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Yamareco

記録ID: 207742
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

大鳥キャンプと狐穴小屋【泡滝より以東岳】

2012年07月13日(金) ~ 2012年07月15日(日)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
29.5km
登り
2,146m
下り
2,148m

コースタイム

1日目:13:20泡滝ダム-16:00大鳥小屋キャンプ場
2日目:5:50大鳥小屋キャンプ場-オツボ峰-9:35以東岳山頂-11:45狐穴小屋
3日目:6:40狐穴小屋-8:30以東岳-オツボ峰-13:55泡滝ダム
天候 1日目:曇り時々晴れ
2日目:曇りのち雨。ガスで視界悪い。
3日目:雨・ガス(稜線・山頂付近は暴風雨。横から打ちつける雨が痛いほど)
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・泡滝ダム駐車場利用(10台位は止められそう。出発・下山両日とも5台程度の駐車あり)
・仙台市内〜泡滝ダムは高速道(仙台宮城IC〜庄内あさひIC)使用で約2時間30分
コース状況/
危険箇所等
【泡滝ダム〜大鳥小屋】
・七曲までは沢沿いのなだらかな道です。一部雪で覆われていましたが、下山時には大分融けてました。
・吊橋は2カ所。下を見なければ大丈夫。
・七曲からは九十九折れの登り。ショートカットは禁止。
・水場は七曲に数カ所あります。そのほかにも何カ所か。水には困りません。
・すれ違いは4人くらい。

【大鳥小屋・テント場】
・幕営は大人一人500円
・缶ビール350ml500円
・キャンプ地はフサフサの草場。テーブルなどもあります。この日は私たちのみでした。
・小屋には3〜4組。7、8人程度?いた様子。
・テント場の近くに水場・トイレあり
・小屋には電気がついていました!

【大鳥小屋〜以東岳】
・オツボ峰コースをとりました。
・水門を過ぎると間もなく分岐。あとはしばらく樹林帯の登りが続きます。
・稜線にあがれば花も多く基本的に緩やかな道です。
・山頂の手前が強風地帯。
・往路会ったのは小屋に泊まっていた方のみ。
・復路は7、8人の方とすれ違い。

【以東岳〜狐穴小屋】
・稜線上の緩やかな道。風・ガスがなければ・・・。
・稜線なので強風時はけっこうな風。山頂から少し下ったところが最も強風でした。
・所々、裸地化しているところがあり、視界が悪いときはコースがわかりにくいですが、よく見ると赤丸やケルンなどもあり道が見えてきます。
・狐穴小屋の直前に雪田があります。トラロープがあるので、視界が悪いときでも大丈夫。

【狐穴小屋】
・大朝日小屋よりも古いらしいですが、こちらの方が大分きれいな印象。木造小屋の小屋としては最後に建てられ、この後建てられた竜門小屋や大朝日小屋は鉄骨とのこと。トイレは水洗2カ所。
・この日は天候にかかわらず連休のためか20人程度の宿泊。東北以外の人たちが多そうでした。スペース的にはちょうど余裕を持って過ごせる感じ。
・水場は小屋前に引き水。もしくは天狗小屋方面への木道の終点あたり(50mくらい)にあります。ビールは350ml800円だったかな。
・宿泊は1500円。
泡滝ダムの駐車スペース
泡滝ダムの駐車スペース
泡滝ダム
登山口。ここに登山ポストはありません。
登山口。ここに登山ポストはありません。
しばらくは沢を眺めながら進みます
しばらくは沢を眺めながら進みます
登山道の脇にはちょっとした滝も
登山道の脇にはちょっとした滝も
この日の沢はさわやか。(下山時は濁流)
この日の沢はさわやか。(下山時は濁流)
水場は結構多いです。
水場は結構多いです。
徐々に遠くの山も見えてきます。
徐々に遠くの山も見えてきます。
ひとつめの吊橋
ここの森もかなり美しいです。
ここの森もかなり美しいです。
所々に清流も
小屋に到着。
冷え冷えでした。小屋にて購入。
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冷え冷えでした。小屋にて購入。
レトルトカレーとインゲン
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レトルトカレーとインゲン
晩ご飯はカレーライスとみそ汁、野菜の簡単メニュー
晩ご飯はカレーライスとみそ汁、野菜の簡単メニュー
快適なテン場でした。
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快適なテン場でした。
以東岳。小屋も見えます。
以東岳。小屋も見えます。
・・・・・
明日に期待・・・
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明日に期待・・・
湖畔の山荘
夜はかなりリラックス
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夜はかなりリラックス
2日目スタート
最初は樹林帯の登り。結構あついです。
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最初は樹林帯の登り。結構あついです。
まだ山頂にわずかにガスがかかる程度。
まだ山頂にわずかにガスがかかる程度。
大鳥池を見下ろし
大鳥池を見下ろし
これから進む稜線も
これから進む稜線も
ここもかなりのヒメサユリロード
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ここもかなりのヒメサユリロード
視界が開けていると最高の道
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視界が開けていると最高の道
雪渓と緑のコントラストがなんとも言えません
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雪渓と緑のコントラストがなんとも言えません
こちらは終わりかけかな
こちらは終わりかけかな
結構なガスに
いたるところがヒメサユリロード
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いたるところがヒメサユリロード
視界がなくなり花を楽しみながら
視界がなくなり花を楽しみながら
以東岳山頂です。
以東岳山頂です。
ガスが濃くなってきました
ガスが濃くなってきました
小屋直前の雪田です。ガスだと先が見えませんが、距離は短いです。
小屋直前の雪田です。ガスだと先が見えませんが、距離は短いです。
小屋到着1番のり。
小屋到着1番のり。
夕方に一時ガスが晴れました!
夕方に一時ガスが晴れました!
小屋から駆け上がります♪
小屋から駆け上がります♪
わずかな時間でしたが、却って印象的に
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わずかな時間でしたが、却って印象的に
なんとも言えない時間
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なんとも言えない時間
3日目・・・
しばし待ちます
以東岳山頂にて。(3日目写真はこれだけ)
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以東岳山頂にて。(3日目写真はこれだけ)

感想

天気に翻弄された連休。
秋田方面なども検討しましたが、結局当初から予定していた朝日へ行きました。

土曜日からの行程を考えていたのですが、前日の天気予報を確認し、急遽、金曜日からの出発。
準備の都合もあり、一日目は遅めに出発し、
1日目:泡滝ダムから大鳥小屋テン場でテント泊
2日目:以東岳を経由し狐穴小屋へ。荷物をデポって寒江山ピストン。狐穴小屋泊。
3日目:狐穴小屋から泡滝ダムへ戻る
という予定で出発しました。

1日目
泡滝ダムへ車を停め、出発。
天気は薄曇りですがまずまず、なだらかな登山道が渓谷に沿ってずっと続きます。
雪渓や朝日定番の吊橋、美しいブナの森を抜け、3時間ほどで大鳥小屋へ。
この日はここでテント泊。
大鳥山荘のテン場は草が生えフカフカで、テーブルなどもあり快適なロケーション。
加えて、この日のテン場使用は我々のみ。小屋で買ったビールを飲みつつご飯を作り、ゆっくりテント泊を満喫しました。
日が暮れるころには以東岳の姿もすっかり見え明日に期待し就寝です・・・。

2日目
天気は曇り。
以東岳も山頂がちょっと隠れるくらいのガスですが、徐々に晴れることを期待し出発です。

出発後間もなく、しばらく続く急な樹林帯の道が続き、単なる重りとなったテントの負荷もあり結構汗をかきますが、樹林帯を抜けるとなだらかにのびる稜線の道が続きます。
登山道の両脇にはピークを過ぎたもののまだまだ花も多く、雪渓と緑のコントラストの山容とも相まって朝日に来たことを実感します。

ですが、徐々に天気は下り坂。
山頂に近づくにつれガスも濃くなり、更には雨も降ってきて、視界も10m程度。
所々明瞭ではない箇所を通過し、景色を想像しながらしばらく進みます。
雪田を抜け整備された道になるとまもなく狐穴小屋到着。
このあと寒江山の往復を予定してましたが、とりあえず1階の端にスペースを確保し様子を見ることにしました。

小屋はきれいに管理され快適なのですが、3時頃まで待つも天気は変わらず、この日の寒江山は断念、明日の早朝に繰り越しすることとし、あとはまったりモードに。

徐々に人も多くなり、5時頃には夕ごはんを済ませて、本を読んでいると外が徐々に明るくなっている様子。
外に出るとガスが晴れ視界が開けてきました。
青空とはいきませんでしたが、夕日に照らされた雪渓や稜線がなんとも。
わずかな晴れ間でしたが、それが却って印象的な風景となりました。

3日目
3時にアラームをセットし目を覚ますも、更に天気は悪化。
結局、今回は寒江山をあきらめ、そのまま下山することにしました。

しばらく天気の回復を待ちましたが、回復の兆しもなく6時半に小屋を出発。
下山時は最後まで雨でした。また、稜線上は風もかなり強く、横から顔に当たる雨が痛いほど。
樹林帯に入りようやく風をしのげる状態になりました。
お昼に大鳥小屋でちょっと休憩し、管理人さんとちょっと情報交換。
あとはすっかり濁流となった沢に沿ってひたすら進み、ようやく登山口に到着。

登山口には車が数台ほどありましたが、静かな感じ。
じっとり湿った装備を片付け、最後は道の駅にしかわにてお風呂とソフトCでさっぱり〆ました。

先週に続く朝日再訪も天候はガスと雨と強風。
昨年のガスの大朝日に続き、快晴の朝日の峰々にますます思いがつのる結果となりましたが、終わってみると大鳥でのテン泊や狐穴小屋での僅かに見えた印象的な風景が何とも言えず、また重い荷物と暴風雨にもかかわらずそれなりに楽しんでいた自分達もあり、ある意味登山の魅力に浸ることができた今回の山行だったかなと感じました。

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コメント

お疲れ様でした。(^O^)/
三日間の山行お疲れ様でした。
朝日連峰の山々にはヒメサユリロード至る所にありますね
ガスの一瞬の晴れ間の景色は荘厳です。
山に神様がいらっしゃると思わせる風景ですよね

冷えたビール美味しそう
大荷物よくぞ背負って登れましたね 〜感心感心
2012/7/19 7:29
インゲン豆
 アクティブに行動されてますね〜
雨なのに(失礼!)感想文はポジティブ
 しかも祝瓶山をやっつけたあとなのにタフネスなbody
恐れ入りました。

 以東岳山頂から見る朝日連峰主稜線と連なる山々は
言葉にできないくらい美しいんですよ。
(夕方から日没まで2時間ほど見惚れていた経験があります
 懲りずにまた踏みに来てくださいませ!

 狐穴小屋って綺麗なんですね。
以前、縦走した時泊ろうと思ったんですが
某大学の山岳部に完全に占拠されてしまい断念したことを思い出しました。

 インゲン豆が◎
山へ行くとなぜか野菜が恋しくなるんですよね〜

 次はどこを狙ってるのかしら? ワクワクww
2012/7/19 7:54
meikenさん こんにちは。山の神様!←
そう、そうなんです!!
あの夕方の時間はなんと言っていいのやら、一瞬の青空と夕焼けと、ちょっとだけ姿を見せてくれた山々にうっとりでした。
(主人、子供のように小屋のサンダルで駆け上がっていきました
その時外に出たのは、私たちと単独の男性一人の3人だったのですが、その方の笑顔も忘れられないくらい素敵で、山って人を子供に戻してくれるなぁってつくづく思います。

meikenさんの花山行のおかげで、花オンチの我々もちょっとずつ覚えてきて、今回も霧の中の花々を「これは〜」って楽しみました。
山に咲く花々は一見弱弱しいのに、暴風・雨の中でも揺れながらも地面にしっかり根を張っていて、最終日の帰り道かなり励ましてもらいました。
(あれで花がなかったら、くじけてたかも…

荷物、私のザック「だまし」らしいです。
見た目より重量ないんです。すまない旦那…って感じです
ビール、今回は大きな庭付き一戸建てにて賞味いたしました
2012/7/19 15:12
Zerryさん こんにちは。朝日病(重病にて)…
またもやガスの朝日。いつその素晴らしい稜線を私たちに見せてくれるのか?思いはつのる一方です。
多分最初に大朝日岳訪れた時、快晴だったらこんなに朝日に恋しなかったかも…。
逃げられるほど追いたくなる女心。ただ今私朝日連峰に「絶賛恋愛中」です

Zerryさん、いつも素敵な山頂時間過ごしてますよね!
実はよく話題に登場します。あんな風にゆっくり山頂で過ごしたいねぇって。

前向き←何をおっしゃる!祝瓶山への数回にわたるチャレンジ、荒天極まる船形山の山頂小屋。
前向き師匠と呼びたいくらいです
(今回も「Zerryさんも祝瓶山何度も行って絶景見たんだし、3度の残念?位なんだ!」って話してました)

いつかのような朝日連峰でのゴールデンタイムに出会いたい。
もう我が家「朝日熱・朝日病」の為、次回も・・・かな

野菜、キャベツときゅうりは必ず持参。いんげん、今回初でしたがいい出汁がとれてインスタントみそ汁がレベルアップしました。
定番入りです。
狐穴小屋、1避難小屋でした!ぜひ!
2012/7/19 15:16
うらやましい〜〜
 こんばんはkeen2さん,ma-kuroさん
俺行きた〜〜い 2泊三日の山旅
2012/7/19 20:52
こんばんはmeikenさん
朝夕の山の景色はなんとも言えず、今回はわずかな時間でしたが印象深い瞬間でした。
朝夕の山の景色はまた格別です。
meikenさんも、ぜひ今度は山泊まりで冷えたビールを堪能してください!
朝日はちょっとお高めらしいですけど、代え難いものがあると思いますよ〜。
2012/7/19 21:50
以東岳♪
zerryさんこんばんは。
以東岳からの景色や縦走路、聞くところによるとかなりのシチュエーションとのこと。
懲りるどころか、既に再訪は決定済みですw

狐穴小屋、簡素ですがきれいに管理されているので、おすすめです。
管理人さんもいい人ですし。
(でもやっぱり団体さんが苦手なので、本当はテントがいいんですけどね〜)

また、近いうちにzerryさんのホームにお邪魔します☆
いまのところ、主稜線をず〜っと歩くコースを画策中です・・・
2012/7/19 22:25
ぜひ!!
山旅はシンプルな分、2泊3日の旅行よりも簡単にいけますよ〜。
kajyukiさん、本当に行ってくださいね〜
2012/7/19 22:35
プロフィール画像
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