白屋岳

2020年05月20日(水) [日帰り]

• GPS: 03:43
• 距離: 9.2km
• 登り: 1,015m
• 下り: 909m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:49
• 休憩: 0:52
• 合計: 3:41

距離 9.2km 登り 1,015m 下り 909m

10:35 スタート地点
10:44 10:49 白屋展望台公園
10:59 川上中学校コース登山口
11:06 11:07 白屋林道登山口
11:19 11:20 白屋辻
11:40 11:42 川上中学校コース分岐
11:51 11:58 大平
12:15 12:41 白屋岳
12:58 13:04 大平
13:10 13:14 川上中学校コース分岐
13:31 白屋辻
13:46 白屋林道登山口
14:16 白屋展望台公園

前半は植林地をひたすら登るつまらない道、露岩を超えると台高山地らしい気持ちのいい道が山頂まで続く。

天候

曇りときどき風　下山後晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

奈良交通特急バス　大和上市〜湯盛温泉杉の湯　970円
やまぶきバス　大和上市〜白屋　200円
日帰りならいずれかの利用になるかと。

コース状況／危険箇所等

不明個所なし。
間違いそうなところには必ずテープがある。

南西尾根や中学校登山ルートはわかりません。

その他周辺情報

杉の湯温泉は6/1から営業再開。
道の駅杉の湯は営業中。アルコール類の販売はなし。
なぜかじゃばらを推している。

写真

山間部、ダム、斜面にへばりつく集落。奈良県を代表するかのような典型的な風景だ。

ゴリゴリの大自然を力づくで切り拓き、住める場所を無理やり見つける。終わらない土木工事。無くならない雇用。
これぞ奈良県。THE・奈良県南部だ。

ここは白屋集落。大滝ダムがつくられたさいに起こった地滑りにより全戸移転を余儀なくされた集落。今は石垣だけが当時の様子を想起させる・・・。

ノスタルジアに浸りつつ林道を詰めると見つかるのがこのヘルメット。

人工林を登り詰めると視界が開ける。大平だ。金剛葛城をバックに大滝ダムが望める。
条件がそろえばここからあべのハルカス、六甲山、北摂の山も見える。

大平。南には百合が岳と大天井岳が見える。

人工林の尾根を登り詰めるとモミジ・・・カエデ？何？とバイケイソウがわんさかあるところに出てくる。新緑がきれい。

バイケイソウもっさり。

露岩の上にむき出しの木の根っこ。いかにも台高山地らしい道になってくる。

台高山地の痩せ尾根といえば？石楠花だろう。きれい。

山頂に到着。広い。

松阪の田中さん、めっちゃよく見る。

午後になって雲がどんよりしてきた。山上が岳、稲村が岳、大日岳などが見えている。

下山。
山中に捨てられたエンジンってかっこよくないですか？

下山。こういった、本来曲がるのだけれどまっすぐ進んじゃいそうな場所にはテープがつけられている。親切な山だ。

かつては畑があったであろう造成地。梅が生えている。

造成地には桐も生えている。村で女の子が生まれたけれど嫁ぐ前に村が移転になったのだろうか。

登山口近くにはトイレ、あずまや、クソ広い駐車場がある。今は新型コロナ感染拡大防止のために閉鎖になっている。感染拡大・・・無人の廃村でいったい誰に感染させるつもりなのだ。

大滝ダム辺縁にある遺構。橋の跡かなんか？

白屋集落跡を振り返る。そりゃあ地滑りも起こるだろうよという斜面。奈良南部の民は木を求めてこんな場所にも住み着いたのだ・・・人間こっわ。

歩道歩くのに超邪魔なんですけど。

大滝ダムには謎の龍のオブジェがある。全身が見えてない状態、初めて見た。6月に吉野川分水が始まるのでそれまで水をためているのだろうか。お風呂に浸かってるみたいで気持ちよさそう。

砂防ダム直下に幼稚園作る計画、よく通したな。当時の責任者の神経を疑う。

丹生川上神社上社より白屋岳を臨む。
丹生神社って数多すぎていみわからんねん。どんだけ辰砂とれたんやろ奈良県。井光というのもキラキラした辰砂鉱山のことよね？

元宮遥拝所から白屋岳。白屋岳に元宮があったの？嘘くせー。

丹生川上神社上社。縄文時代中期末から後期初め（約4000年前）にかけての祭祀遺跡が発見され、復元したものが展示されている。

タカオカミノカミです。昔から水源地なんだなあ。

スタンプラリーです。

飴です。酒粕みたいな味でした。50円か100円が相場です。

何が起こるんです？

杉の葉っぱ何に使うんだろ。

感想

yumihito

　213回目の山行です。どうも、ゆみひとです。
奈良県民のためにダムに沈んでくれたたたえるべき川上村の山、白屋岳に行きました。かつて源義経がこの地にある八幡神社に白羽の矢をそなえたことから白矢が白屋になったという伝説がある（『分県登山ガイド奈良県の山』）白屋集落ですが、平成15年に完成した大滝ダムに注水した際集落内に亀裂が見つかり、地滑り防止工事をするために全戸移転となった集落で、今は当時の石垣が残るのみです。
　なんで義経なんでしょうね。奈良南部といえば平維盛じゃないのでしょうか。

　白屋岳にはメイン登山道が3つあるようですが今回は尾根道を歩きました。下りは南西直登尾根を歩こうかと思いましたがどちらにしろ植林地を歩くしょうもない道だろうと判断し来た道を戻りました。谷道は怖そうだったので当初より想定外です。しかし川上村の中学生はその谷道を毎年登っているようですね。カッコいい！
　学校登山は子供を山嫌いに育てる一番の方法ですね。

　下山後は道の駅まで続いている歩道（トンネル内にもある）を道の駅杉の湯まで歩きました。バスまで時間があるので丹生川上神社上社に寄りました。

　すでに世界は元の様子を取り戻しつつあるようで、奈良、三重、和歌山、なにわ、名古屋ナンバーが見られました。sarscov2くらいではしゃぎすぎなんですよね世の中ね。

　今日も無事下山しました。ありがとうございました。