山で怖いのもといったら!十和利山(十和田湖)
- GPS
- 01:20
- 距離
- 3.7km
- 登り
- 331m
- 下り
- 333m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・刈り払いもじゅうぶんされています。 ・登山道は危険がありません。 ・登山口にキャンプ場もあり、夏場は涼しくいいと思います。 ・ただし、この時期の寂しい単独登山はやはり慎んだ方がよいと思います。 でもどうしても登りたいのであれば、グループ登山で登ことをお勧めします。 |
写真
感想
今日の天気予報は晴れ。たまには岩木山をパスし、観光を兼ね愛犬リリィを連れて車を走らせる。
朝の弘前、晴れマークの予報だったが低く垂れ込める雲でどんよりとしていた。
そして雪で薄化粧をした八甲田を横目に、温川(黒石)から十和田湖入り。
滝ノ沢展望所、御鼻部山展望所と観光し、車は十和田湖畔へとおりた。
青く透明な十和田湖の水。あまりに綺麗だったので波うち際に車を止めた。
紅葉も終わり裸木となった木々の間からは十和田湖がよく見え気分も最高にいい♪
迷ガ平へは湖畔から車で少し登る。新郷村と田子町へ行く分かれ道になっているところが迷ガ平の駐車場だ。
この時期、十和利山に登る登山者はいないと思っていたが、やはり私の車が一台だけで。
昼も近いけれど、山頂でゆっくりご飯を食べようと早々に仕度し鳥居をくぐる。
雄姿とは言えないけれど、葉っぱを落とした木々の間からは十和利山は良く見えた。
登山道は笹原だ。刈り払いはしっかりしているが少し怖い。
私は以前、友達と何度かこの山に訪れていた。山頂で鍋パーティーをしていると、一匹のオコジョがやって来て私達を喜ばせてくれた事もあった。
怖さを打ち消すために、楽しいことを考えながら歩く。
リリィは元気が良く、私の先を走っては逆走しまた戻って来るという優しい犬。
少し急登が続き天気もよかったので二人で水分補給。あまり止まりたくなかったけれど水でも飲まないと、いい加減お腹も空いた。
そしてまた登り始め、後もうひと頑張りと私は思っていた。
その直後だった。カーブを曲がったリリィは突然吠えた。それもうなり声をあげながら吠え立てるのだ。
「あっ!もしや!」「熊!」
吠え立てるリリィを急いで抱いた。
笹藪でゴソゴソ何かが動いている。そして「ウウウ〰」
何秒も経ってはいなかったが、瞬時に「熊」と分かった。
抱かれてもなお、リリィは腕の中で興奮していた。
私は後ろ向きになってクルッ!とまわり走った。だいぶ走った。
また、また腰が抜けそうになったが走るしかない。
リリィはだいぶ落ち着いた様子。でも心臓まだドクドクしている。
まるで物語の様だが、文章にすればこうなってしまうのが残念。
熊はどうしたのか追って来なかったのか?寝ているのを起こされて機嫌が悪かっただけか?
青森県はここのところ人を襲う熊が頻繁に出没している。
ここ十和田湖周辺の山は熊の巣。
「まさかこんなに晴れた日に、熊なんか出る訳ない」なんて考えは甘かった。
反省というには重すぎる今日の体験だったけれど、大切なリリィに何事もなくて本当に良かったと思っている。
十和田湖湖畔にて
コメント
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熊のいびきかもしれませんね、
前回の日記での荒れ狂う冬山は、寝相寝起きの悪い起してはいけない方なのでしょう(くまさんを含む)
citrusさん こんばんは
熊ですか?怖かったでしょうね。
リリィちゃんが守ってくれましたね。
私も犬連れでカモシカやリスには遭遇した事はありますが、熊はびっくりです。
でもリリィちゃんの嬉しそうな可愛い写真、山歩きが好きなんですね。
リリィちゃん、たくましくなられたようで。
激しく犬が吠えた後に、ううぅ〜のうなり声。
怖いですね。
ロンは沢に下りて行き至近距離で吠えて、
襲われました。
それ以来、鈴をつけるようにしました。
おてんばリリィ、お気をつけて。
臭いは覚えたんでしょうね
>荒れ狂う冬山は、寝相寝起きの悪い起してはいけない方なのでしょう(くまさんを含む)
私も同感です。寝ている熊は起こしてはいけないと思います。
静かに通り過ぎれば、お互い分かりませんね。そう思うことも多々あります。
リリィは意外とそうなんです。
遅い私を待ってくれるし、私が聞こえない音まで聞こえているみたいです。
そして、今回は「熊の臭い」を知ってしまいました。
いい熊犬になりそうですが・・・複雑です。
寂しい山でもリリィがいると心強いですが、熊はあぶない
リリィが無事でホントに良かったです。
ロンちゃんのこと考えました。本当に勇敢でしたね。
熊は笹の中にいました。とても混んでいる笹だったので小さなリリィも入れないくらいです。
でも熊はそんなこと関係ないですからね。バリバリと音を立てて動きました。
私はともかく夢中で、サッ!と抱いて逃げました。
そうですね。これでとうとうリリィも熊の臭いを覚えましたね。
無事でよかった
危なかったね〜
リリイちゃんが一緒で幸いでした。
シトちゃん、あまり危険なことはしないで下さい。
お願いします。
十和田湖外輪の静かな山で・・・。
標高差がすくなく、山頂から十和田湖がよく見えて昔は登っていた山なんですよ。
戸来岳、十和田山、ここ十和利山と三山並んでいるので天気が良かったこの日はいい展望が望めるはずで、山頂へと急いでいたんです。
久しぶりにリリィと一緒で楽しかったのですが・・・
やはり熊がいると知ってしまっては、その先行く勇気ありませんでした。
というか、リリィになにかあるといけないと思い、必死でしたね。
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