西岳 気力腕力満足



- GPS
- --:--
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,388m
- 下り
- 1,385m
コースタイム
- 山行
- 11:50
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 12:40
4:00 安曇野穂高発
6:00 楠川登山口 かなり奥まで入り路肩駐車
<復路>
19:00 楠川発
20:30 自宅着 往復約 130km
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
最初の鎖で試される 鎖・危険地帯の連続 |
その他周辺情報 | 戸隠そば 戸隠神社 |
写真
感想
2008年(平成20年)9月27日(土)
西岳へ 気力腕力満足
下見を入れ、3回目にして難関西岳を登ることができた。
2回目は最初の鎖場まで入ったが雨模様となり1本鎖を登り撤退した。
目の前の険しい西岳の峰々を眺めながら草原地帯を進むと
第一の鎖が出てくる。
ここから一気に壁を登るように高度を上げていく。
私にとっては、この最初の鎖はかなり試されているような気がした。
垂直に掛かってはいるが、最初の3歩までがぶら下がるような形になり
3歩目がなかなか決められず、よじ登るのに必死になった。
最初の鎖場から1時間弱登ったところが「熊の遊び場」という
とんでもない名前の場所が出てきた。
熊は遊んでいなかったが、鎖の連続となり腕力勝負だった。
さらに1時間弱、鎖と悪戦苦闘し「無念の峰」は下りの鎖に
恐怖でなかなか取り付くことができなかった。
さらに鎖場のない崖では登るのに笹を頼りによじ登った。
細い尾根が出てきた。
長い鎖が続き、指、腕が痛くなるが恐怖は薄れていた。
周りを見る余裕も出て、飯縄山、目の前に高妻山が見え始めた。
紅葉も見頃で険しい岩場に赤や黄の彩りが似合っていた。
P1・第一峰に着くと、紅葉の上に雪、そして樹氷なども見られ
周りの景色がさらに美しく見られた。
まさかの雪に驚いたが登山道、鎖には影響なかったのが幸いだった。
登り始めて4時間、歩くというよりは腕力で登ってきた。
とうとう2053mの西岳山頂へとたどり着いた。
紅葉した樹木に覆われた狭い山頂だ。
一時はどうなるかと思いつつの鎖場との真剣勝負だっただけに満足感は大きかった。
高妻山がうっすらと雪をかぶり大きく聳えているのが印象的だ。
さて下りになる。
P1でただ一人すれ違った方がいて奥社から来たということで、
ピストンする予定を変更して本院岳経由、戸隠山方面へと向かった。
山頂からすぐほぼ垂直の鎖が数十m続いた。
さらに笹をこぎ、笹につかまり下り、登るを繰り返し本院岳へ。
ここからが八方にらみまで長かった。
一歩一歩進むこと2時間以上「八方にらみ」戸隠山への登山道に出た。
ここまで来て、人心地着くことができた。
最後、蟻の戸渡りを下る。
登りよりも下りは緊張する。
安全第一、這いずりながら、またぐように渡りきった。
ずっと緊張してきただけに、まだまだ続く鎖場に気力を高め下った。
奥社が見えたときには気力体力ともにぐちゃぐちゃに緩んだ。
随神門に着く頃には暗くなり始め、自然園を通り鏡池へ。
夕暮れにシルエットの戸隠、西岳はすでに雲の中。
熊よけに大声を出しながらライトを付け楠川のスタート地点へと戻った。
無事下山ほっと気は緩み。腕は痛みでパンパン。
信州百名山の中でも最難関の西岳を登れた満足感。
正に、気力腕力満足の西岳だった。
ふるちゃん
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