八ヶ岳【稲子湯から東天狗岳をピストン】
- GPS
- 07:14
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,078m
- 下り
- 1,082m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
写真
装備
個人装備 |
AKUクレスタ
|
---|
感想
雪山訓練のために、八ヶ岳の天狗岳に稲子湯近くのみどり池登山口からピストンしました。
今シーズン初の本格的寒波のために八ヶ岳にも積雪がしっかりあったので、ちょうどよい訓練になりました。
みどり池登山口の駐車スペースに車を停めて、林道の歩きはじめから道路には雪が数センチ積もっていて、気温も氷点下、本格的な冬山シーズンを体感です。
歩きやすさを考え、できるだけ林道を歩き、こまどり沢から山道を歩いて、しらびそ小屋のあるみどり池まで登ります。
みどり池までは踏み跡もあり、雪も柔らかかったので、アイゼンは装着せずに歩くことができました。
到着したみどり池は、先々週の姿とは変わって、雪に覆われ、真っ白でした。その向こうにあるはずの天狗岳はガスの中で、天狗の姿は見ることはできませんでした。
しらびそ小屋の前で装備を整え、アイゼンを装着しました。
中山峠分岐からはトレースがなくなり、積もったばかりの雪を踏み分け、中山峠まで高度を上げていきます。
地面は雪の白で一色にそまり、木々に積もった雪もまた美しく、冬山の美しさの一片をこの時点で見ることができました。
急登を登り切った中山峠で、ヘルメットやゴーグルを装備し、いざ、森林限界へ。
積雪の少ない岩場では、足の置き場に苦労しながら、それでも、風は思ったほど強くなかったので、順調に歩を進め、東天狗岳の頂上に向けて高度を上げていきました。
途中で、何人かの登山者とすれ違いましたが、当然、みんな雪山装備です。
ゴーグルはちょっと大げさかなとはじめは思いましたが、ゴーグルのありがたさを感じました。
天狗の鼻を巻くと、東天狗岳の頂上標柱がガスの中にかすかに見え、ほっとしました。
頂上は誰もいなくて、独り占めだったのですが、ガスっていて眺望も望めないので、早々にもと来た道を下山開始しました。
高度をだいぶ下げてきたところで、雲が切れて、ところどころ陽光が指すようになり、雪に覆われたシラビソの森が眼下に広がりました。
振り返ると西天狗岳の頂上も見えるようになっていて、やっと天狗岳の全貌を見ることができました。
中山峠から急登を慎重に下り、途中でアイゼンを外し、チェーンスパイクに履き替え、無事に登山口まで戻ることができました。
積雪の多さから、途中撤退の可能性も覚悟しながらの雪山訓練山行でしたが、天狗岳の頂上を踏めたことは、とてもよい経験になりました。
今回は、風がそれほど強くなかったので、まだまだ超初心者の私でも頂上に立つことができました。
これから迎える厳冬期はもっと厳しい体験が待っていることと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する