旅伏山〜鼻高山
- GPS
- 03:22
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 678m
- 下り
- 676m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好に整備された一般登山道 |
写真
感想
出張先の出雲にて早朝のご来光登山を試みることにする。出張に同行する若手のK君も
旅伏山の登山口までは出雲市の駅前のホテルからは20分ほどの距離だ。登山口には車が20台ほど停めることが出来そうな広い駐車場が整備されている。
駐車場からは木製階段が整備された幅広い登山道が続いている。この時期、道幅が狭いと蜘蛛の巣が多いのたが、その心配があまりないのが有難い。ひとしきり急登が続くが、登るにつれて斜度が緩やかになる。
山中に小さな神社があり、神社を回り込むと旅伏山の展望台に到着する。南側に大きく展望が広がる。展望が良い場所との情報ではあったが、残念ながら東のご来光の方角は尾根の方角と重なっており、ご来光は期待出来なさそうだ。山頂は西側のピークであることに気が付く。
旅伏山の山頂は地図では近くに見えるが、光の加減のせいだろうか、展望台からはそれなりに遠く感じられる。時刻は4時25分、日の出まで15分ほど。先に進むことにする。実際に歩いてみると、山頂までは確かにわずかであった。山頂は樹林に囲まれた地味なところであり、展望は全くない。山頂でしばらく待っているとK君が到着する。
なだらかな尾根を西に進むと、杉木立の樹間からは朝陽が昇ってくるのが辛うじて垣間見える。空気が澄んでいるせいなのだろう。日の出の方角に全く雲が見当たらない。そのせいか朝日が真紅に染まっているようだ。
尾根が急に下降に転じると、伊勢谷峠にたどり着く。まだ朝陽の差し込まない峠は鬱蒼とした雰囲気であり、峠を南北に横断する古道と交差する。この道は北にある鰐淵寺への参詣路としても重要な路だったのだろう。
伊勢谷峠から鼻高山にかけては緩やかに標高をあげていく。尾根には東から朝陽が差し込み、黄金色の木漏れ日が辺りを染める。鼻高山の山頂は唐突に開けた場所に飛び出す。振り返ると朝陽が宍道湖に反射を落としていた。右手には大山のシルエットが見える。眼下には出雲平野を流れ宍道湖の注ぎ込む斐伊川の流れが広がっている。視線を左に移すと、三瓶山が目を惹く。
涼しい風に吹かれて休んでいるとK君が到着する。一息つくと、山頂からは一気に山麓に向かって下降する。キャンプ場と記された古い道標に従って登山口に降りるが、登山口の周辺にキャンプ場の気配は感じられなかった。
K君は飲料を携行していなかったので、かなり喉が渇いたようであり、車路に出ると自動販売機を探すが、高浜の駅に至るまでに自動販売機は全く見当たらなかった。駅で20分ほど待つと川跡行きの一畑電車がやって来る。川跡駅ではすぐに出雲市駅から来た松江しんじ湖温泉駅行きの電車に接続する。旅伏駅で下車するとここには自動販売機があり、K君はようやく水分を補給することが出来るのだった。
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