たいら山 花見山行(桜)


- GPS
- 02:03
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 751m
- 下り
- 758m
コースタイム
- 山行
- 2:04
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:04
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今年も春が来た。人でごった返している麓の花見スポットを避け、行ったことのない甲斐百山の中から桜が綺麗そうな山を選んだ。
コースタイムが短いため、朝はゆっくりめに家を出た。車で登山口に向かう途中からも、桜が登山道に沿って茶色の山肌の中にぽつぽつと見えていた。だんだんと近づくにつれて期待を膨らませていたが、駐車場に着いて驚いた。車でごった返しており、無理なく駐車できたのは私で最後くらいなものだった。さすがに行動開始が遅かったか……。
気を取り直して登り始める。登山口の手前でももう葉桜になり始めた桜の花吹雪が綺麗だった。登山道に入るとむしろ植わっている密度は減るが、数十メートルごとに満開の桜が目を楽しませてくれて、登るのが辛くない。道も広くて歩きやすい。徐々に標高が上がるにつれ景色の良い場所が出てきて、八ヶ岳や白根三山をバックに桜を見られる。牧歌的な笛の音も次第に大きくなってきた。……笛?
答えは不意に目の前に現れた。特段展望の良い桜の下で、民族衣装の飾りを身に着けた女性が笛を吹いていた。曰く、これはサンポーニャという楽器で、毎年イベントに合わせてここに笛を吹きに来ているという。見下ろす田園風景と、膨らみ始めた桜と、素朴な笛の音が心地よい。いつまでも聞いていたかったが、汗が冷えて寒くなってきたため先に進んだ。
すぐに尾根が平らになり、鳥居をくぐると神社が建っていた。付近は数十人の人でごった返しており、異様な雰囲気である。イベントとはこのことか。つまりここで追い抜いてしまえば後は人が減るのだろう。ここでは休憩をせず、逃げるように先を急いだ。
すぐに林道に合流し、912m峰を巻く。稜線に近いだけあって、西側にはこれまで見えなかった荒川〜赤石が見えた。終点かららまた登山道になる。これまでの、桜に飾られた広い登山道とは打って変わって普通の登山道だ。桜を見に来ておいてなんだが、やはり山屋にはこちらの方が落ち着くものだ。
たいら山山頂にも昼食をとる人がそこそこいた。とりあえず写真を撮り、休憩しようかと思ったが、ここまで1時間も歩いておらず、展望も八ヶ岳が少し見えるくらいだったため、先に進むことにした。中央市のパンフレットに「日本三名峰展望遊歩道」とあるだけあって、富士山も見えるもっと良い景色の場所があるのだろう。
そう期待して歩いていたが、気が付くと関原峠に着いていた。……あれ?どこか富士山見えたところあったっけ……?残念だが、戻るほど見たい訳でもなく、関原峠口に下り始めた。
この下りがまた厄介だった。古道だったためか道がえぐれていて、底に石が転がっていて歩きづらい。しかも落ち葉が積もっていてそれが見えない。展望ポイントも1箇所を除いてない。それでも下りなら淡々とスピードを上げて歩けるので、まだマシと言うものだ。
関原峠登山口からは、車道を2km強歩いて車まで戻った。駐車場にはさらに車が増えており、路上駐車する車列がずらりと並んでいて、ちょっと引いてしまった。まあ私もここに車を停めているのですが……。急いで車に乗り、逃げるように帰った。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する