焼岳 奥穂様顔を出してと待つが


- GPS
- 04:26
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 845m
- 下り
- 844m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
問題ない |
その他周辺情報 | 中の湯 沢渡温泉 白骨温泉など |
写真
感想
2023年(令和5年)7月27日(木)
焼岳 奥穂様顔を出してと待つが
春の残雪時か秋の紅葉を目当てに登り、炎天下の中は初めて。
駐車場は思っていた以上に混み合い満車状態に驚く。
時間的にも早いのに、ほとんどの方が出発していた。
青空が広がり、登り始めた頃の山頂は絶景が広がっていたのだろう。
笹がきれいに刈られた登山道。
登り始めの急斜面も濡れているが滑らない。
リンドウ平まではコメツガなどの樹林帯の下を歩き快適そのものだった。
目の前に焼岳南峰・北峰の双耳峰が噴煙を上げて異様な姿を現わす。
下掘沢からは目の前に焼岳、振り返ると奥穂高岳・吊り尾根・前穂高岳の稜線が見られた。
シルエットのごとく霞沢岳が堂々とした姿を現わす。
笹原の緑も美しく南峰の稜線肩には乗鞍岳・十石山の姿が。
樹林帯を抜け日射しが強く感じられる火口縁への登り。
それでも爽やかな風が吹き気持ちいい。
ただ北峰の噴煙が垂直に昇るのが見られ山頂付近は風もないのだろうかと登り続けた。
順調に火口縁に漬く。
火口湖の水面が穏やかで岩稜帯が映る姿は初めて見たような気がする。
その先には雲が今にもかかりそうな笠ヶ岳の三角錐が美しい。
音を立て噴煙が上り硫黄の匂いが多少する。
見上げると北峰山頂に登っている方を眺めることができた。
最後岩場を横切り急登して山頂にたどり着く。
岩場の急峻なところが足場も良くなり登りやすくなっていた。
硫黄の匂いが漂いできるだけ避けるように一気に山頂へと出た。
賑わう山頂、新たな山頂表示も設置されていた。
下掘沢からは見えていた奥穂から吊り尾根が雲の中だ。
遠く槍ヶ岳、そして西穂高岳・前穂高岳は眺められるのだが。
現われそうで姿を見せない奥穂高岳だった。
結局山頂で40分ほど待ってみたが姿を現わさない奥穂だった。
ここ数日、北アルプスに雲のかかり始めるのが早いような気がする。
気になったのは西鎌尾根の先に見えた2つの白っぽい山。
笠ヶ岳の稜線から、双六岳は分かり、その先に三俣蓮華、黒部五郎岳、あるいは鷲羽岳だろうか。
山の形・方向からすると、黒部五郎と鷲羽岳が重なり、野口五郎岳の優しい稜線ではないかと判断してみたが断定はできない。
奥穂高岳の出現を待ちながら山頂でのんびりできた。
もう少し早めに山頂に着いていればとの思いもあったが、つい時間を忘れ滞在した。
下山したのは、それでも午前中というのが焼岳の気楽なところか。
ふるちゃん
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