少し紹介されている程度です。大抵は「トレランシューズならチェーンスパイクだ!」「トレランシューズにアイゼンは装着できない。アイゼン使いたければ冬靴を使え!」…ぃゃ、そもそもチェーンスパイクで対応できないような状況に対しての備えだし、走れるときは走るわけですよ?!
同じような悩みを持つ他にもいるかも知れない同類の参考になれば…と思い、いままでの試行錯誤をレビューとしてまとめてみました!「トレランシューズ」だけでなく、ローカットシューズ一般やハイキングシューズでも同様に考えて良いと思います。
ポイントは大きく2つ! 結局は前後の樹脂ハーネスの形状なんですが…
(1)ストラップが足首でなく靴にかかるように: ストラップが足首にでなく靴にかかるようにするためには、ストラップのガイドになっている後ろ側のプラスチックハーネスの形状が重要!ストラップガイドの位置がつま先よりで低い位置であるほど、ローカットシューズでもストラップが靴側にきっちりかかりやすい。
(2)ローボリュームシューズと樹脂ハーネス形状の適合: 登山靴・トレッキングシューズといったハイボリュームの靴を想定した作りだと、前側のプラスチックハーネスの形状が合わず使用中につま先側がずれやすい。ローボリュームの靴にあったハーネス形状のほうが固定力が良く、使用感も安全性も良い。
今まで調べた中でベターなのが、ブラックダイヤモンドの「ネーベ ストラップ」(アルミバージョン)と「コンタクト ストラップ」(ステンレスバージョン)で、特にネーベは本国サイトに「ストラップバージョンでは、トレッキングやトレイルランニングのフットウェアに対応するため、よりソフトなストラップを新たに採用しています(The Strap version features a new softer strap that better accommodates trekking and trail running footwear)」と記載があり、メーカー公認のトレランシューズ対応モデルと言えそうです!
もちろん、12本爪バージョンの「セラック ストラップ」も良いはずですが、12本爪だとフロントブロックが大きくなるので、若干シューズのフレックス(←足指付け根「MTP関節」の動きによる)が犠牲になるはずです。
※画像中アイゼンを装着しているシューズは「サロモン スピードクロス5 GTX」のUS9.5(27.5cm)サイズです。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
Akky0118さんの記事一覧
- 【レビュー】トレランシューズとアイゼンのマッチング 42 更新日:2023年03月16日
- 【考察】沢筋用のシューズ(ゴム底vsウレタン底の特性) 20 更新日:2022年06月29日
※この記事はヤマレコの「ヤマノート」機能を利用して作られています。
どなたでも、山に関する知識や技術などのノウハウを簡単に残して共有できます。
ぜひご協力ください!
ところで真冬でもローカットで登っているのでしょうか?
私は厚手靴下+ウラガノではー5℃+強風+雪ラッセルではさすがに寒いので軽量登山靴考えています。
レオパードFLは構造的にすごくトレランシューズ向きに思えますが、そもそも標準の装着法だとゆるくて"Alternative method"として紹介されている方法でないとしっかり固定できない、そもそもトレランシューズだとフィット感もひとつで旧来の登山靴のような形に合わせてあるとしか思えない…などなんか中途半端に思えました。確かに軽いですが、アンチスノーを外したらネーベやエアーテックライトと100g差で収納容積も大差ないです。私は凍結対策として持ち歩いていましたが、他機種と比較すると爪の形など凍結より積雪を想定しているのかな?と思えます。
エアーテックライトもネーベと比較し真剣に悩みましたが、トラクションでは勝りそうでしたがフィット性はネーベが勝りそうなので、今回ネーベを採用し今後レオパードに代わって携行する予定です。
真冬もローカットですよ!もちろん雪ではゲイター常用&ラッセル時は防水ソックス併用ですが。家庭の事情で半日で帰ってこれる近場しか行かないので、標高マックスで伊吹山です…スピードクロスで強風+ラッセルだったのは去年の伊吹山でしたが(https://yamap.com/activities/15303407)、過去の気象データで確認したら山頂推定-7度、6合目からノートレースの吹雪でしたが、足は冷たいとは全く思いませんでした。たいてい単独なのでほとんど休憩もせず、ペースも速めだからと思いますが…
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する