焼岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,008m
- 下り
- 1,016m
コースタイム
平湯温泉 0505/0520
帝国ホテル前 0550/0555
焼岳小屋 0750/0755
焼岳山頂着 0910
焼岳山頂発 1045
焼岳小屋 1145
焼岳登山口 1255
上高地BT 1345
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
焼岳日帰り山行。僕の現在の体力ではテント山行は不可能なので、日帰りで行けるところとして焼岳を選んだ。自宅は2時過ぎに出て、東海北陸道、中部縦貫道で高山まで、R158で平湯温泉へ。道が空いていたので予定より1時間以上早く着いてしまった。
平湯温泉の駐車場(アカンダナ駐車場)は、温泉街の中心から1Kmほど奥に行ったところにある。500円/日台。登山シーズン真っ盛りのこの日でも、駐車 場に余裕があったようで、満車の心配はあまりなさそうだ。上高地へのバスはこの駐車場始発となっており、とても便利。上高地往復乗車券(2000円)を購 入。
帝国ホテル前でバス下車。登山靴を履いて出発。しばらく林道を歩く。焼岳山頂がちょっとだけ垣間見える。快晴で雲ひとつない。午前中の登頂を目標にする。
登り始めてすぐに、こともあろうに登山靴(キャラバンGrandking)のソールが剥がれた。つま先だけがかろうじてくっついているが、あと はベロンと剥がれた状態である。これまでの山行でいろいろなトラブルに遭ったことがあるけれど、ソールが剥がれるなんて、こんなにやる気の失せることは初め てだ。
とりあえず予備の靴ひもなどを使ってソールを靴本体に縛り付けた。これで一日何とか凌ぎたい。
森林の中をひたすら単調に登る。小屋の手前で視界が開け、目の前に焼岳山頂が姿を現した。山頂付近に煙が出ているのがわかる。小屋は華麗にスルー。
小屋を過ぎて新中尾峠展望台から視界が開けると気分も明るくなる。底の剥がれた靴を抱えながらなので気分も沈みがちだったが、ここまで来るとちょっと気を持ち直すことができた。しかし、山頂直下のガレ場はきつそうだ。靴が耐えてくれるか?
ガレ場は予想通りきつかった。靴底の踏ん張りが効かないのと、強い陽射しである。何とか山頂(北峰)に到着。CT 4時間20分のところ、3時間15分で到着した。
早く着いたので、そのぶん山頂でゆっくり過ごして景色を堪能した。こんなに景色に恵まれた山行なんて僕にしては珍しい。
下りは来た道をひたすら下る。ガレ場の下りは慎重を期した。普段なら小走りで下りるところなのだが、靴が頼りにならないので、靴底に負担をかけないよ う、一歩一歩足を真上から踏み下ろすことを心がけた。F1で言えば、ボロボロのタイヤで何とか走り切ろうとするような感じだ。しかしその甲斐あって、何と かこの壊れた靴で下り切ることができた。林道に出たときには本当にほっとした。
上高地は何年ぶりか。とりあえず牛乳 飲んで、梓川に足を突っ込んで何秒耐えられるか試した。バスターミナルでは平湯温泉行が長蛇の列だったが、ピストン輸送で15分待たずに乗れた。もちろん 補助席も含めて満席。焼岳からは中の湯に下りるルートもあるが、中の湯から途中乗車するのは難しそうである。
平湯温泉ではバスターミナルそばのひらゆの森で温泉に入った。広い露天風呂が気持ちいい。帰り道もとくに混むこともなく、順調に帰宅した。
あとで調べてみると、ソールの剥離はよくあることみたいで、日本スポーツ用品工業協会の注意喚起もあった。まさにこのとおりのパックリ度である。10年ものの靴でろくに手入れもしていなかったから、剥離が起きて当たり前だったようだ。
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