ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1581029
全員に公開
ハイキング
霧島・開聞岳

開聞岳(100名山、九州編2)

1986年04月02日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
7.9km
登り
784m
下り
886m

コースタイム

日帰り
山行
2:59
休憩
1:06
合計
4:05
10:15
25
10:40
20
三合目(車道出合)
11:00
25
11:25
11:30
20
七合目
11:50
12
九合目
12:02
13:00
24
13:24
13:25
43
川尻歩道出合
14:08
14:10
10
開聞中学前
14:20
開聞駅
天候 晴れ
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
特段の危険・不明瞭箇所ナシ
国鉄の最南端駅に近い山川駅にて下車、周遊券で乗れる国鉄バスで登山口へ。目指す開聞岳が見事な円錐形で聳えてます!
2019年06月28日 23:29撮影 by  F-04K,
6/28 23:29
国鉄の最南端駅に近い山川駅にて下車、周遊券で乗れる国鉄バスで登山口へ。目指す開聞岳が見事な円錐形で聳えてます!
山腹をおよそ1.5周、そろそろ方向感覚がマヒしてきた頃にようやく山頂台地到着。展望絶佳、平地に聳える山だけに、四周はひたすら海ばかり…
2019年06月28日 23:29撮影 by  F-04K,
6/28 23:29
山腹をおよそ1.5周、そろそろ方向感覚がマヒしてきた頃にようやく山頂台地到着。展望絶佳、平地に聳える山だけに、四周はひたすら海ばかり…

装備

個人装備
昼食 水(2リッタ) 地図

感想

前日、屋久島から戻った我々は、西鹿児島駅(現:鹿児島中央駅)前の格安ビジネスホテルに宿泊、5日ぶりに布団をかぶって熟睡。ここでsatonaoの元家庭教師教え子君が合流。

西鹿児島から指宿枕崎線で山川駅に移動、九州周遊券使いタダで乗れる国鉄バスにて開聞駅近くの登山口へ。バス車中から仰ぐ開聞岳は、富士山そっくりの見事な円錐形、標高1,000mに満たない低山ながら、海辺に“屹立”する様はまさしく「薩摩富士」に相応しい風貌です。天候も雲一つない快晴で、一行のテンションは高まります。バスは空いており、fujitakenは後部入口近くの二人席に一人で着座、ほか6名は最後部座席に。fujitakenが開聞岳と菜の花畑に見とれていると、後部座席で会話が盛り上がり、女性の声も聞こえました。耳をそば立てると、女性と一番懇意になっているのはsatonao氏で、小生は「これは短くても100日の仲、長ければ1万日の仲」と察し、バスの下車では野郎6名と先にバスを降り、satonao氏が女性に"頂上までご一緒しませんか?"と言える雰囲気を作りました。が、氏はこの一言が出なかったようでした…。

結局男性7名で速足に登山開始。途中、開聞中学前にあった古いSL客車に興味を惹かれたsatonao氏は近づいて写真撮影。ところが、その客車は女子用更衣室だったらしく、同氏は悲鳴(?)を浴びていた模様…。ここで休憩、螺旋の登山道を辿り、五合目、七合目を快調に通過。次第に曲率半径が縮小するルートをおよそ1周半、そろそろ方向感覚がマヒしてきた頃、頂上直下の岩場に差し掛かり、ここも難なく突破、あっけなく頂上に到着。平地に聳える独立峰、しかも山頂は溶岩台地で植生が薄いだけに展望もすこぶる良く、四周の海が宝石箱のようにキラキラと輝いています。ここで昼食を取り、周囲の景色を今一度心に留めて、駆け足気味に怒濤の如く下山開始。開聞駅から指宿に移動し、喫茶店組と砂蒸風呂組に分かれて、休息をとりました。

この後、さながら一行のベースキャンプと化した西鹿児島駅に立ち戻ると、ラジオで翌日は一日中雨との哀しい予報。やむなく、翌日の霧島山ツアーは一日延期。翌4月3日の午後6時に西鹿児島駅の改札前集合と決め、各自が“無敵”の九州ワイド周遊券を握り締め、一時散開して暫しのプチ九州旅行を楽しむこととなりました。

fujitakenは夜行急行「開門」に乗車して夜をしのぎ、翌朝、雨のそぼ降る大宰府跡・桜満開の熊本城を見物して西鹿児島駅に戻りました。

(追記) 4月3日の晩、総員集合の後、西鹿児島駅の改札前で駅寝しようとしたところ、公安職員に「ここはホテルではありません」と言われ、近くの自転車置き場で寝るようにやんわりと諭されました。夜中、巡回の方が懐中電灯で我々を照らしましたが、無言のまま立ち去られました。まだこのような若者の蛮行が黙認された時代の話です。

〈以上、fujitaken氏の草稿を基に、satonao教え子氏の山行手記を取り込みつつsatonao編集〉

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:270人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 霧島・開聞岳 [日帰り]
開聞岳はこのルート
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら