森林総合研究所が作成した「土壌特性値マップ」をwebタイルマップを表示できる登山地図アプリ(iPhoneのジオグラフィカ、Androidの地図ロイド)で閲覧する方法を紹介します。
「石レキ率」マップは、森林土壌デジタルマップ(https://www2.ffpri.go.jp/soilmap/ )に表示されているデータで、地表面からの深さに応じて「0-30 cm」「0-5 cm」「5-15 cm」「15-30 cm」の4つがあります。
https://www2.ffpri.go.jp/soilmap/data-src.html
0-30 cm: https://www2.ffpri.go.jp/soilmap/tile/sp/CF30/{z}/{x}/{y}.png
0-5 cm: https://www2.ffpri.go.jp/soilmap/tile/sp/CF_0_5/{z}/{x}/{y}.png
5-15 cm: https://www2.ffpri.go.jp/soilmap/tile/sp/CF_5_15/{z}/{x}/{y}.png
15-30 cm: https://www2.ffpri.go.jp/soilmap/tile/sp/CF_15_30/{z}/{x}/{y}.png
【!注意事項!】
・石レキ率マップは推定値であり、現場で測定したものではありません。実際の観測とは異なるため、あくまで参考程度にしてください。
・森林土壌デジタルマップ( https://www2.ffpri.go.jp/soilmap/ )の利用規約に同意したうえでご使用ください。
私がこれまで使った限りでは「15-30 cm」が色表現がはっきりしていて最も見やすいです。
「石レキ率」(石及び粒径2mm以上のレキの割合)を登山地図アプリに表示させることで、登山道の選択や路面状態の予想に役立ちます。
8/20 初稿公表
8/23 石レキ率マップの注意事項を追記
「石レキ率」マップは、森林土壌デジタルマップ(https://www2.ffpri.go.jp/soilmap/ )に表示されているデータで、地表面からの深さに応じて「0-30 cm」「0-5 cm」「5-15 cm」「15-30 cm」の4つがあります。
https://www2.ffpri.go.jp/soilmap/data-src.html
0-30 cm: https://www2.ffpri.go.jp/soilmap/tile/sp/CF30/{z}/{x}/{y}.png
0-5 cm: https://www2.ffpri.go.jp/soilmap/tile/sp/CF_0_5/{z}/{x}/{y}.png
5-15 cm: https://www2.ffpri.go.jp/soilmap/tile/sp/CF_5_15/{z}/{x}/{y}.png
15-30 cm: https://www2.ffpri.go.jp/soilmap/tile/sp/CF_15_30/{z}/{x}/{y}.png
【!注意事項!】
・石レキ率マップは推定値であり、現場で測定したものではありません。実際の観測とは異なるため、あくまで参考程度にしてください。
・森林土壌デジタルマップ( https://www2.ffpri.go.jp/soilmap/ )の利用規約に同意したうえでご使用ください。
私がこれまで使った限りでは「15-30 cm」が色表現がはっきりしていて最も見やすいです。
「石レキ率」(石及び粒径2mm以上のレキの割合)を登山地図アプリに表示させることで、登山道の選択や路面状態の予想に役立ちます。
8/20 初稿公表
8/23 石レキ率マップの注意事項を追記
iPhoneのジオグラフィカで石レキ率マップを表示する
webタイルマップをスマートフォンで打ち込むのは面倒なので、URLをメールで送付し、コピーするのがおすすめです。
URLの長押しでコピーすると{ }が「%7B%7D」とURLエンコードされてしまうので、文字を選択してコピーすることがポイントです。
URLの長押しでコピーすると{ }が「%7B%7D」とURLエンコードされてしまうので、文字を選択してコピーすることがポイントです。
ジオグラフィカの「オーバーレイ」メニューの下の方にある「カスタムタイル」の右側の歯車をクリックします。
以下の通り設定します。
・名前は「石レキ率15-30cm」など、自分がわかりやすいものにする。
・著作権表示は、「森林総研・森林土壌デジタルマップ」とする。
・URLには、メールからコピーした文字列をはりつける。
※「%7B」などと文字化け(URLエンコード)された文字列が貼り付けられてしまう場合には、文字を修正する。
・不透明度を好みに合わせて調整する。
・名前は「石レキ率15-30cm」など、自分がわかりやすいものにする。
・著作権表示は、「森林総研・森林土壌デジタルマップ」とする。
・URLには、メールからコピーした文字列をはりつける。
※「%7B」などと文字化け(URLエンコード)された文字列が貼り付けられてしまう場合には、文字を修正する。
・不透明度を好みに合わせて調整する。
カスタムタイルの左側を押すと、設定したタイルマップが表示されます。
Androidの地図ロイドで石レキ率マップを表示する
地図ロイドのメニューから「地図管理」を選択します。
「Webタイル」にチェックを入れ、「Webマップタイルを編集」を押します。
また、次の画面でも「Webマップタイルを編集」ボタンを押します。
また、次の画面でも「Webマップタイルを編集」ボタンを押します。
石レキ率マップのURLを貼り付けます。(iPhone同様、自分宛てにメールを送り、そこからコピー&ペーストすると楽です。)
ID(表示順序)、タイル名称、著作権、ズームレベル、URL、タイル視点(NWは北西)という書き方にする必要があるため、例えば以下のように修正します。(IDを1、ズームレベルを13〜15とした例)
1,石レキ率15-30cm,森林総研・森林土壌デジタルマップ,13 14 15,https://www2.ffpri.go.jp/soilmap/tile/sp/CF_15_30/{z}/{x}/{y}.png,NW,
「登録する」を押してください。
ID(表示順序)、タイル名称、著作権、ズームレベル、URL、タイル視点(NWは北西)という書き方にする必要があるため、例えば以下のように修正します。(IDを1、ズームレベルを13〜15とした例)
1,石レキ率15-30cm,森林総研・森林土壌デジタルマップ,13 14 15,https://www2.ffpri.go.jp/soilmap/tile/sp/CF_15_30/{z}/{x}/{y}.png,NW,
「登録する」を押してください。
以下の通り設定します。
・下図に地理院標準地図を使う。
・使用するWebマップタイルは「石レキ率15-30cm」
また、マップタイルの濃度は適宜調整します。
設定がうまくいっていれば、これで石レキ率マップが表示されます。
・下図に地理院標準地図を使う。
・使用するWebマップタイルは「石レキ率15-30cm」
また、マップタイルの濃度は適宜調整します。
設定がうまくいっていれば、これで石レキ率マップが表示されます。
石レキ率マップの表示例
これまで試してみたところ、登山道と石レキ率の関係は、以下のとおりです。
・尾根筋は石やレキの割合が低く水色・緑色になる。
・谷筋は石やレキの割合が高く茶色になる。
・尾根筋でも傾斜が急なところは茶色が混じる。(岩が多い可能性)
・登山道のすぐ近くまで茶色が迫っている場合には、登山道も石やレキが多い場合が多い。
・石レキ率が高すぎる場所は、飛び値扱いで空白になっている。(森林以外の場所、岩場、崖などで空白となります。山の中で人工物がないにも関わらず、空白になっている場合には岩場や崖の可能性があります。)
・尾根筋は石やレキの割合が低く水色・緑色になる。
・谷筋は石やレキの割合が高く茶色になる。
・尾根筋でも傾斜が急なところは茶色が混じる。(岩が多い可能性)
・登山道のすぐ近くまで茶色が迫っている場合には、登山道も石やレキが多い場合が多い。
・石レキ率が高すぎる場所は、飛び値扱いで空白になっている。(森林以外の場所、岩場、崖などで空白となります。山の中で人工物がないにも関わらず、空白になっている場合には岩場や崖の可能性があります。)
山梨県大月市にある倉岳山付近を表示させた例です。赤色の線は私が歩いた軌跡(トラック)です。
尾根筋は水色・緑色、谷筋は茶色となっています。
石レキ率マップの邪魔にならないよう、トラックの線を細く表示させたほうが良いです。
尾根筋は水色・緑色、谷筋は茶色となっています。
石レキ率マップの邪魔にならないよう、トラックの線を細く表示させたほうが良いです。
地図の右側、天神山に直接登るルートは谷筋です。茶色が濃くなっています。
路面は岩だらけでした。
地図の下側、高畑山から天神山の間は尾根道です。
水色が基本で、傾斜の急なところは茶色混じりになります。
路面は岩だらけでした。
地図の下側、高畑山から天神山の間は尾根道です。
水色が基本で、傾斜の急なところは茶色混じりになります。
倉岳山の東方面にある矢平山付近の地図です。
矢平山の山頂が近くなると、岩だらけになってきました。
石レキ図では茶色が混じっています。
石レキ図は粒径2mm以上のレキ及び石の割合ですので、岩の多さと少し異なる部分もありますが、参考情報としては活用できます。
矢平山の山頂が近くなると、岩だらけになってきました。
石レキ図では茶色が混じっています。
石レキ図は粒径2mm以上のレキ及び石の割合ですので、岩の多さと少し異なる部分もありますが、参考情報としては活用できます。
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