七面山。新年、身の引き締まる思い頻りの登山道
山梨県
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体力度について
- GPS
- 09:00
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,472m
- 下り
- 1,689m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
門を潜ると、雰囲気がかわり、聖域に入りこむよう。自然身の引き締まる思いがする
初めてで登山道の様子がわからなかったが、山上の敬慎院までずっと参道だった。とても歩きよい
甲府方面
穿ったことをいうものだ。信者さんの実体験だろう。間違いなくそう感じられた。何の初心かは、人ごとに違うだろが、誰もが抱く共通項は純粋ということではなかろうか
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間違いなくそう感じられた。何の初心かは、人ごとに違うだろが、誰もが抱く共通項は純粋ということではなかろうか
（後で教えていただいたが、鐘楼前の坂を上った随身門前が四十九丁目だった）
こんなにも高いところに、これだけのものがと、驚き。精進の賜だろうか
五十丁目の標石あり
こちらもすばらしい門で驚きが
参道はここまで。
これまで寒さ知らずで登れたのはありがたい。
七面山山頂到着（途中凍結箇所があり、要注意）。さらに先へ進む。この先は小暗い樹林内で、薄いがけっこう雪が残っていた。ずいぶんと倒木が多く回り道を余儀なくされ、かつ雪で道が分かりにくいため目印テープを見落とさないよう慎重を期した
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さらに先へ進む。この先は小暗い樹林内で、薄いがけっこう雪が残っていた。ずいぶんと倒木が多く回り道を余儀なくされ、かつ雪で道が分かりにくいため目印テープを見落とさないよう慎重を期した
小一時間ほど昼食をとりながらいたが、なかなか晴れなかった。そろそろ引き上げないと。
喜望峰では冷たい風が吹き荒れる中、ずっとひとりだった
そろそろ引き上げないと。
喜望峰では冷たい風が吹き荒れる中、ずっとひとりだった
この様子では、完全になくなるかもの期待
信者でもないというのに申しわけなさ一杯。
やさしい心遣いに感謝
行きにはなかったはずの赤い出来立ての帽子
きっと会った人の誰かが着せたのだろう。感慨深し。また、いろいろと考えさせていただいた
装備
| 個人装備 |
一般ザック
軽量ダブルストック
革登山靴
暖性ズボン
冬長袖シャツ
保温性水筒
夏帽子
冬帽子
|
|---|
感想
かつて身延山久遠寺のしだれ桜を見に行ったとき、その古木の満開の姿に圧倒的な美しさを感じたものだが、ついでにと言っては失礼極まりないが、主眼が桜だったのでそう言わざるをえないのだが、本堂も公開されており立ち寄った。
ところが、この本堂に不意打ちを食らった。立派な堂塔やら均整のとれた伽藍配置、きめ細やかな内陣などではなく、その気さくな振る舞いに驚かされたのだ。堂内はどこもかしこも開け放たれてまさしく風通しが良かったが、修行僧らしき多くの若者が気忙しそうに動いてた。その動作の機敏さには好感が持て、会えば、惜しみなく礼儀正しい挨拶をした、それも自然に。「お参りくださりありがとうございます」「おはようございます」「お気をつけてください」「あちらでございます」と張りのある爽快な声が響く。お堂では見慣れぬ光景だった。
十把一絡げにはしたくはないが、だいたいが古都のお坊さんは、慇懃無礼で、出し惜しみが強く、威丈高なものだなどと、そんな斜視を余儀なくさせる部分があったのは確かと思う。捉え方は、こちらの不徹底さからくる虚像に違いあるまいが。そのお坊さんのイメージを一新してくれたのが、ここ、久遠寺の本堂内だった。その後もう一度桜の時期にここ身延山を訪れた次第だ。
七面山は、この身延山とは姉妹関係にあるのだろうと思い、この山もきっと気さくで、優しく、かつ峻厳に違いないと。残念ながらお坊さんには会わなかった。
想像以上に七面山はすばらしかった。何がといえば、肌身に感じられる神聖さ、身の引き締まる空気感、考えさせる種々の言と、登るほどにそれらの交互流通が見事と思う、きっと個人差はあろうが。心身の改まる新年にはもってこいの山。ひと味もふた味も違う登山を望むなら、ここをおいて他にあるまい。
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