GPSMAP67の並行輸入の意味は薄い
米国での発売が2023年3月でしたが、その後、日本での発売は2023年9月14日(木)に行われました。
日本語製品が販売される前にUSアマゾンで購入しました。
価格は、英語版は約500ドルですが日本への送料が約70ドル程かかります。一方日本版は税込み84,800円で日本語Topo地図が付いていることを考えますと、現時点では並行輸入のメリットはほとんどありません。
以前は日本の代理店(&ガーミンジャパン)が無謀な暴利で価格を2倍程度?設定していたのでGarmin GPSが普及しなかった残念な時期がありました。
今はスマホなどでも気軽に登山が出来る時代となりましたが、厳冬期などスマホでは厳しい場所もまだありますので、信頼性の高い登山専用GPSは必要です。
このノートは、すでに購入された英語版GPSを日本語化されたい人はおられるはずなので救済のためノートとして記載させていただきます。(新規購入される方は、日本で販売されている日本語正規品を強くお勧めします。)
日本語製品が販売される前にUSアマゾンで購入しました。
価格は、英語版は約500ドルですが日本への送料が約70ドル程かかります。一方日本版は税込み84,800円で日本語Topo地図が付いていることを考えますと、現時点では並行輸入のメリットはほとんどありません。
以前は日本の代理店(&ガーミンジャパン)が無謀な暴利で価格を2倍程度?設定していたのでGarmin GPSが普及しなかった残念な時期がありました。
今はスマホなどでも気軽に登山が出来る時代となりましたが、厳冬期などスマホでは厳しい場所もまだありますので、信頼性の高い登山専用GPSは必要です。
このノートは、すでに購入された英語版GPSを日本語化されたい人はおられるはずなので救済のためノートとして記載させていただきます。(新規購入される方は、日本で販売されている日本語正規品を強くお勧めします。)
日本語化に必要なもの
すでにノートで、GPSMAP66の日本語化が紹介されていますが、このノートはその補足となります。大きくは3つの作業が必要です。(GPSMAP66の日本語化にも有用な情報です。)
まずWindowsパソコンを使って下記3つのファイルを入手します。
1)日本語フォント導入 006-D0952-05.bin & 006-D0952-06.bin
2)日本語テキスト導入 Japanese.gtt
3)日本語POIファイル導入 xxxxx.img
上記1)は、Garmin 米国ページから入手可能です。
https://support.garmin.com/ja-JP/?faq=qDJhhM8asZ2q9cdO0TkPD9
にある GPSMAP66i用 のEXTDATAフォルダから、使うファイルは「006-D1053-64.bin」を
006-D0952-05.bin
006-D0952-06.bin
という名前に変更。(名前は違うけど中身は同じ)
上記2)は同じURLの GPSMAP67用 のJapanese.gtt をダウンロードします。
このファイルがダウンロードで入手出来ることは非常に有難いことです。少なくとも表示の完全日本語化が実現できます。
ただしダウンロードした Japanese.gtt がそのままでは使えませんので、メモ帳で開いて、ヘッダー部分を書き換える必要があります。(下記添付写真ご参考にファイルの先頭部分を編集もしくは添付テキストに置き換えて下さい。)
上記3)はWebで日本語のPOIを活用します。
たとえば
https://www.suke-blog.com/garmin-custom-map/
にある、POIのみのUFT8が良いと思います。
日本語POIがあれば、コンビニや病院を探すことが可能になり便利です。
次に、USBケーブルでPCとGPSMAP67を接続します。
上記3つのファイルを下記Garminのフォルダー位置に格納します。
1)Internal Storage/GARMIN/ExtData (←日本語フォント)
2)Internal Storage/GARMIN/Text (←Japanese.gtt)
3)Internal Storage/GARMIN (←POIファイル)
そして最後に、Garminを切り離し、電源を入れた後、Garminのメニューから設定(ドライバーのアイコン)→システム(歯車アイコン)を選択して、言語を「日本語」に変更します。
ご注意:上記URLは無効や変更になる可能性がありますのでご了承下さい。
かならずバックアップを行って実施してください。
なにがあっても一切責任は取れませんので自己責任でお願いします。
まずWindowsパソコンを使って下記3つのファイルを入手します。
1)日本語フォント導入 006-D0952-05.bin & 006-D0952-06.bin
2)日本語テキスト導入 Japanese.gtt
3)日本語POIファイル導入 xxxxx.img
上記1)は、Garmin 米国ページから入手可能です。
https://support.garmin.com/ja-JP/?faq=qDJhhM8asZ2q9cdO0TkPD9
にある GPSMAP66i用 のEXTDATAフォルダから、使うファイルは「006-D1053-64.bin」を
006-D0952-05.bin
006-D0952-06.bin
という名前に変更。(名前は違うけど中身は同じ)
上記2)は同じURLの GPSMAP67用 のJapanese.gtt をダウンロードします。
このファイルがダウンロードで入手出来ることは非常に有難いことです。少なくとも表示の完全日本語化が実現できます。
ただしダウンロードした Japanese.gtt がそのままでは使えませんので、メモ帳で開いて、ヘッダー部分を書き換える必要があります。(下記添付写真ご参考にファイルの先頭部分を編集もしくは添付テキストに置き換えて下さい。)
上記3)はWebで日本語のPOIを活用します。
たとえば
https://www.suke-blog.com/garmin-custom-map/
にある、POIのみのUFT8が良いと思います。
日本語POIがあれば、コンビニや病院を探すことが可能になり便利です。
次に、USBケーブルでPCとGPSMAP67を接続します。
上記3つのファイルを下記Garminのフォルダー位置に格納します。
1)Internal Storage/GARMIN/ExtData (←日本語フォント)
2)Internal Storage/GARMIN/Text (←Japanese.gtt)
3)Internal Storage/GARMIN (←POIファイル)
そして最後に、Garminを切り離し、電源を入れた後、Garminのメニューから設定(ドライバーのアイコン)→システム(歯車アイコン)を選択して、言語を「日本語」に変更します。
ご注意:上記URLは無効や変更になる可能性がありますのでご了承下さい。
かならずバックアップを行って実施してください。
なにがあっても一切責任は取れませんので自己責任でお願いします。
GPSMAP67の良い点、悪い点
GPSMAP67の良い点として驚いたのは、世界11大陸の地図を無料でダウンロードことです。おそらく日本語版も同じだと思いますが、海外のあらゆる場所で活用できます。
もちろん日本地図もダウンロード可能です。日本のOSMは何故かエラーが出るので、純正の日本地図が使えることは非常に有難いです。ただし日本語のPOIは含まれていません。
(この情報は公式には公開されていません。)
細かなトレール情報や山小屋情報は、OSM(OpenStreetMap=無償地図)導入や現地用Topo地図を別途購入したほうが良いかもしれません。
Webで等高線情報を含まないPOIデータが色々ありますので併用すると非常に使いやすいものに出来ます。
またGPSMAP67の優れた点は、バッテリーの持ちもすごく良いところです。一回の充電で複数日のトレイルログ収集が行えますので電池式にこだわっている人は再考してもよいと思います。(たとえば予備バッテリー持参などで十分です。)
悪い点は、意外と位置情報に誤差があることです。
おそらくeTrex30よりも悪いかもしれません。確かに表示上では「みちびき」を捉えていますし、ガリレオ衛星や北斗衛星も捉えていますので誤差がないように見えます。
ところが実際ログを見てみると、eTrex30よりもふらふらしたものに見えます。
特に天候や地形に作用されやすい印象があります。
正直、この精度にはがっかりしています。
たまたま個体差の違い(悪い機器に当たった?)なのか、MSAS や WAAS といったディファレンシャル補正を行わないためなのか、もしくはロシアのグロナスが悪さしているのか?は不明です。
GPSMAP67の精度情報は、今後改善ファームウェアがリリースされる可能性もあり、もう少し時間が出来た際にまとめる予定です。
以上ご参考になりましたら幸いです。
もちろん日本地図もダウンロード可能です。日本のOSMは何故かエラーが出るので、純正の日本地図が使えることは非常に有難いです。ただし日本語のPOIは含まれていません。
(この情報は公式には公開されていません。)
細かなトレール情報や山小屋情報は、OSM(OpenStreetMap=無償地図)導入や現地用Topo地図を別途購入したほうが良いかもしれません。
Webで等高線情報を含まないPOIデータが色々ありますので併用すると非常に使いやすいものに出来ます。
またGPSMAP67の優れた点は、バッテリーの持ちもすごく良いところです。一回の充電で複数日のトレイルログ収集が行えますので電池式にこだわっている人は再考してもよいと思います。(たとえば予備バッテリー持参などで十分です。)
悪い点は、意外と位置情報に誤差があることです。
おそらくeTrex30よりも悪いかもしれません。確かに表示上では「みちびき」を捉えていますし、ガリレオ衛星や北斗衛星も捉えていますので誤差がないように見えます。
ところが実際ログを見てみると、eTrex30よりもふらふらしたものに見えます。
特に天候や地形に作用されやすい印象があります。
正直、この精度にはがっかりしています。
たまたま個体差の違い(悪い機器に当たった?)なのか、MSAS や WAAS といったディファレンシャル補正を行わないためなのか、もしくはロシアのグロナスが悪さしているのか?は不明です。
GPSMAP67の精度情報は、今後改善ファームウェアがリリースされる可能性もあり、もう少し時間が出来た際にまとめる予定です。
以上ご参考になりましたら幸いです。
注意点
PCにGarmin ExpressをインストールしてGPSMAP67と接続する際、なぜか日本語フォント 006-D0952-05.bin & 006-D0952-06.bin が元に戻されてしまいます。
そのため、PCで自動的にGarmin Expressが起動しないように、スタートアップを無効にしておく必要があります。
Garmin Expressが起動している状態ですと、GPSログをPCに移動させる際に、このソフトがGPSに勝手にアクセスしてしまいます。
もしGarmin Expressに上書きされてしまった場合は、手で再度日本語フォントを上書きすれば、正しく日本語が表示されますのでご安心下さい。
GPSMAP67をWifi接続しておけば、ファームウェア更新はPCを経由せずに、GPSから直接行うことが出来ます。この方法を使う場合は、日本語フォントには影響がありません。
そのため、PCで自動的にGarmin Expressが起動しないように、スタートアップを無効にしておく必要があります。
Garmin Expressが起動している状態ですと、GPSログをPCに移動させる際に、このソフトがGPSに勝手にアクセスしてしまいます。
もしGarmin Expressに上書きされてしまった場合は、手で再度日本語フォントを上書きすれば、正しく日本語が表示されますのでご安心下さい。
GPSMAP67をWifi接続しておけば、ファームウェア更新はPCを経由せずに、GPSから直接行うことが出来ます。この方法を使う場合は、日本語フォントには影響がありません。
地図情報(Garmin Expressで無償入手可能)
カシミール3Dとの連携について
カシミール3Dとの連携は、少し不便になりました。
GPSからダウンロード、アップロードアイコンが使えません。
そのため、ファイルでやり取りする(GPSログファイルを取り込む、もしくはルートデータを出力したあと、手でGarminに書き込む)必要があり、少しだけ手間が増えました。
GPSからダウンロード、アップロードアイコンが使えません。
そのため、ファイルでやり取りする(GPSログファイルを取り込む、もしくはルートデータを出力したあと、手でGarminに書き込む)必要があり、少しだけ手間が増えました。
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