記録ID: 226167
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
北穂高岳 涸沢から東陵ルート 草紅葉はじまりかけ
2012年09月15日(土) ~
2012年09月17日(月)
YAMA555
その他2人
- GPS
- 52:40
- 距離
- 33.3km
- 登り
- 1,804m
- 下り
- 1,793m
コースタイム
1日目:7時間35分(かなりゆっくりペース)
6:40上高地(朝食)7:05→明神8:00→徳沢9:10→10:25横尾→11:55出合→14:40涸沢テント場(就寝20:00)
2日目:8時間20分
(4:40起床)涸沢テント場5:50→東稜取付き7:25→陵線7:40→ゴジラの背8:35→10:45北穂高小屋11:35→南稜梯子場12:50→涸沢小屋14:10
3日目:5時間20分(かなりゆっくりペース)
涸沢テント場6:05→出合7:15→横尾8:30→徳沢6:30→明神10:35→上高地11:25
6:40上高地(朝食)7:05→明神8:00→徳沢9:10→10:25横尾→11:55出合→14:40涸沢テント場(就寝20:00)
2日目:8時間20分
(4:40起床)涸沢テント場5:50→東稜取付き7:25→陵線7:40→ゴジラの背8:35→10:45北穂高小屋11:35→南稜梯子場12:50→涸沢小屋14:10
3日目:5時間20分(かなりゆっくりペース)
涸沢テント場6:05→出合7:15→横尾8:30→徳沢6:30→明神10:35→上高地11:25
天候 | 1日目:晴れ→夕方から雨 2日目:快晴→曇り 3日目:曇り→上高地は晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
仮眠後6時過ぎにタクシーにて上高地に入ります(約30分)。6時頃かなり満車に近い状態でした。 タクシーは1台4000円。行きは2人組と同乗し1人頭800円。帰りは3人だったため1人頭1,350円。バスを待つ時間から考えると乗っちゃいます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●上高地〜涸沢 明神、徳沢、横尾とそれぞれ約1時間で計算してゆっくり歩きます。 横尾からは登山道っぽくなりますが、とても歩きやすい道です。 今回は結構人がいたのでゆっくり登ります。 涸沢は、テン場かなりこんでいました。大きいテントは張れる場所が限られていますので注意しましょう。涸沢ヒュッテでは生ビール800円。500缶700円です。おでんは売り切れていて食べられませんでした。水場はトイレ上にあります。 早朝お手洗いかなり混みますので余裕を持って並ぶように。 涸沢より上は草紅葉が始まっていて、若干黄色い感じでした。木々が紅葉し始めるのはもう数週間先でしょう。 ●涸沢〜北穂高岳東稜 東稜ルートは南稜梯子場の少し前のザレ場からモレーンを越えて取り付きます。南稜の鎖場が見えてきた辺りで右方向へ曲がります。登り取り付き近くに行くと踏み跡ありますので辿って陵線に向かいます。ここからはザレていて浮石多いので、上からの落石と自分が落とさないように気をつけます。陵線直下は急斜面の岩場となりますがホールドスタンスはしっかりしています。 陵線にたどり着く展望が開けます。槍が素晴らしい。暫くは大きい岩が重なり合った岩っぽい登りです。ゴジラの背と呼ばれる核心部までは登り易かったです。振り返ると八ヶ岳、富士山、南アの大展望でした。 ゴジラの背は3ピッチに分けてザイルを出しました。3ピッチともスタンスがしっかりしているので確保なくても大丈夫かと思いますが、バリエーションで落ちたらアウトな急斜面ではあるのでザイルで確保します。 1ピッチ目は切り立った箇所の平行移動となるので登攀者を見ながらザイルを繰り出せます。 2ピッチ目は登った後平行移動。登りで登攀者が見えなくなるため、ザイルの出し方とか上手く連携する必要があります。風がなければ声は届きます。また最初の登りがいやらしい感じでしたが、その他はそれほど危険な箇所ではありません。 3ピッチ目は1ピッチ目と同じく平行移動です。足場をしっかり見ながら渡りましょう。 最後は懸垂下降で15,6m降りますが、なくても降りれる人は降りれるかな。 懸垂下降でゴジラの背は終了です。 あとは通常ルートに近い岩登り。落石だけ気をつけてしっかりと登ると小屋直下で大キレットルートと合流します。 ●北穂高岳山頂〜南稜 山頂からは大展望です。小屋のテラスは大賑わい。 南稜は結構急な斜面なのでつまずかないように気をつけながら降りました。 途中の大梯子まで来ると東稜との分岐地点です。 ●温泉 いつもの如く島々の竜島温泉せせらぎの湯にて汗を流しました(500円也)。 シャンプー、ボディーソープ、露天風呂、ドライヤー、貴重品ボックス、食堂、休憩室あります。 |
写真
感想
今年8月に大キレットで訪れたばかりの北穂高岳ですが、今回は若干バリエーションである北穂東稜ルートを登りました。
初日はテント幕営後に若干雨に降られましたが、夜は天の川が見えるほど澄んだ夜空。翌日は朝日に輝く穂高連峰を見ることが出来てしばし神々しいその光景に目を奪われた。
楽しみにしていた東稜。陵線への登りは若干ガレているものの、思っていた以上に登りやすかった。陵線を振り返ると富士山が見えて、左には南稜を登る人の姿が米粒のように見えた。稜線からは岩場の登りとなるが、危険な個所はなくホールドスタンスとも安定していた。
核心部のゴジラの背といわれる岩峰は、切れ込んでいるものの思った以上に足場がしっかりしており高度感さえ慣れれば大丈夫そう。落ちたらアウトなので念のためザイルを使って3ピッチに分けて登った。
ゴジラの背からの懸垂下降も慎重にこなし、あとは小屋まで登るだけ。東稜ルートは面白いルートでしたが、ザイルを出すところは意外に少なくバリエーションとしてはとっつきやすかった。
草紅葉が始まってきたが、来月初旬は紅葉見頃だろう。今年の北アルプスはこれで終わり。来年は西穂高縦走、表銀座、裏銀座のどれか歩きたいものだ。
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どうも、はじめまして。
最近、ロッククライミングを入門したての者です。
沢登りなどから入っているのですが、
いつかこのコジラの背を行きたいね。
と、仲間で話していました。
どんなとこか、全く知らなかったので、
大変参考になりました。
ありがとうございました。
Pleiadesさんコメントありがとうございます。
通常ルートの登山も楽しいですが、沢登、バリエーション、冬山始めるとまた山の楽しさが広がりますね。
私はピークに詰められる沢登り結構好きです。多少記録も残しておりますので、よろしければご覧ください。
ゴジラの背は南稜から見ると稜線に登るのも大変そうに見えますが、ガレていますが、それほどでも危なくなかったです。ゴジラの背の核心部はしっかり確保できるように打ってありますのでご心配なく。最後の懸垂下降箇所もスリングついて問題ありませんでした。
是非登り詰めて北穂高からの展望を楽しんでさい。
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