夫神岳へ 雨乞いの山 塩田平ピラミッド三山の一つ
- GPS
- 02:30
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 523m
- 下り
- 514m
コースタイム
- 山行
- 2:00
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 2:30
8:30 安曇野市穂高発 麻績 修那羅峠経由
10:00 青木村 マルベリー・キャンプ場付近登山口🅿
<復路>
12:50 🅿発 青木峠・地蔵峠・松本市会田経由
14:00 自宅着
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題ない |
その他周辺情報 | 田沢温泉 沓掛温泉など |
写真
感想
2017年(平成29年)5月27日(土)
夫神岳へ 雨乞いの山 信州百名山
「くらおかみ たかおかみ様 男神です」
子檀嶺岳に登り、
目の前にこんもりとした夫神岳を見て、
次は夫神岳へと思い登った。
雨乞いの山で、
「岳の幟」という祭りが良く知られている。
雨、水の神「くらおかみ」「たかおかみ」への感謝の祭りだ。
信州の東信と呼ばれる地域、
塩田平、上田盆地は殊に降水量の少ない地域、
盆地のところどころにため池が作られているのも有名だ。
山頂からもよく見るとため池が確認できる。
古来から雨、水に苦労する民の切なる願い、
雨乞いするシンボル的な山だったのだろうと推察できる。
青木村の中心からマルベリー・キャンプ場方面へ。
キャンプ場が見えると同時に防獣ゲートと共に
その手前に子檀嶺岳、十観山が見える夫神岳登山口駐車場がある。
車はまだ先へ行けるがここから歩き始める。
林道をしばらく行くと
「月波(つくば)の泉」という水場に到着する。
ここには「夫神岳の謂れ」がわかる
「くらおかみの大明神」という碑が建てられている。
「おかみ」が「おがみ」そして「夫神」になったようだ。
単純に「男の神」ではなかった。
でもすぐ隣には、女神岳がある。
もしかすると男と女に関する山でもあるのかもしれない?
近くには天狗岳そして入山(尻出し山)などと言う山もある。
整備された林間を進み。
「あと600m」地点から急登が始まる。
独立したもっこり系の山だけにきつい登りが続く。
東側の菅平・浅間方面が見えると山頂間近だ。
オレンジ色のヤマツツジが咲き誇り、
その周りにはキアゲハが乱舞している山頂が現われた。
明るい山頂で祠が二つ建つ。
昔、夫神村と青木村でそれぞれ雨乞いのために立てたとの謂れを聞いた。
山頂からは子檀嶺岳の独特な山容は手に取るように分かる。
後の里山は波のように美しい景色を見せてくれるが
どれが何という山なのかはっきりはしない。
東信の太郎山、虚空蔵、高峰山、
さらに五里ヶ峰方面の山並みが続いているようだ。
菅平の根子岳、四阿山・浅間山付近の山々が見渡すことができた。
山頂からは三方に登山道が伸びているのも分かる。
踏み跡もしかりしているように感じた。
気持ちよい山頂を後にして同じ道を下山した。
実は7年前に登り、2回目の夫神岳になる。
前回と同じコースを登っていた。
これは後で前回の記録を見て分かった。
自分の計画の無さがわかる。
実は別所温泉方面から他の登頂ルートがある。
これが山頂で確認できた別コースの踏み跡に違いない。
歩く距離は短いが登ったことのないコースを登ればよかったと
悔やんでいるところだ。
ということで悔いている自分ではあるが
次の機会には別所方面から周回コースが取れそうなので
ぜひ登ってみたいと思っているところ。
7年ほど前に登っている登山道、山頂なのに全く記憶にない。
新鮮な気持ちで登っているところが良いではないか。
こんな山が山のように数多くあると思う。
これからは新たな山へも行くが、
今一度、登っている山にも再び登ろう。
過去に登っているからこそ安心感があり、
新鮮な感覚で登り、新たな発見、見直すことも多いのではないか。
ふるちゃん
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