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Yamareco

記録ID: 26485
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

燕岳

2008年06月07日(土) ~ 2008年06月08日(日)
 - 拍手
GPS
28:35
距離
10.6km
登り
1,454m
下り
1,448m
天候 曇時々晴
過去天気図(気象庁) 2008年06月の天気図
アクセス
車から見た朝焼け
車から見た朝焼け
第三ベンチまでは新緑が広がる
第三ベンチまでは新緑が広がる
合戦小屋を越えた辺りから展望が広がる
2008年06月07日 14:40撮影 by  DMC-FX55, Panasonic
6/7 14:40
合戦小屋を越えた辺りから展望が広がる
槍も見えてきた
2008年06月07日 15:24撮影 by  DMC-FX55, Panasonic
6/7 15:24
槍も見えてきた
燕山荘から。
雪と緑と石のコントラストが素敵
2008年06月07日 15:57撮影 by  DMC-FX55, Panasonic
6/7 15:57
燕山荘から。
雪と緑と石のコントラストが素敵
イルカ石だそうです
イルカ石だそうです
朝日がちらっ・・・
朝日がちらっ・・・
私のお気に入り
予報に反してお天気でした
予報に反してお天気でした
撮影機器:

感想

梅雨入りしたし、あんまり天気は期待せず。
予報によると土曜は晴れ時々曇り、日曜日は雨。
日曜は下山だけなので、土曜日に雨が降らなければ・・・と祈りつつ、
今回の心配事は夜の高速200キロ運転。ちゃんとできるかな?

通勤割引を使う時間制限があったため、
職場を飛び出して、(私にしては)結構飛ばす。
しゃくなげ荘駐車場へは22時前到着。

そのまま車の中で仮眠をしようとして重要なことに気がついた。
運転をした後の私の状態、神経がピリピリしていて寝れないんだった。
つまり・・・
一睡もできず(ノ°▽°)ノ

4時半起床(寝てないけど)コンビニに買出しへ行くと、すごい朝焼け!
これで一気にテンション上昇。
そして再びしゃくなげ荘について気がついた。
駐車場には・・・私の車しかない(T_T)
本当にここでいいのかな?と不安になる。
一人って、こういう不安の繰り返し。慣れなくちゃ。

5時15分、バス到着。乗客・・・私のみ。
運転手さんが気を使って話しかけてくれたけど、
私は一番後ろに座っていたので聞き取れず。
『*@☆○□*!!』
『え?』
『*@☆○□*!!』
『・・・え?・・・あぁ!(オトナ的、適当な相槌)』
『・・・・(聞いてないだろ?の目付き)』
せっかく話しかけてくれたのに、ごめんなさい_(._.)_

本当は上まで車で来れたのに、道幅が狭いと聞いてたので諦めた。
どんなものかと外を見てみると、上までちゃんと舗装道路ではあるのに、
道幅は確かに狭い。バスなんてすれ違いは無理だ。
この時間にすれ違いはないだろうけど(結果、1台もなし)
でも1時間弱ずっとドキドキしてるのも嫌だなぁ。来なくてよかった。

6時前に有明荘到着。有明荘の無料休憩室で休ませてもらう。
2時間あるからよし寝るぞと意気込むも、やっぱり眠れず。
外は晴れてるし、落ち着かないし、寝れるわけもなく。
睡眠時間結局なし(>_<")

今日の登山教室参加者は5人で、私と男の人と、後は家族3人。
8時集合、8時20分ごろ出発、8時40分中房温泉登山口出発。
ビギナー教室とはいえ・・・ものすごいスローペース。
でも寝不足の私にはちょうどいい。気持ち悪くなることもなく登れた。

9:20 第一ベンチ
10:00 第二ベンチ
10:40 第三ベンチ
11:25 富士見ベンチ
12:15〜45 合戦小屋
13:00〜14:00 滑落停止訓練
14:10 合戦小屋発
15:50〜16:10 燕山荘
16:50〜17:00 燕岳
17:35 燕山荘着

第三ベンチ下まではほとんど雪はなく、新緑の青々とした登山道を行く。
第三〜合戦までは時々出てくる感じで、歩きにくくなってくる。
合戦から上まではほぼ雪はついてる感じで、アイゼンを付けると安心して登れた。
ここで滑落停止の訓練、初体験なのでちょっとドキドキ。
お手本を見てから、一人ずつ滑っていく。
みんな、結構上手だった。そして最後は私の順番。
見事にそのまま滑り落ちて行く私の体・・・遠ざかるみんなの姿。切ない。
『形はいいと思うんですけどねぇ』とガイドさんも苦笑い。
最後までうまくできず、すっかり気持ちもしぼむ。
さぁ行きましょうとみんな歩き出す。私、『うっかり』滑る。
滑落停止!!あ、止まった(笑)。

ここから、槍が見えてくる。
どんどん雪山が目の前に迫ってきて、気分は高まる。
天気は最初は晴れ、段々雲ってはきたけど展望は大丈夫。
燕山荘に着いた時は、写真で見た燕の姿に感動した。
燕岳山頂にも行ったけど、山頂からの景色より、燕山荘からの景色の方がいいな。
変わった形の岩たちが、この景色をカッコイイものにしていた。
そして燕山荘の正面に立っているかわいい石像に、目が釘付けになる。
『あれ、ふくろうですか?』と聞いて失笑を浴びる。
どうやら有名版画家(?)の作品らしく、山男の像だとか。

途中ちょっとだけあられのようなものが降ったけど少しだけ。
ほとんど天気も大丈夫で、大満足。
夕食もモリモリ食べて、参加者とも段々と打ち解けていった。
宿も空いてて、とっても贅沢に場所を使えた。
私の大好きな、荷物散らかり放題、広げ放題。
食事後、睡魔が遅い7時30分にはお休み・・・
日の出の4時まで1回も起きずに熟睡した。

そして2日目。
4時・・・・目覚ましが鳴っている。
あれ?なんかやけに静かではないか。
ガイドさん、
『4時くらいになればみんなガサガサしますから、嫌でも目が覚めますよ!』
って言ってなかったっけ・・・誰も起きていませんが。

外を見ると真っ白。
まぁダメなんだろうなぁと思いつつ、一応外へ行ってみると、
ほらやっぱり、誰もいない。
後ろからおじさんが降りてきたけど・・・これで2人。
一応うっすら明るくなってきたので一度上着を取りに帰る。
いつまでたっても赤くなる様子もないので一度部屋に戻ったものの、
ちらっと外を見たら、おやぁ、赤い先端が見えている(ノ°▽°)ノ

一瞬赤く見えたけれどそのまままたぼやけてしまった。
というわけで幸せの二度寝へ突入。
6時から朝ごはんを食べて、7時からはロープワーク。
そういえば前に色々習ったけどすっかり忘れていたので、
またできたことは嬉しい。
ダブルフィッシャーマンと8の字をマスター。今度は忘れない!

8時40分燕山荘発。
愛しの石像ともお別れ。ふくろうなんて呼んでごめんよ。
今日もかなりのゆっくりで、
9:50 合戦小屋
10:40 富士見ベンチ
11:10 第三ベンチ
11:45 第二ベンチ
12:05 第一ベンチ
12:35 中房温泉登山口
12:50 有明荘

下りは雪があると結構怖い。
ピッケルとアイゼンのありがたさが身にしみた。
私はバスに間に合わないので温泉は諦めるつもりが、
参加者の一人の方が親切にも送ってくれるとのこと、
温泉を独り占めしてゆっくりできた。
いいねぇここの露天風呂、広いし。

帰りは眠気に襲われることもなく、渋滞に巻き込まれることもなく、
ちょっと分岐でギリギリで車線変更したりとか、
後ろから徹底的にあおられて挙動不審になったりしたけど、
無事200キロ・・・全行程422キロ、走破しました。

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燕岳(中房温泉から往復)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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