Macで1/25000地形図を印刷する-ヤマレコ

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更新日：2014年08月19日　訪問者数：7625

Macで1/25000地形図を印刷する

Mac用の地形図印刷アプリ

Macをお使いの方は、山に持って行く1/25000地形図を、どのように用意しているのでしょうか。

Windowsでは、地形図を印刷するアプリがいくつかあるようですが、Mac用のアプリは聞いたことがありません。Macの利用者は全体の7%ほどらしいですし、Macのみという人は更に少ないでしょうから、あまりニーズがないのかもしれません。

Macしか持っていない私は、今までヤマレコの「地図プリ」を利用して地形図を印刷し、山に登っていました。今まで、100回以上お世話になっています。

ただ、等高線の色の薄さや、正確な1/25000図が出力できないなど、いくつか気になる点があります。また、ルートについても、計画時に入力したルートを、山行後に簡単に修正できないだろうかと思っていました。

Mac用の「地形図印刷・ルート入力アプリ」を作ろうと思い立ったのは、今年の1月です。それ以来、時間を見つけては、少しずつ開発してきましたが、ようやく形になってきたので、公開することにしました。

アプリの名前は「TrailNote」で、動作環境はMac OS X 10.9(Mavericks)です。

以下のサイトからダウンロードできます。

TrailNote：地形図印刷・ルート入力アプリ(for Mac)

TrailNoteの主な機能

TrailNoteには、以下のような機能があります。

・1/25000、1/12500地形図の印刷(B5～A3サイズ)
・地形図のPDF出力、コンビニ向け出力
・ルート入力・編集（移動、削除、追加、折り返し、反転、間引きなど）
・標高グラフのリアルタイム表示、標高の再取得
・GPXファイルの入出力
・磁北線、緯度・経度線、ルート線の印刷
・等高線、道路、建物、川などのカラー変更、道の強調

ルートを入力すると、以下のような標高グラフがリアルタイムで表示されます。
途中の位置の斜度や累積標高も確認できます。

TrailNoteの特長は、以下で紹介しています。

TrailNoteの特長

ヤマレコのルートを取り込む

ヤマレコの山行記録のルートを取り込んで、印刷する機能があります。

山行記録を表示しているブラウザのURL部分をドラッグして、TrailNoteに投げ込むと、ルートが取り込めます。

そのため、他の人の山行記録を見て、この人と同じルートを歩きたいという場合は、TrailNoteに、ドラッグ＆ドロップして、印刷すれば、1/25000地形図が作成されます。

また、そのルートを編集して、自分の山行用のルートを作成し、印刷して山に持っていくことができます。作成したルートは、GPXファイルに出力して、ヤマレコに登録できます。
私の2014年3月以降の山行記録のルートは、TrailNoteで入力したルートをヤマレコに登録したものです。

ヤマレコからのルートの取り込み方は、以下をご覧下さい。

TrailNote : ヤマレコの山行記録を取り込む

コンビニで地形図を印刷する

PDFファイルで地形図を出力する機能がありますので、それをUSBメモリなどに入れ、コンビニに持ち込んで印刷ができます。

コンビニのコピー機で、印刷可能なギリギリのサイズまで印刷できるように、コンビニ印刷モードを作りました。

コンビニで地形図を印刷すれば、地図の準備が、20円(予備1枚含む)で済ませられます。コンビニならA3で印刷できます。家庭用のプリンタで印刷したものより、綺麗に仕上がりますし、濡れた場合も、にじみづらいですから、おすすめです。

コンビニでの印刷のメリットなどについて、以下で紹介しています。

TrailNote : コンビニ印刷のススメ

補足

このアプリは、今のところ私の環境でしか動作確認ができていません。
（2014/8/19追記：数名の方から、連絡がありまして、古いOSでは、やはり動作しないようです）

不具合などありましたら、上記サイトのフォームで連絡頂くか、ヤマレコのメッセージ機能で私に連絡頂けると助かります。

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※この記事はヤマレコの「ヤマノート」機能を利用して作られています。
どなたでも、山に関する知識や技術などのノウハウを簡単に残して共有できます。ぜひご協力ください！

詳しくはこちら

mikami517

「Macで1/25000地形図を印刷する」ですが…
Macは私には、よく解りませんが、「地図プリで印刷する」で、印刷出来ないのでしょうか？

2014/6/15 19:38

johndoe

Re: 「Macで1/25000地形図を印刷する」ですが…
mikami517さん、はじめまして。コメント、ありがとうございます。

Macでも「地図プリ」を使えば、地形図の印刷はできます。私も、3年前ほどから「Mac+地図プリ」で印刷してきました。

「地図プリ」は環境に関係なく使える点で優れていると思いますが、主に以下の２つの機能がないのが惜しいと感じていました。（ただ、「地図プリ」はWEBブラウザを使っているため、下記の機能を実装するのは、難しいのではないかと思います）

■正確な1/25000図が印刷できない

地図プリで印刷する場合、地図のサイズを「2000×3000」のように、ピクセル数で指定しますが、どんな値を指定してやれば、1/25000図が作成できるかは、相当面倒な計算をしないと求められません(その辺は、アプリのサイトで説明しています)。
座標が変わると、1/25000図に必要な、縦と横のピクセル数が変わりますので、同じA3の1/25000地形図を印刷する場合でも、登る山が変われば、その都度、数値を変えてやらないと、縮尺が変わってしまいます。

そのため、地図プリを使って、正確な1/25000図を印刷するのは、難しいと思います。

■色が変えられない

また、国土地理院が提供している地形図を、そのままの色で印刷しても、色の薄い地図が出来上がり、見づらいものになってしまいます。
そのため、私は、今まで地図プリで出力したPDFを、別のアプリを使って、色を濃くしてから印刷していましたが、少し面倒でした。
Windows用の地形図印刷アプリも、そのような点を考慮して、色の変換を行う機能がついているものが多いようです(使用したことがないので詳しくは分かりません)。

私は、見やすい1/25000図を、簡単に作成することを目的として、このアプリを開発しました。TrailNoteを使うと、用紙サイズを選んで、印刷したい場所を選べば、1/25000図が作成できます。

2014/6/15 21:51

bnza

使わせて頂いています。
MacでもEasyWineを使えばカシミールが動きますが、やはりMacのインターフェイスで地図アプリを使いたいと思い、利用させて頂いています。

MacはOSのアップデートが速いので、結構昔のお気に入りアプリが動かなくなったりしていますから、今後も最新もOSに対応してもらえると嬉しいです。

2015/2/21 8:16

johndoe

Re: 使わせて頂いています。
bnzaさん、こんにちは。

TrailNoteを使って頂いているとのことで、ありがとうございます。

現バージョンは、最低限のことしかできないので、今、少し機能を追加したバージョンを開発しているところです。来月中くらいには、Ver1.2が公開できるのではないかと思っています。

Macは、毎年OSが更新されますが、今のところ、廃止予定の機能は、TrailNoteの中では使用しておりませんので、よほどAppleが無茶な変更をしない限りは、最新OSに対応できると思っています。

今後も、よろしくおねがいします。

2015/2/21 10:40