本社ヶ丸 (笹子駅⇒清八峠⇒本社ヶ丸⇒鶴ヶ鳥屋山⇒初狩駅)


- GPS
- 07:31
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,201m
- 下り
- 1,330m
コースタイム
7:07 笹子駅 ⇒7:30追分⇒8:10変電所⇒8:40登山口⇒9:50清八山10:00⇒10:35本社ヶ丸
【初狩駅まで 3:30】
11:10本社ヶ丸発⇒11:50角研山⇒12:45鶴ヶ鳥屋山⇒13:55林道(登山口) ⇒14:40初狩駅
【行動時間 7:33】
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
笹子駅に7:06着。 ・ホリデーパス(2300円)を使用。 大月まで無料。笹子まで230円の切符を車内で購入。帰りは、初狩〜大月190円の切符を購入。 合計2720円です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・笹子駅を出て、追分から先の道は、山と高原の地図を参照してください。 2万5千分の一の地図の道は砂防ダム建設のため、無くなっています。 私は無理やり砂防ダムを超えて行きましたが… ・危険な所は特にありませんが、落ち葉で登山道が隠れており、登山道を外れないように 注意する必要がありました。 ・また、落ち葉の下が見えないため、急斜面で滑って、一度転んでしまいました。 ・登山ポストは登山口にありましたが、用紙はありませんでした。 ・笹子駅の近辺にはコンビニはありませんでした。 ・初狩駅の近く(駅からまっすぐ、国道に面して)にはコンビニがあります。 |
写真
感想
【今回の山行のコンセプト】
1.冠雪した富士山の写真を撮る。
2.電車利用で駅から駅まで歩く。電車だから、帰りはビールが飲める。
【結果】
1.富士山の雪は思ったより少なかったので、再度、どこかの山に撮りに行こう。
でも、きれいだったなー。富士山は眺めるには最高の山ですね。
2.日帰りだったけど、十分の距離を歩けて満足。車より電車利用のほうが、ルートを自由に取れるのがいいな。
紅葉もまだ残っていて、きれいでした。
今回は、笹子駅から初狩駅までの歩き。おまけに帰りはお酒が飲める。満足です。
【記録と感想】
まだ、暗い中、電車に乗り込みます。御茶ノ水、高尾で乗り換えです。高尾からの電車
は6両になりますので、御茶ノ水からは前よりの車両に乗っていたほうが、高尾駅での乗
り継ぎが楽なのがわかりました。
無人の笹子駅に到着。トイレに行こうかと思ったのですが、見当たらないので、そのま
ま出発しました。まずは国道を甲府方面に歩きます。天気は上々、ガスがかかっているの
ですが、朝日が当たり幻想的な景色です。歩いていると後ろから来た男性に追い抜かれま
した。すごいスピードです。あっという間に行ってしまいました。
「追分」というところで左の道に入ります。
2万5千分の一の地図では、車道が続くことになっていますが、神社を過ぎると通行止
めで、新しい砂防ダムになっています。左岸に踏み跡があったので、そこを登って、砂防
ダムを超えます。しかし、上にあった車道との境はフェンスがあります。少し歩いて、フ
ェンスの隙間を無理やり乗り越して舗装された道路に出ます。少し行くと工事現場に出ます。
ここは、リニアモーターカーの実験線のトンネル工事が行われているようです。しばらく
車道を歩くとすばらしい青空をバックに大きな鉄塔と送電線が見えてきます。東京電力の
変電所があるのです。笹子駅からちょうど1時間ほど経過しました。暑いので、立派な変
電所の入口で、モンベルの長袖の下着からTシャツに着替え、ウインドジャケットを脱ぎます。
朝日に輝く紅葉が見事です。ここで、若者2名に追い抜かれます。楽しそうに話しながら
通り過ぎていきました。
変電所を過ぎて橋を渡ると、登山道らしくなります。車が1台停まっています。紅葉と
落ち葉の道を進みます。30分ほどで、木が生えていない開けたところに出ます。植林した
ばかりのようです。ここに登山ポストがありましたが、用紙はありませんでした。振り返
ると中央線北部の山並みが朝日に照らされてとてもきれいです。少し登ると尾根上の道に
なり、林の中に入っていくので展望はなくなり、道も急になってきました。1時間近く
黙々と登っていると鈴の音がします。上から単独の男性登山者が降りてきます。挨拶をすると
男性「今日は富士山がとてもきれいですよ」
私 「それは楽しみです。今朝はどちらのルートから来られたのですか?」
男性「変電所のところに車を止めて、清八山を往復です。午後に用事があるので、早々に
下山です。峠はすぐですよ」とのこと。
言葉の通り、5分ほどで清八峠に到着。そのまま、清八山に向かいます。5〜6分で清八
山に到着。変電所で追い抜かれた若者2人がいます。と向こうを見るとジャジャーンとい
う感じで、富士山がそびえています。すばらしい景色です。御坂山方面を見ると黒岳と釈
迦ヶ岳でしょうか、その向こうに北岳と間ノ岳が見えます。右には八ヶ岳〜金峰山が見え
ます。すばらしい展望です。雲の形も変わっていて見ごたえがあります。若者二人はこれ
から三ツ峠山にむかうとのことで、行ってしまいました。一人残り、大展望を見ながら、
ランチパックを食べます。うまいっ!
さて、これから清八峠に戻って、本社ヶ丸を目指します。しかし、なんで「本社ヶ丸」
という名前なのか?
ネットで調べると、
「本社とは神社のそれで末社に対するもの。この山麓に本社(一ノ宮など)が祀られてい
たことを示すとともに、山容がドーム状の丸い山ということ」
(出典:日本山岳ルーツ大辞典)ということらしい。
本社ヶ丸へは、一部岩場もありますが、それほど難しくもなく30分ほどで頂上に着き
ました(10:35)。誰もいません。富士山も大菩薩方面も相変わらずきれいに見えます。
写真を撮って、昼食にお湯を沸かしてカップラーメンを食べます。一人占めの頂上とはな
んと贅沢なことか。
しかし、今日は二男の誕生日のお祝いに家族で焼肉屋に行くことになっているので、早
く帰らなければなりません。もったいない気もしますが、初狩駅まではまだ4時間前後の
道のりですから、出発です(11:10)。ここからはアップダウンを繰り返します。
10分ほどで、からかさ岩(や宝鉱山)方面との分岐がありますが、これは地図を確認し
て、左の笹子方面を進みます。登山道はとにかくものすごい落ち葉の量で、どこが道かわ
からないところもあります。この後ずーっと登山道から外れないように、広くなっている
ところなどはテープ等に注意しながらの歩きになりました。30分ほどで角研山に着きまし
たが通過します。このあたりで笹子駅に降りる道があるはずですが、気付きませんでした。
やがて、滑車のついたやぐらの残骸が出てきました。このあたりは紅葉が本当にきれいです。
そこから少し下って行くと、笹子駅への道との分岐にでました。一休みします。ここまで
に登山者4名とすれ違いましたが、人が少ないなーという印象。しかし、この先鶴ヶ鳥屋
山へ向かう途中では、団体さん何組かとすれ違い、合計30名ほどの人が登ってきました。
美しい林の稜線を歩き続けます。
鶴ヶ鳥屋山への登りで、単独の男性が前を歩いています。頂上(12:45)で一緒になり
ました。富士山はほとんど雲に隠れてしまいました。
ここからは、本当にすごい落ち葉の量で、道が見えない割には急で、何度か滑って転び
そうになりますが、とうとう舗装された林道に出る手前の斜面で転んで、左手を擦りむい
てしまいました。いったん林道にでますが、50メートルほど離れたところに標識があ
り、再び登山道を下ります。分岐のところで、5名ほどの熟年男性グループが休んでいま
す。「どちらを下るつもり?」と聞かれたので、本当は右の道を行くことに決めたいまし
たが「どっちが駅に早く着きますかね?」と聞くと「左は最後まで山道だが、右は途中で
林道歩きになるよ」とのこと。では、「右を行きますので、お先に失礼します」
だんだんと足が疲れてきます。道は広葉樹から松林に変わり、最後は九十九折の道を下
って、沢を渡り登山口?(13:55)に出ます。ここから、しばらく林道を歩いて、車道に
出ました。ここからは、ブラブラと犬に吠えられたりしながら駅までの道を歩きます。天
気がよく、寒くも暑くもなく心地よい疲労感の中、初狩駅に着いたのでした(14:40)。
予定より1時間早く着きましたが、ちょうど良い時間の電車が無く、電車を待つ間に、
近くのローソンへ行って缶ビールを買い、一人で乾杯をしたのでした。
以上
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