敗退 福岡佐賀県境 背振山系テン泊大縦走

- GPS
- 14:09
- 距離
- 35.2km
- 登り
- 2,352m
- 下り
- 1,397m
コースタイム
1:03 原田駅
1:30 基山登山口
2:25-2:45 基山
3:53 柿の原峠
5:07 大峠
6:54 九千部山別れ
7:42 三国境峠
8:33-8:45 七曲峠
9:34 坂本峠
11:06-11:20 永山峠
11:47 蛤岳
14:09-14:30 脊振山駐車場
14:37 背振山頂
| 天候 | 晴れ一時雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
姪浜駅 |
写真
感想
無念。あえなく敗退してしまいますた。
午前1時。終電で原田入り。初めての夜間行に少し緊張しながらも、予定通りにナイトハイクをスタート。
確かに日中よりは涼しいものの、無風の熱帯夜orz
深夜に75リッターのザックを担いで、独り山へと向かう不思議な感覚。なんにも悪いことをしていないのに「パトカーとすれ違ったら間違いなく職質だな」、、なんてことを考えながら基山に取り憑き。
ヘッドライトひとつで、どうなることかと思った夜間行でしたが、意外に無問題。ルートがしっかりしてる自然歩道なら道迷いの心配はまず無いし、虫も意外に寄って来ない。いや、昼間よりも圧倒的に少ない。なにより、日中の山行で最も鬱陶しい存在の「虻」が居ないのです。流石に、ライトを着けたままで、じっとしていると、蛾の類いがチラホラ寄ってくるので、休憩時は消灯する。針葉樹林帯で消灯すると、虫の気配も少なく、日常生活では味わえない、深〜い闇の世界に浸れる。
順調に歩みを進め稜線に出ると、少し風も出てきて、涼しくなってきた。
基山の山頂で、星空と夜景を楽しみながら、早くも一度目のビール休憩。ここまでは余裕のスタートといったところか..。
基山から舗装路を歩き、柿の原峠に到着。時計を見ると、既に計画から1時間遅れ。あれ?思ったより歩けていない。調子悪い??・・・そりゃそうだ。仕事終わりで寝ずに、20キロ担いで歩いてるんやから、これで普通やったら鉄人や。アカン、こりゃ計画ミスorz
案の定、ペースは上がらず、九千部に着いた頃には2時間遅れ。この頃から左膝が痛みだし、頻繁に休憩するようになってくる。
七曲峠に到着すると、これか入山する方から「凄いずぶ濡れやね〜」と声をかけられ、しばらく立ち話。汗の量が尋常じゃなく、べっちゃべちゃの私を見て、沢登りでもやってきたのかと思ったそうで(大汗)
2時間半ほど遅れて坂本峠に到着。なんとしたことか、この道すがらハイドレーションの飲料水を飲み尽くしてしまった!まずい。この先は背振まで水場がない。缶ビール5本でここから背振まで。完全な計画ミスである。飲料水は行動時間に比例して持たなければならないのに、いつもの日帰り山行の感じで、1日分とビールだけしか積んでいない。最悪orz
この頃には右膝も痛みだし、降りのペースがまったく上がらないし、飲み水を切らしたことによる精神的ダメージが大きい。なんとか背振までは缶ビール5本で行くとして、このペースで行くと、三瀬峠へは19時着くらいになるな〜、とか考える(まだ行く気でした)
痛む膝をかばいながら、休み休み蛤岳を目指していると、みるみる雲行きが怪しくなり、大粒の雨が降り出してきた。慌ててザックカーバーをかけ、山行を続ける。既に汗でずぶ濡れだったので、レインウエアを着けづに歩いていたんですが、これがまずかった。
けっこうな雨量で、瞬く間に、歩道は沢状態になり、雨水がシューズに浸水。膝は冷えて痛みが増すし、もコンディション最悪orz
40分くらいで雨も上がり、どうにかこうにか蛤岳を経て、背振を目指すが、今度は雷雨に見舞われる。恐かった〜。ここで完全に折れてしまった。戦意喪失。
膝の状態は最悪だし、シューズぐちょぐちょorz とても三瀬峠まではたどり着けそうにない(泣)
計画から遅れること4時間。14:09に背振山駐車場に到着。自販機でコカコーラを買って貪るように一気飲み。
取り敢えず、今日、三瀬峠まで行くのは諦めたけど、ここでテン泊して、膝の回復を待ち、明日行けるとこまで行こうか、それとも下山するか、と悩んでいると、蛤岳付近で立ち話した方が、「これからどうするの?」「行くの?」「下山するなら乗せてこうか?」と声をかけてくれました。天使のざわめきか、悪魔のささやきか、、、、、、で「お願いします」と。
私は自分に「負け癖」をつけたくないので、リタイアが本当に嫌なんです。モーレツに悔しいです。
今回は反省の多い山行になってしまいましたが、計画を修正して、絶対にリベンジします。
でも次は、涼しくなってから、2泊で計画します。
冷えたビールを持って待ってて下さった chengfu さん、たどり着けなくてごめんなさい。
本当にごめんなさい。
********************
移動時間:13:37
移動距離:35.16km
登り:1988メートル
降り:1049メートル
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コメント
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hayashiya




















こんばんは、e-hayashiさん
徹夜で重量物を背負ってナイトハイクだとペースが落ちない方が不思議ですよ〜。
それに金山分岐に着いてちょっとして、雨がパラつき遠くで雷も聞こえました・・その時、蛤岳は雷雨だったんですね。ほんとお疲れ様でした〜。
私のことは全然気にしなくていいですよ〜
2ケ月、山に行ってなくて体が訛ってたので、歩荷トレーニングのつもりでしたから・・
それにしてもテン泊装備で1日で35キロあるいて、2000mの登り・・驚異的です
リベンジ頑張ってください
大変でしたね
chengfuさんの記録で、中止のような話が出ていたので、ちょっと心配していました
でも、健脚のhayashiさんでもこんなことがあるんですね〜
暑いのはやっぱりきますね〜
次回挑戦去れるときは、ぜひ途中で“クロス”できるような計画立てたいな〜なんて考えています
ただし、私は移動中の
計画が甘甘でした
地図上で計るより、実際には距離も高低差もありますね。
背振までで35kmですから、全行程で70〜80kmはありそうです
夏期に1泊で走破しよう、なんて無茶な話だと体で学習してきました
涼しくなったら、リベンジっす
初体験のナイトハイクは上々でした
おかげ様で山行の幅が広がりました
今後はライトひとつあれば、日没を恐れずにすみそうです
クロス
9月上旬にリベンジできたら、と思ってますので是非是非
はじめまして、KUROCHANと申します。
仕事が終わって寝ずに20キロ担いで夜中に35km
歩くとはもの凄いの一言ですね
次回の挑戦、頑張って下さい。
お疲れさまでした
なんとも私からしたら違う世界の話のようで
重い荷物で山を30数
素晴らしい恐縮ですが賞賛させていただきます
ありがとうございます!
山行記録をいつも参考にさせて頂いてます
次回はしっかり睡眠をとってリベンジしたいと思います
ありがとうございます!
できれば走破した記録をアップしたかったっす
でも、まだまだやりますよ〜
ドMむき出しで
20kg越えないと、腰が定まりませんよね〜
時間も、季節も、天候も ついでに仕事も関係なく・・・
オトコノ浪漫でございます
フレー フレー ha・ya・shi
エールもらっちゃいましたね
今日、職場のスタッフから、
「山登りの何が楽しいんですか?」って聞かれたんですけど、
そう、、、ロマンだす
私も100キロウォーキング練習の仕上げで9月中旬の3連休を狙ってま~す。
それと私も職場の同僚達からは、「一人で山に泊まってなにが楽しいの?」と突っ込まれていますが、こればかりはやってみないとわからんですよね~
このコースの厳しさはよ〜く知ってるだけに、検討にエールを贈ります
お疲れ様でした。
この時期は水ですね、やっぱり。
秋から初冬に掛けて、私も三度、挑戦します!
その、M具合にぃ、ニンマリする・・113(*^_^*)
100ウォークに影響が無いよう、
できれば1ヶ月前くらいにやりたいですね
ただ天気の都合もあるので、
週休を温存しながら1週〜3週目で再挑戦しようと思うとります
申請ありがとうございます!登録しました
背振の下見はほぼ113さんの記録を参考にさせて頂きました。
いや〜、健脚ですよね〜
でやっぱ、Mなんすね〜
登録、ありがとう御座います
100キロ5位さんに“健脚〜”いわれても、お恥ずかしい限り・・・
ご覧の〜
“え〜むさんっ♪、この指 とぉま〜れ”っと
113
私は違いますヨ〜
ちょっと、変なところとか、誰もいないところとか、ハードそうなところとか、夜中とか、大雨大雪とか、ブルーシートと枯れ木でテント仕立てたり、初めてのところにいきなりテント泊するくらいで、初心者山が〜るのようなと言う事さえおこがましい、控えめなものです。
山ギアも可愛く、スコップとか、ナタとか、鋸とかそんなファンシーなものです
あんたらちょっとオカシイのとちゃうか〜
ちょっとちょっと、お二人さん。
何を言われてるんですか〜???
113さん、
確かにウォーキングではそこそこ歩けます。
が、平地で空荷だからこそで、山行で活かせるのは稜線歩きぐらいですよ
登り降りでは先輩方の足下にも及びません
heychanさんの趣向は「S」とか「M」のレベルじゃないっしょ。
もう、ぶっ飛んでる系ですよ
好きですけど
ナタ、鋸・・・ほっ
さてさて、楽しみ楽しみ
113
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