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更新日:2013年08月20日 訪問者数:13870
雪山登山 山道具・装備
スペック比較だけでは分からないテント選び
bmwr1200rs
テント選びの基本項目
テントを選ぶとき、特に初めてテントを買おうとしているとき、何を基準に選びます?

1.重さ
2.材質
3.ウォール(シングルorダブル)
4.広さ(重さとトレードオフの関係)
5.カッコよさ(これ重要)

もちろん、これらの項目は重要です。
また、自分の登山スタイルとの整合性もちょー重要ですね。
例えば、冬山をやるのに快適性ばっちりのテントじゃ無駄すぎます。
逆に低山キャンプでみんなと楽しくテント泊なのに山岳テントじゃ窮屈すぎる。

でも、これらのスペックはある程度買う前から想像できるので、それに合わせてチョイスすれば良いと思います。

私が「ヤマノート」でお知らせするのは、これらのスペックではちょっと想像が難しい(?)独断と偏見に満ちたテントのスペック比較。

それは   「入り口の向き」   です。
長辺入口テントについて
代表的なメーカーはダンロップ、モンベル、エスパースなどです。

【長所】
前室が広い
雨天時の炊事に強い
出入りがしやすい
モノが出し入れしやすい

【短所】
テント場が密集しているときにサイト選びが困難
雪山の斜面での設営時入り口の向きがヤバい
風に比較的弱い
特にこのようになってしまった後到着して、どこか隙間に設営しよう、なんてときはかなり大変です。
入り口が隣りのテントの真正面ではちょっとね。程度次第ではありますが。
短辺入口テントについて
代表的なメーカーは、ICI、アライなどです。

【長所】
狭いところでも設営可能
風に比較的強い
雪山での設営可能ポイントが多い(特に斜面)

【短所】
出入りしにくい
前室が取りにくい
雨天時の炊事が大変(雨が凌ぎにくい)
このようなところでのテント設営では、短辺入口の方が楽ですね。

私は、長辺入口テント、短辺入口テントを使ってみて、現在は短辺入口テントを愛用しています。

個人的意見としては
【快適性】長辺入口テントの勝ち
【汎用性】短辺入口テントの勝ち
【機能性】若干長辺入口テントの勝ち
といったところでしょうか。
もちろん相対的な比較に過ぎませんが。



【追伸】
ここではあえて書きませんでしたが、大きさというのも重要なポイントだと思います。
最近はソロ山行でも3〜4人用テントを設営する人がいるらしいですが、
確かに快適なのかも知れませんけど、それじゃあ山の醍醐味が薄れてしまうってもんでしょうね。


人の少ないテント場で一人まったりと過ごすのは山での最高の贅沢だと思います。
だからこそ、混んでいるテント場への対応も考慮しておくのも良いかと。
テントサイトはみんなで仲良く分け合いましょうw
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