十字峡日向沢「牙を剥く崩落雪渓にやむ得ず撤退」新潟県南魚沼市

2015年07月20日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 2.1km
• 登り: 79m
• 下り: 79m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:00
• 休憩: 0:30
• 合計: 2:30

7:30 十字峡登山口
8:30 9:00 日向沢出合
10:00 十字峡登山口

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

関越自動車道の六日町インターから、三国川ダム、十字峡方面は30分程。
十字峡には、巨大な砂防ダムがあり、ダムの向かって右方には、200名山で越後三山の中ノ岳の登山口がある。
沢への道は、この登山口にある。

コース状況／危険箇所等

中ノ岳の登山口は、十字峡の砂防ダムに向かって左手にある、コンクリート拭きの斜面にある。沢へはこの登山口を入りすぐに、左手を曲がる。
しばらく、ダムの湖面沿いに踏み跡を進むと、左手に河原が見えるので、黒又沢の河原に降りる。
この河原を進むと、右手にある一つ目の大きな沢の出合いが日向沢だ。
本来、ここを3時間半ほど遡行すれば、中ノ岳5合目にある日向山に出る。
しかし、今回は、沢の出合いから厚さ約2mの崩落しかけの雪渓が牙を剥くように沢の上流まで、続いており入渓は不可能と判断し、やむなく撤退。
今年は、魚沼地方は「暖冬だが多雪」であったようで、思った以上に沢には残雪が残っていたようだ。
完全な雪解けは8月後半になるかもしれない。

写真

7/20 10:05

十字峡にある巨大な砂防ダム
登山口はこのすぐ右方

7/20 10:00

登山口
沢へは左へ

7/20 7:40

しばらくダムの湖畔沿いの藪を進む

7/20 9:40

途中から河原に降りれる。
ピンクテープを目印

7/20 9:40

黒又沢の
河原からダム方面を振り返る。
距離は数百m

7/20 8:59

河原を進む。
すぐに残雪が現れる。
当日は真夏日だが水が冷たい。

7/20 8:29

あちこちらに、まだ厚い残雪が。

7/20 8:55

日向沢との出合い付近は、一面の雪渓

7/20 8:43

まだ2m以上の積雪だが、崩落している部分も

7/20 8:49

日向沢は、真夏に開けた冷凍庫の様な濃い霧が立ち込めている。
出合いからは、真ん中が裂けた崩落雪渓があり。
崩落雪渓は上部まで延々と続いている。

7/20 8:47

もう1枚
崩落雪渓が牙を剥いている様だ

撮影機器：

F-02G FUJITSU

装備

個人装備

ソフトシェル ズボン ザック 昼ご飯 行動食 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 携帯 ツェルト ナイフ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー スリング ロープスリング セルフビレイランヤード ディッセンダー ハンマーバイル ナイフブレード ジャンピングキット 渓流シューズ トポ ルート図

共同装備

ロープ

感想

echigonogaku

難易度の高い新潟県の沢の中で、比較的上りやすく、それでいて新潟県らしい奥深い沢の雰囲気がある沢という触れ込みで、遡行してみようと試みたが、まさかの出合いからの崩落雪渓には、度肝を抜かれた。
魚沼の沢は、残雪の溶け具合を頭に入れておかなければならないことを思い知った一幕であった。