奈良倉山ー向山縦走
- GPS
- 06:00
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,709m
- 下り
- 1,364m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:小菅の湯〜金風呂(小菅村営バス)100円 金風呂〜JR奥多摩駅(西東京バス)680円 |
感想
今回は、まだ歩いたことのないルートで奈良倉山に登り、未踏の向山まで足を伸ばしてから、温泉に立ち寄って帰る計画を立てた。
私が乗った浅川行きのバスは、登山口のある中風呂方面には行かないので、浅川入口でバスを降りる。すぐに目の前の車道を数匹の猿が横断して行った。小猿がとても小さい。登山口まで4kmほど車道を歩く。今日は、かなり寒い。
小寺のバス停の先に、佐野峠と書かれた道標がある。橋を渡って、登って行くと民家の庭先に出て、犬に吠え立てられた。道を間違えたかと思ったが、これが正しい道のようだ。すぐに巻き道になり、折り返して尾根に取り付いた。
標高800mくらいから雪が出て来た。西原峠に飛び出す手前で、5〜10cmほど。
西原峠からは、太い作業道が続く。誰にも踏まれていない新雪を踏んで、快晴のなか進んで行く。
途中、富士の眺めがとても良いところがあった。今日も、堂々とした姿。
積雪は15〜20cmくらいになって来た。特に北側の山陰に入ると深くなる。
先ほどから私を先導するように飛んでいるのはルリビタキだろうか。頭が青く、脇がオレンジ色で可愛らしい。
この道からは西の眺めがいい。大峰など私の登ったことのない山々が見えた。
奈良倉山手前までは作業道が続き、最後の高度差50mほどを登山道で登った。
山頂には誰もいない。古いトレースもないところからすると、先週の3連休でも誰も登っていないのかもしれない。
木に囲まれた山頂で、倒木に腰掛けて休憩する。以前来た時は、周りで宴会が開かれていて落ち着けなかったが、今日はとても静かだ。
ここから一度鶴峠まで降りる。北側の斜面だから雪が多いだろうと、ここで軽アイゼンを着けた。
下りのルートは、雪に覆われてしまっている。以前、歩いた時の記憶を頼りに東側に進み、少し先でトラバースして戻る。積雪は、20cm〜25cmくらい。この先も雪で不明瞭な箇所が続き、慎重に進む。途中から古いトレースが出て来て安心した。それに従って下って行くと鶴峠に降り立った。
ここからは三頭山に向かう登山道で、少し登り返す。南側のため、積雪は5〜10cmくらいになった。
向山に進む尾根は破線ルートになっている。分岐となっている1270m付近の小ピークを見逃さないよう気をつけて進む。しかし、向山に延びる尾根が、手前からずっと見えていて、分岐には立派な道標もあり、見落とすことはなかった。
破線ルートに入っても木の階段や道標もあり、良く整備された道のようだ。地形図を確認して、西側の尾根に入り込まないように東側の斜面を意識して進む。鶴峠からここまでもトレースがない。
迷いマークの付いている1146ピークは、手前を巻くように道がつけられている。その先は、稜線を西に進んで行くだけだ。15cmほど積もった雪を踏んでいくと、向山に到着した。
山頂には巨大な木製の櫓があった。展望台と書かれている。古く朽ちかけながらも、聳え立つ姿は味わい深い。登ってみようと思い、階段の下まで行ってみると、ロープで塞がれていた。その脇の古いプレートには「危険ですので気をつけて上って下さい」の文字が。少し前までは登れたのだろう。
年老いた展望台の下に座って、三頭山を眺めた。ここから見ると、本当に三つの頭に見える。
ここから余沢まで下るルートは、雪で道が隠され、最初が分かり辛い。下り初めてすぐ「この先崩落、通行不可」のプレートを見て、少し不安になるも、結局、危ない所はなかった。通行不可なのは、登山地図の破線ルートになっている西側を巻くルートのようだ。
今日は、誰にも出会わない静かな山行だった。ずっとトレースの無い雪の上を歩いたためか、意外と足が疲れている。予定通り、小菅の湯で疲れを癒して帰ることにした。
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